全国各地で熱戦が繰り広げられているラグビーワールドカップ2019。9月28日(土)は、日本代表の第2戦が開催されます。第2戦の対戦国は、世界ランキング1位のアイルランドです。
会場となる静岡県・小笠山総合運動公園エコパスタジアム(以下、エコパスタジアム)までのアクセス情報、全国各地にあるパブリックビューイングでの観戦方法について解説します。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
日本代表、第2戦の会場は静岡県エコパスタジアム
試合が行われる会場は、静岡県袋井市にあるエコパスタジアムです。会場のある袋井市の隣、磐田市は2015年大会で活躍した五郎丸歩選手らが在籍するチーム、ヤマハ発動機ジュビロの本拠地もあり、ラグビー熱が高い地域です。
収容人数は今回使用される会場の中で「2番目」
エコパスタジアムの収容人数は最大5万889人で、今大会で使用される会場の中で2番目に大きなスタジアムです。また、縦9.6メートル×横19.2メートルの大型ディスプレイが2つ設置されてあり、鮮明なリプレイ映像を映し出します。小笠山総合運動公園内にあるため豊かな自然の中で試合観戦が楽しめるスタジアムです。屋根が360°あり、スタジアムを覆っていますが完全屋内にはなりません。曇りの予報ですが、心配な場合は雨具の用意があると安心です。
次の記事では、ラグビーワールドカップで使用される全国の他会場についても紹介しています。
ラグビーワールドカップ2019の会場
8月1日でラグビーワールドカップ日本大会まで50日となりました。東京駅八重洲地下街では「開幕50日前 ラグビーワールドカップ2019日本大会展」のオープニングセレモニーが執り行われ、この後8月20日まで大型パネル、各国代表のユニフォームや過去大会の貴重なグッズが展示されます。今回は、開幕を間近にしますますの盛り上がりを見せるラグビーワールドカップ2019の会場と試合日程について説明します。目次ラグビーワールドカップ2019年大会は日本開催!日本代表は前回イングランド大会で大活躍2019大会...
東京駅から会場までのアクセス
東京駅からエコパスタジアムへ行く場合の主要ルートは次のとおりです。
- JR東京駅→(JR東海道新幹線)→JR掛川駅、またはJR浜松駅→(JR東海道本線)→JR愛野駅→(徒歩)→エコパスタジアム
- JR東京駅→(東海道本線)→JR愛野駅→(徒歩)→エコパスタジアム
愛野駅からは徒歩で15分かかりますが、動く歩道やスロープカーが導入されているため、ベビーカーの方や車椅子の方にも使いやすい工夫がされています。掛川駅から小笠山運動公園はシャトルバスが運行しています。無料で5~10分間隔で運行される予定ですが、下車後15分ほど歩く必要があり、混雑も予想されます。
なお、ラグビーワールドカップ2019の試合開催日は、会場の駐車場が閉鎖されるため注意が必要です。JR東海は、エコパスタジアムで試合が行われる日に東海道線で臨時列車を運転すると発表しています。公共交通機関を活用して会場まで向かいましょう。
JR東海道本線で行く場合は「交通系ICカードのワナ」に注意
しかし、静岡県外からJR東海道本線を利用して会場に向かう際には一つ注意しておきたい点があります。それが、ICカードの「エリアまたぎ」です。
たとえば、JR東京駅からICカードでJR東海道本線に乗る場合、会場のあるJR愛野駅の自動改札機からは出られません。これは、東京駅から熱海駅がSuicaエリア、熱海駅から愛野駅はTOICAエリアで、エリアをまたいでいるため。
ICカードは各エリア内で完結する利用が前提となっているので、自動改札機では処理ができず、駅員に出場処理を依頼しなければなりません。当日は海外からの訪日外国人も数多く会場に訪れるため、混雑も予想されます。あらかじめ切符で入場しておくといった準備をしておくのも一つの手でしょう。
パブリックビューイング観戦で楽しもう
世界1位のチームと日本代表が戦う様子を日本で見られる絶好の機会ですが、残念ながらチケットは完売しており、当日券の販売はありません。
どうしても試合会場の熱気を体感したいという方には、全国各地で開催されているパブリックビューイングへの参加がおすすめです。今からでも間に合うパブリックビューイングで観戦できる場所を解説します。
1. 開催都市に設置されたファンゾーン
ラグビーワールドカップ2019では、次のような全国の開催都市に、どなたでも無料で入場できる「ファンゾーン」という会場が設けられます。
- 札幌
- 岩手・釜石
- 埼玉・熊谷
- 東京(2か所)
- 神奈川・横浜
- 静岡
- 愛知・豊田
- 大阪・東大阪(2か所)
- 神戸
- 福岡
- 熊本
- 大分
エコパスタジアムの近くだと、駿府城ラグビーパークとソラモ・えんてつホールにファンゾーンが開設されています。ファンゾーンでは、パブリックビューイングだけでなく人気芸人のステージや出場国の名物グルメなどを楽しめます。どちらも入場無料です。
東京だと、有楽町と調布のファンゾーンでパブリックビューイングが行われ、こちらでも体験や食のエリアがあります。試合を開催する都市にはファンゾーンが設置されており、各ファンゾーンでもパブリックビューイングが実施されます。
2. 全国各地のスポーツバー
会場などにいけない場合でも一体感を楽しめるのが、ラグビーワールドカップ2019の放映をしているスポーツバーです。英国風パブの「BRITISH PUB HUB(通称、ハブ」では、東京をはじめ大阪、福岡の店舗でも放映が決まっています。ハブのWebサイトからパブリックビューイングを実施する店舗を調べて参加してみましょう。
3. その他のパブリックビューイング実施場所
今回のラグビーワールドカップでは、公式ファンゾーン以外でも全国各地でパブリックビューイングが実施されています。たとえば東京都では、丸ビル1階のマルキューブや、相手国であるアイルランドの大使館でも行われるようです。
ラグビーワールドカップはオリンピックに向けた予行練習
2020年7月24日にはいよいよ東京オリンピックが始まります。1年前に行われる国際大会ということで、予行演習とするには良い機会です。
まだ開幕から約1週間ですが、予想以上の盛り上がりを見せ、周辺の飲食店や宿泊施設が対応に追われているという「嬉しい悲鳴」が聞こえている一方で、観戦客のマナーに関して疑問視する出来事も起きています。
ラグビー観戦の外国人、電車内で乱痴気騒ぎSNS炎上:観光立国のために考えるべきこと
ラグビーワールドカップの観戦客と見られる外国人が、電車内で大騒ぎする様子がSNS上で拡散されています。世界的イベントが日本で開催されると、インバウンドの増加により経済振興も期待できる一方で、日常生活が脅かされる可能性もあります。今回ネガティブな形でその懸念が現実に起こってしまい、こうした状況に「東京オリンピックではどうなるのか」といった不安感が引き起こされてしまったことは否めないでしょう。目次ラグビー観戦の外国人の電車内での行動がSNS上で波紋を呼ぶ一種の観光公害問題ともいえる「マナー違反...
来年の東京オリンピックは、今大会の全国開催とは違い、会場が比較的首都圏に集まっているため、外国人観光客への対応に懸念が生じる可能性が高いです。飲食店や宿泊施設をはじめとする店舗は、今回のラグビーワールドカップを通じて得られた学びや反省を活かして、インバウンド対策を検討しましょう。
ラグビーワールドカップ2019でもインバウンド対策は間に合うので、次のページも合わせて読んでください。
【ラグビーW杯】今からできるインバウンド対応は「ビールを6倍用意する」
9月20日からラグビーワールドカップ2019が始まりました。特にラグビー日本代表は28日のアイルランド戦での勝利でさらなる盛り上がりを見せています。今回は、そのラグビーワールドカップについておさらいしていきます。目次ラグビーW杯開幕開催地・会場開催日程長丁場だからこそ、いまからでもできるインバウンド対策1.ビールをいつもより在庫増やす2.多言語化といっしょに写真をそえる3.今回を東京五輪や今後のインバウンドの予行練習とする今読むべき訪日ラボ記事W杯関連五輪関連 コミュニケーション、多言語対...
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
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→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
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