【18禁の海外旅行】日本の「性地」発掘:訪日観光客が驚く、日本のアダルトな常識…海外事例も紹介

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10月中旬、日本観光の新名所に関するこんなニュースが流れてきました。

熊本県苓北町の観光名所「おっぱい岩」の近くに鳥居の形のモニュメントが設置され、話題を呼んでいる。

「おっぱい岩」は同町坂瀬川の海岸で干潮時に現れる、女性の乳房にそっくりな形の岩。直径約2メートルで、下側先端は乳首のような形状になっている。十数年前から、触ると「胸が大きくなる」「母乳がたくさん出るようになる」などとうわさされるようになった。

「性」にまつわる観光は、実は多くの海外観光客を惹きつけています。

そんな今回は訪日外国人に有名な「性」にまつわる定番スポット、「聖地」ならぬ「性地」と、こうした観光資産を活用した観光客誘致のヒントになる情報をお届けしたいと思います。



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新名所「おっぱい岩」で観光PR

熊本県苓北町(れいほくまち)にある直径約1.5mほどの奇石は見事なまでに女性の胸に似ており、「触るとご利益がある」として観光客を集めています。

2019年10月、町の観光協会(森昭久会長)は「インスタ映えスポット」 としてPRするべく、近くに鳥居の形のモニュメントを設置しました。

モニュメントは高さ3・5メートル、横幅4・1メートルでコンクリート製。町観光協会が「おっぱい岩」側と、駐車場を下りた海岸側に2基設置。夕日をバックに撮影しやすく、対岸の雲仙(長崎県)が背景になるように場所を工夫したほか、看板を満潮時にも見える高さに掲げた。

観光協会はモニュメントのお披露目会で先着200名に記念の「おっぱいまんじゅう」を配布すること、そしてSNSに写真を投稿した人には粗品を贈呈することを発表しました。

お披露目会では地元の農産物が購入できる「マルシェ」も開くなど、思わずシェアしたくなるおもしろさを「町おこし」に繋げている好例です。

天草宝島観光協会の公式サイトでは、この岩について紹介するページを設けています。

▲[おっぱい岩]:天草宝島観光協会公式サイト
▲[おっぱい岩]:天草宝島観光協会公式サイト

訪日外国人知名度&人気NO.1の「性地」!?かまなら祭

外国メディアがこぞって取り上げる日本の「性」に関する有名地「金山神社」は国外問わず有名な観光スポットとなっています。

神奈川県川崎市の若宮八幡宮境内にあるこの神社は俗称「かなまら様」と呼ばれ、毎年4月に開催される「かなまら祭」が有名です。体験者のブログで「当日はローカル線は8割が外国人であった」と紹介されるほど、その認知度の高さが伺えます。

イベント当日は近隣の商店や交通機関も一緒になりイベントを盛り上げており、その人気がうかがえます。

かまなら祭りのヘッドマークをつけて走る電車
▲[かまなら祭のニュースをシェアするTwitter投稿]:編集部スクリーンショット

Twitter:かまなら祭のニュースをシェアする投稿(https://twitter.com/TJLINERlove/status/1114612657745608704)

性的シンボルを備えた様々な商品
▲[かまなら祭のTwitter公式アカウントの投稿]:編集部スクリーンショット

Twitter:かまなら祭の公式アカウントの投稿(https://twitter.com/kanayamajinjya/status/1114546532924059649)

この祭りは米ハフィントン・ポストや、英高級紙インディペンデントなど多くの海外メディアも取り上げており「正式」に日本観光の一部として紹介されています。

「男根」を祀る神社が多数…凸凹神堂(多賀神社)に惹きつけられる訪日外国人

他にも英字で更新されている旅行ブログに紹介された日本の「性」スポットがあります。愛媛県の多賀神社の中にある「凸凹神堂」です。

世界最高級の性文化資料館
世界各国の性に関する貴重な資料が数万点展示されており、日本国内はもとより、中国韓国インド、ネパールなどのアジア各国や、ヨーロッパ、南米に至るまで世界中から集められた性宗教、民俗、風俗資料文献などが保管展示されている。歴史ある品から近代の物まで、1日ではとても見て回れないほど大量な資料が所蔵されている。

凸凹神堂の境内に建てられている「粟島神社」は、医薬の神である少彦名命(スクナヒコナノミコト)を祀り、「婦人病」にご利益があるスポットとして有名です。

松山空港から車で2時間のロケーションは訪日外国人が訪れやすいとは言い難い場所ではあるものの、「性」というキーワードの魅力が、観光客の足を遠方まで運ばせているようです。

▲[ブログエントリ「日本のペニス神社」]:Trekking with Becky
▲[ブログエントリ「日本のペニス神社」]:Trekking with Becky


他にも日本には男根を祀る「性地」が存在します。以下はその一部です。

  • 田縣神社(愛知)
  • ほだれ神社(新潟)
  • 雲母神社(新潟)
  • 鏡山道祖神(佐賀)

18歳以上対象!東京性地ガイド「歌舞伎町・秋葉原」英字ブログが紹介

BBCにも紹介され、英・TRAVMEDIAのトラベルインフルエンサーにも選ばれたブログ「YouCouldTravel」では、今年9月に18歳以上を対象にした「東京ガイド」のコンテンツを公開しました。その中で、訪れるべき地として「歌舞伎町」と「秋葉原」を紹介しています。

秋葉原ではその欲望のままの商品展開のクレイジーさに触れ、MAP付きで点在するアダルトショップを紹介しています。

さらに秋葉原でできることとしては「専属メイドと巡る観光」や「英語で散策する秋葉原観光」のリンクが紹介されています。

同コンテンツでは日本では性的同意年齢が13歳であることも伝えており、これに対する驚きの感情を伝えています。

海外にも「性地」:Love Valley/愛の谷(トルコ)

イギリスメディアのMailOnlineでは、トルコの「Love Valley」をはじめ「性」にまつわる自然景観について紹介しています。

トルコの世界遺産、カッパドキアには「岩の芸術」と謳われ、奇妙な形をした岩が辺り一帯に広がるエリアがあります。その中でも、「ラブバレー(愛の谷)」と呼ばれる一角には、風雨の力で男性器に似た形に削られた岩があり、その大きさと形状から世界の注目を集めているそうです。

▲[Turkey's 'Love Valley']:pixabay
▲[Turkey's 'Love Valley']:pixabay

こうした「性」を連想させる観光地は、世界各地にあり、モリーズ・ニップル(アメリカ)、丹霞山 陽元石/陰元石(中国)も同記事では紹介されています。

「恋が叶う」「妊活がうまくいく」縁起の良さも

自然景観」以外でも、独特な観点で「性」にまつわる観光地になっている場所があります。

フランス・パリにあるジャーナリスト「ヴィクトール・ノワール」の墓は、撫でると「恋が叶う」「妊活がうまくいく」など様々な噂が流れており、観光客人気のスポットです。

▲[Victor Noir]:Wikipedia
▲[Victor Noir]:fliker投稿より

観光客を惹きつける様々な「性」コンテンツは都心以外の地でも観光客を導くことができる強力なコンテンツです。地域にある「性地」を見つけ出しSNS等を通じてうまくPRすることができれば、将来的に目玉観光地に育つ可能性もあります。

インバウンド施策に行き詰まった際は、柔軟な観点での観光資源探しに臨んでみるのもよいかもしれません。


<参照>

西日本新聞:「おっぱい岩」インスタ映え狙う!? 苓北町観光協会、鳥居モニュメント設置

天草宝島観光協会:おっぱい岩

2nd-train鉄道ニュース:【京急】かなまら祭のヘッドマークが掲出 

Trekking with Becky:Photo Friday: A Penis Shrine in Japan

いよ観ネット:多賀神社凸凹神堂

YouCouldTravel:Tokyo Adult Guide: 18+ Only Activities In Japan

MailOnline:Is that a mountain... or are you just pleased to see me? The world's most erotic natural tourist attractions revealed

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【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

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宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生

「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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