【週刊中国News】ユニバーサルスタジオ北京2021年開業 アリババと提携、おじさんの「北京ビキニ」に批判ほか5選

公開日:2019年10月24日

訪日ラボ編集部が、中国現地ニュースから注目のトピックを紹介します。

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1. ダブルイレブンを前に赤信号!?EC「京東」子供用椅子に問題でピンチ

キーワード:ダブルイレブン、EC、京東

▲[ダブルイレブン(11月11日)に向けたセールを宣伝]:京東公式サイト
▲[ダブルイレブン(11月11日)に向けたセールを宣伝]:京東公式サイト

11月11日のダブルイレブンセールに向けて、各種アプリや市内での宣伝が盛んです。

こうした中、中国の国営放送であるCCTVが、中国ECの大手「京東」が取り扱う子供用の椅子が安全基準を満たしていないものが多いという指摘をしました。

上海市市場監管局(消費者の安全のために商品の管理などを行う公的機関)の検査によると、他の大手ECサイトでも品質に問題があることが確認されましたが、京東で検出された問題はそのプラットフォームの大きさもあり、かなりの規模となっているようです。

二大大手ECサイトのこうした事態に、動揺が広がっています。中国でも、商品の安全性にこだわる消費者は非常に多くなっています。それが子供向けの商品であればなおさらです。

問題のあったメーカーの商品の取り扱いを停止することでこうした不信感を払しょくしていくと考えられますが、現状ECサイト側ではこうした問題を事前に見抜く体制が整っていなかったようです。

今後は取扱商品の豊富さだけでなく「製品の安全性が担保されているか」といった視点で勝ち組となるECサイトが出てくるかもしれません。

2. 北京ユニバーサルスタジオ2021年開業、園内デジタルスマート化戦略をアリババと提携

キーワード:レジャー、テーマパーク、家族

▲[提携発表の様子]:央广网 2019年10月17日
▲[提携発表の様子]:央广网 2019年10月17日

10月17日、アリババが北京ユニバーサルスタジオジャパンと園内サービスのスマート化で戦略的提携をすることを発表しました。

スマホバーコード決済を提供するアリペイ(支付宝)はじめ、アリババ傘下の様々なITサービスを北京ユニバーサルスタジオ内で展開します。

ユニバーサルスタジオ北京は2021年に開業予定です。中国国内では初、全世界では六つ目の開園となります。開業すれば、中国も日本と同じく、ディズニーランドとユニバーサルスタジオの両方があるということになります。

北京の副都心地域における観光の目玉スポットとなる予定で、現在観光客にあふれる北京ですが、こうした観光客の混雑緩和の解消と新たなニーズの受け止め先となると考えられます。ますます北京の観光市場の発展が進みそうです。

日本にもディズニーランド、ユニバーサルスタジオジャパンがありますが、これらを訪日旅行の目玉とする観光客も少なくありません。中国にユニバーサルスタジオ北京が開業した後は、中国国内旅行や東南アジア等からの旅行者が北京を目指すことも考えられ、差別化に工夫が必要となってくることが予想されます。

スムーズな体験ができるよう、アプリ等ITサービスとの連携を高めていくことも重要でしょう。

3. さわやかな中年になりたい男性が急増?

キーワード:中年男性、さわやか、基礎化粧品



ここ数年、中国では「中年油腻男人」(中年で、肌に皮脂が浮いているような男性)に対する風当たりが強くなっています。夏には、中国人の中年男性が暑さを緩和するために行うトップスのまくり上げが批判されていました。こうした行為は「北京ビキニ」とも呼ばれています。

あるスポーツ関連の媒体では、こうした周囲に嫌われる中年にならないためのいくつかのポイントを解説しています。身に着けるものや体形の維持についてだけでなく、振る舞い方にも多く言及しています。品性はお金で即時手に入るものではなく、それゆえに貴重なものと言えます。スマートな人物になりたいという中年男性は、今後増加していくかもしれません。

また中国でメンズエステの市場開拓や男性用洗顔フォームの販売の際には、こうした消費者心理を念頭に取り組むと良いかもしれません。

4. 5G通信で「スマート医療」がスタート

キーワード:5G、医療

▲[スマート医療戦略協力の式典の様子]:中山网 2019年10月17日
▲[スマート医療戦略協力の式典の様子]:中山网 2019年10月17日

10月16日、チャイナモバイル(中国移動)の子会社である広東省の中山移動と、中山市人民医院、そして成都の中国移動産業研究院が「スマート医療戦略協力」の提携を行いました。

中国国内ではここ数年、医療をインターネットに接続させる様々な試みがなされています。医薬品のインターネットを通じた販売等を通じて、「西域貧困地域」の僻地医療などの問題を解消することを目指しています。

広東省は中国を代表するIT企業ファーウェイの本社所在地でもあります。医療とインターネットの最新の形は、今後広東省や成都を中心に研究や実装が進んでいく可能性もあるのではないでしょうか。

年内に中国国内に整備される国内の5G基地局数について、15万カ所に達するとの報道もあります。特に北京市、上海市、成都市(四川省)、深圳市は、年末までに1万カ所の5G基地局設置を目標に掲げていると言います。

また5G特許の出願数で中国は世界全体の34%を占めて1位という結果も現在あります。今後「医療×インターネット」で、日本が中国に学ぶことが多くなっていくかもしれません。

5. 中国の代理購入、韓国の飛行場が専用ゴミ箱を設置

キーワード:韓国、韓流ファッション、ソーシャルバイヤー、代理購入

▲[韓国コスメ]:イメージ
▲[韓国コスメ]:イメージ

中国国内でも韓流ブームは一時期より下火になりましたが、完全に消えたわけではありません。韓国ブランドは今でも中国市場で一定の存在感を放っています。

韓国も日本と同じく、中国人にとってショッピング目的の観光地となっています。現地で購入したものをECプラットフォームを通じて販売する「代理購入」で稼ぐ人も少なくありません。

こうした代理購入で大量購入した旅行者は、帰国の際に荷物の体積を少しでも少なくしようと商品の包装を空港で捨てていく姿がよく見られます。こうしたゴミは一日2トンにも及ぶと言われ、かなりの量となっています。

韓国の仁川空港ではこうした事態に対応するため、来年、中国人バイヤー専用のゴミ捨てスペース開設を予定していると言います。日本以上の熱量で中国市場を積極的に取り込みにかかかっている様子がうかがえるニュースです。

日本でも、商品の包装が過剰になっていないかチェックしてみたり、民泊なで事前に荷物のパッケージングのサービスを開始してみたりすると意外な好評を博すかもしれません。

<参照>

https://www.afpbb.com/articles/-/3239227

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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