2019年は【中国+台湾+香港】からすでに1,300万人が訪日!中国語表記でおもてなしに差をつけるコツ:「普通語」と「標準中国語」の違いは?

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中国語翻訳のニーズがますます高まっています。同じ漢字を使っているため、日本人には身近に感じる中国語。しかし、日本語と中国語の差は想像以上に大きなものがあります。

例えば、日本語の「手紙」は中国語では「トイレットペーパー」のことです。この漢字を見ると中国人は「トイレ」を思い浮かべるかもしれません。また、中国旅行の経験がある日本人なら、空港などの公共施設で「工作人員」という標識をご覧になったかもしれません。この中国語は「職員」や「スタッフ」を表しますが、日本語漢字の語感から「スパイ」を思い浮かべた方は少なくないのではないでしょうか。

このコラムでは、中国語ニーズが今後も高まると予測できる理由、中国語の特徴、中国語に翻訳する場合の注意点について、具体的に解説します。

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2020年に向け、ますますニーズが高まる中国語翻訳

次の点を考えると、中国語翻訳のニーズは今後ますます高まるでしょう。

1. 在留中国人の増加が止まらない

一つ目は、日本に居住する中国人の数が年々増え続けているからです。

例えば、法務省が発表した「令和元年6月末における在留外国人数」の統計(※1)を見てみると、第1位は中国人で786,241人と、全外国人の27.8%を占めました。

この数字は大陸出身の中国人のみですが、香港台湾といった中国語圏の人たちを含めると30%を上回り、前年比約3%増となります。日本に居住する外国人の実に3人に1人は中国語圏の人たちで、その数は年々増加しているのです。

2. 訪日中国人の増加が止まらない

日本政府観光局JNTO)が発表した最新の数字(2019年9月末まで)(※2)によると、2019年の訪日中国人旅行者の累計は7,402,600人(前年比14.8%増)、台湾人は3,736,600人(前年比1.3%増)、香港人は1,660,900人(前年とほぼ同数)で、合計すると1,300万人に迫る勢いです。

全外国人のうち、50%以上が中国語圏からの訪日客で、その数はいまも増えています。 

3. 越境EC取引の増加が止まらない

中国には、年間100兆円以上の取引金額を誇る世界最大のECマーケットが存在します。そして、日本企業による中国向け越境ECでの販売は増え続けています。

2018年4月の経済産業省の報告(※3)によると、日本から中国向けの越境ECの販売額は1兆5,345億円で、2位のアメリカに大差を付けての第1位でした。しかし、2021年には約2兆8,500億円(つまり3年間で約2倍)まで増えると試算されており、この数字はまだまだ序の口のようです。

中国のインターネット利用者数は約8億3000万人(2018年12月時点)で、全人口に占めるインターネット普及率は60%しかありません。これからもインターネットの普及と共に、EC利用者は大幅に増加していく可能性があります。上記の予測は、むしろ控えめな数字なのかもしれません。

▲[2018年の越境EC市場規模]:経済産業省報告書より
▲[2018年の越境EC市場規模]:経済産業省報告書より

中国語の特徴を理解しよう!

上記の傾向を踏まえて、中国語での情報発信を増やしていくことが、大きなビジネスチャンスにつながるのは言うまでもありません。そのための第一歩は、中国語の特徴を正しく理解することです。では、日本語と似て非なる言語、「中国語」の特徴を整理してみしょう。

簡体字と繁体字の2種類の文字体系がある

中国語の文字は、簡体字(Shimplified Chinese)」繁体字(Traditional Chinese)」の2種類があります。

同じ漢字でも、次のように表記が異なります。 

▲[簡体字と繁体字で同じ単語を表記した場合の対比]:筆者作成
▲[簡体字と繁体字で同じ単語を表記した場合の対比]:筆者作成

かなり違うことがお分かりいただけるのではないでしょうか。

重要なのは、中国語圏の国によって、簡体字を使う地域と繁体字を使う地域とに分かれているということです。以下の図をご覧ください。

▲[簡体字を使う国や地域(黄色)と、繁体字を使う国や地域(水色)]:筆者作成
▲[簡体字を使う国や地域(黄色)と、繁体字を使う国や地域(水色)]:筆者作成

なぜ二つの形式が生まれたか?

元々は、中国語と言えばすべて「繁体字」で表記されていました。しかし、繁体字は画数が多く、昔はそれが原因で識字率が上がらないという問題がありました。

この続きから読める内容

  • 公用語と方言が存在する
  • まだまだある中国語の特徴~上級編~
  • 1. 声調言語
  • 2. 孤立語
  • 3. 「表意文字がない」ため、外来語の表記に工夫が必要
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この記事の筆者

株式会社アットグローバル

株式会社アットグローバル

株式会社アットグローバル 代表取締役 小田島耕治。1994年から約7年間、IBM系の会社で翻訳業務を担当した後、独立してアットグローバルを設立。25年間の翻訳業界での経験と、10万件以上の多言語翻訳の実績を活かし、世界の40以上の言語での翻訳サービスと、多言語化のコンサルサービスを提供中。インバウンド多言語対応に役立つ情報を発信いたします。

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