シンガポールと日本との関係とは?基本情報・中国語と英語・フライト所要時間・観光業界の数字・シンガポールでも人気な「日本のサブカル」を紹介

公開日:2019年11月15日

東南アジアの国シンガポールはマレーシアの南に位置し、世界的な金融センターとして知られています。有名なホテルや様々な観光スポットがあり、日本からの旅行先としても人気です。

この記事ではシンガポールと日本の関係、シンガポールから見た日本について紹介します。


シンガポールの歴史

シンガポールの初代首相はシンガポールの独立後、シンガポールに住むすべての民族が共存できることを理念に掲げています。公用語は4つあり、多民族国家として様々な文化を尊重している姿勢がうかがえます。

言語をはじめとした、シンガポールの基本情報を紹介します。

基本情報

[面積] 約720平方キロメートル(東京23区と同程度)

[人口] 約564万人(うちシンガポール人・永住者は399万人)(2019年1月)

[言語] 国語はマレー語。公用語として英語,中国語,マレー語,タミール語。

[宗教] 仏教,イスラム教,キリスト教,道教,ヒンズー教

[通貨] シンガポールドル(1SGD=約78円 2019年9月現在)

[チップ] 基本的にチップの習慣はなし

[年齢制限] タバコ、アルコールともに18歳以上

中国語・英語はどれほど話されている?

シンガポールの公用語は4つあります。

シンガポール統計局の調査によると、それぞれ話されている割合としては中国公用語 34.9、英語 36.9、中国地方語 12.2、マレー語10.7、タミール語 3.3、その他 2.0 (2015年時点)となっています。

シンガポールはマレー半島にありますが、イギリスの植民地時代に多くの中華系移民が入ってきたため、およそ7割が中華系の移民である国です。こうした事情から中国語も公用語のひとつとなっていますが、中国語ではマレー語話者とはコミュニケーションが取れない場合もあります。

シンガポールでは、公用語の中でも英語を使えばコミュニケーションできる場合も少なくありません。学校教育の場でも英語が主要言語とされているためと考えられます。

日本との距離
日本からからシンガポールへ行く場合の所要時間はどれくらいでしょうか。

羽田空港からの直行便のフライトの場合、所要時間は約7時間30分です。また関西国際空港や中部国際空港(セントレア)からも直行便が出ています。所要時間は関空が約7時間、セントレアが約7時間15分で羽田空港からよりも少し短くなっています。

料金をできるだけ安くしたいという場合には、LCCを利用して渡航することもできます、LCCのなかには台北やマニラ経由で行く便もあります。

現地時間と日本時間の時差は1時間です。シンガポールに到着しても時差ボケなどの影響はほとんどないでしょう。

シンガポールと日本の関係

2016年に国交樹立から50年となりましたが、日々のニュースでシンガポールとの間に政治的問題などを見ることは少ないと思います。

シンガポールと日本はこれまでどのような関係を築いてきたのか、両国の関係は良好なのかについて説明します。

日本との国交は ?

1965年8月9日に日本政府がシンガポールを国家承認し、翌年4月26日にシンガポールと外交関係を樹立しました。

2016年には国交樹立から50年が経ち、今現在も政治的な懸案事項はなく両国関係は良好であると言えます。

国を支える要人らの往来も活発で、多文化であるシンガポールと日本の間で様々な分野で交流が行われています。

観光業界事情:シンガポールを訪れる観光客数は?

シンガポール観光庁(STB)の発表によると、2018年のシンガポールへの外国人来訪客数(観光・ビジネス目的を含む)は前年比6.2%増の1,850万6,619人です。3年連続で過去最高となり順調に来訪客数は伸びているようです。

シンガポールを来訪する外国人のトップは中国です。2位はインドネシア、3位はインドで、日本は6位となっています。シンガポールを訪れる日本人は前年度比4.6%の増加となりました。

シンガポールの観光収入はというと、外国人来訪客数と同様、過去最高額を記録しています。ただし2017年に比べるとその割合は低く、伸び悩んでいる様子も見られます。

2016年はシンガポールと日本の国交樹立50周年

2016年はシンガポールと日本の国交が樹立されてから50年にあたる節目の年でした。それを記念し両国でさまざまなイベントが開かれ、スポーツカンファレンスや日本とシンガポールの短編映画を上映する映画祭などが開かれました。

首脳間では、シンガポールのビビアン・バラクリシュナン外務大臣が来日し、安倍晋三内閣総理大臣とリー・シェンロン首相の間でメッセージの交換があるなど、両国関係の更なる発展に向けた出来事となりました。

シンガポールが日本に抱くイメージは?

シンガポールでは世界的にも人気のある漫画やアニメといった日本文化が浸透していて、それらのイベントも多く開催されています。

どのような日本作品がシンガポール人に評価されているのか見ていきましょう。

シンガポールでも人気な日本のアニメ

日本文化を代表するアニメや漫画は、シンガポールでも人気があります。アニメなどのフィギュアやグッズを取り揃える店があったり、日本でも愛されるサンリオやポケモンのカフェが次々にオープンしたり、日本のカルチャーが受け入れられています。

シンガポールにはアニメの「オタク」が存在し、アニメや漫画などのコンテンツを発信する大型イベントが年に3回ほど開催されています。また日本のアニメや漫画好きな若者たちをクリエイターとして育て、日本のコンテンツ業界の国際展開につなげる講座も開催されました。

2018年には東南アジア最大のアニメフェスティバルも開催

アジアにおいて注目の高い日本文化の発信のために、東南アジア最大のアニメフェスティバル「C3 Anime Festival Asia Singapore 2018 (C3AFASG18)」が2018年に開催されました。

会場では日本のアニメ、ゲーム、音楽、キャラクター、漫画・ライトノベルなどが紹介されました。日本好きな外国人たちが「アニソン」を歌うコンサートがあったり、日本からは人気のアニメ声優の来場があったりと充実した内容となりました。

コスプレイベントも行われ、来場者数も多いアニメフェスティバルは、2018年で10周年を迎えました。

『君の名は。』新海誠ももちろん人気

シンガポールで人気のあるアニメ作品の一つに新海誠監督の作品があります。2016年公開の『君の名は。』は日本でも人気の高いアニメとして記憶に新しいのではないでしょうか。

シンガポールでは『Your Name.』というタイトルで親しまれ、映画ファンは聖地巡礼のための訪日旅行を企画しているといいます。

また新海誠が製作した大成建設のCMのシンガポール編は実際にシンガポールでも報道されました。短いCMの中にシンガポールに馴染みの場所が登場し、新海ファンを喜ばせたと考えられます。

シンガポールでも広がる日本サブカルの魅力

シンガポールは多民族国家であり、それぞれの異なる文化を受け入れる寛容性があると言えます。そんなシンガポールと日本は国交樹立から今年で53年になり、シンガポールにてアニメや漫画を中心としたイベントの開催も定期的に行われています。


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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