【ラグビーW杯の裏側】日本の治安をおびやかす?!開催期間に起こった事件まとめ:訪日外国人も被害に

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

2019年9月より2か月に渡り日本で初となる「ラグビーW杯」が開催されました。日本チームの歴史的勝利とベスト8進出といった興奮から、ラグビーの認知度がまたたく間に上がり、多くの人にラグビーワールドカップ(W杯、RWC)の存在を強く印象付ける機会となったようです。

そんな中、ラグビー客と地元住民との間でのトラブルや、ラグビー観戦のため訪れた訪日客が犯罪に巻き込まれるといった事態が多発しました。

今回は国際舞台の裏側で起きていたトラブルについてご紹介します。

韓国65%減を吹き飛ばしたラグビーW杯のすごさ、85%増の英国市場~数値で見るW杯~

日本政府観光局(JNTO)が11月20日に10月の訪日外客数を発表しました。 発表によると、イギリスからの訪日外客数は 6万8,400人と、前年同月比85.6%増と、単月として過去最高を記録しました。 韓国からの訪日客数が前年比65.5%減少した一方で、イギリスやオーストラリアといったワールドカップ(W杯)の訪日客数が伸びていることから、W杯による影響が読み取れます。 今回は、10月の訪日外国人客数とW杯によるインバウンドの結果を見ていきます。 関連記事 【海外の反応】ラグビ...



【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】

カンファレンスについて詳しく見てみる

W杯の観戦客が来店、飲食代93万円を請求して逮捕!

昨年11月、W杯観戦を目的に日本を訪れていたイギリス人男性が、東京六本木にあるバーで飲食をし、その代金として多額の金額を請求されるといった事件が起こりました。

マッチングアプリで知り合った中国人女性に連れられ店を訪れた同氏は「金を支払わないと殺す」などと脅迫され、カード決済の他にも現金を請求されたそうです。

今回の事件で、強盗未遂の疑いで東京都港区西麻布バングラデシュ国籍のバー経営ら男女3人が逮捕されました。

実はこの店について、訪日外国人から同様の被害が40件近く、警視庁に報告されているそうです。

この他にも様々な手法で、日本に来てW杯を観戦しようとした外国人を対象にした犯罪や、観戦目的で入国した外国人による犯罪が散見されました。

ラグビーNZ代表の偽タオル販売で、外国人の男3人逮捕

2019年11月、警視庁はラグビーW杯か開催中の競技場付近で、ニュージーランド代表のエンブレムが入ったタオルを販売目的で所持していた外国人の男三人を商標法違反容疑で逮捕したと公表しました。

警視庁幹部によると、三人は10月にW杯のニュージーランド(NZ)対ナミビア戦が行われた東京都調布市の東京スタジアム近くで、NZ代表の偽のタオル94枚を販売目的で所持していました。これはNZラグビー協会の商標権を侵害した疑いとなります。

偽商品は中国から輸入し、横浜市大分市など4つの会場で500~2,000円程度で販売されていたということです。

決勝チケットの詐取未遂容疑で、英国人を逮捕

海外の著名俳優が観戦するなどと語り、ラグビーW杯の決勝戦チケットをだまし取ろうとした、英国籍で住居不詳の容疑者を逮捕するという事件も起きています。

容疑者は、米国のカード会社に「チケットを用意できないか」などと俳優の関係者を装って電子メールを送り、決勝戦のチケットや関係者パスを用意させてだまし取ろうとしたそうです。事件は、カード会社側が嘘を見破り、警視庁に相談したことで発覚しました。

ヘロイン所持でアイルランド人2人を逮捕

警視庁新宿署は昨年9月末、ラグビーW杯のため来日されたとされるアイルランド国籍の2人を麻薬取締法違反(単純所持)の疑い逮捕したと公表しています。新宿区内のカラオケ店で所持していたそうです。

お祭り騒ぎであわや大惨事?!

他にも、4年に一度の世界大会に心踊らされたファンや選手たちによる事件も起こりました。

1. ウルグアイ選手が酒に酔って暴行騒ぎ

W杯開催中の10月、試合出場を終えた翌日に熊本市内の飲食店で従業員の男性を暴行し、店の備品を壊したとして事情聴取をされたというニュースが流れました。

その被害額は400万円ともいわれており、事情聴取の前にすでに帰国したと報じられています。

ウルグアイ選手による飲食店での暴行騒ぎに関するTwitter投稿
▲Twitter投稿:編集部スクリーンショット

Twitter:ウルグアイ選手による飲食店での暴行騒ぎに関する投稿(https://twitter.com/camomillem0703/status/1184453383559602176)

2. 外国人サポーターが電車内で大騒ぎ

ラグビー世界大会での興奮冷めやらぬ、外国人サポーターが公共交通機関で悪はしゃぎをしてしまった件は、SNSを通じて広く日本に知れ渡ることとなりました。

この事件については、記憶している人も少なくないかもしれません。

外国人サポーターによる電車内での大騒ぎに関するTwitter投稿
▲Twitter投稿:編集部スクリーンショット

Twitter:外国人サポーターによる電車内での大騒ぎに関する投稿(https://twitter.com/nontage/status/1175394691358937095)

まとめ

今回のラグビーW杯はその集客力にも驚かされるものがありました。英国からの訪日外客数は、昨年同月比85%増になっています。

また全試合の観客総動員数は170万4,443人とされており、特に決勝のイングランド対南アフリカ戦は動員数は7万103人と横浜国際総合競技場の歴代最多動員数を打ち立てています。

いよいよ今年に控えたオリンピックでは、これ以上の規模で国際大会が開かれます。もちろん訪日する外国人数も急増することでしょう。

このようなトラブルが見受けられる中、これから迎える大きな国際大会に向け、有効性が期待できるさまざまな対策を講じていくことが必要となってくるでしょう。

ただし、ラグビーW杯期間中に起こったのはトラブルだけではありません。電車内では、心温まるシーンも目撃されています。

電車内での心温まる出来事に関するTwitter投稿
▲Twitter投稿:編集部スクリーンショット

Twitter:電車内での心温まる出来事に関する投稿(https://twitter.com/yuki_minami/status/1188072944267714563)

多くの人間が行き交う中では、素晴らしい出来事もトラブルもどちらも起こる可能性があります。

異文化を背景に持つ旅行者を前にして、どのような対応が正解かわからなくなる場合もあるかもしれません。冷静さと、事前の知識の習得が、双方にとっての「快適な環境」の構築に寄与することでしょう。

【海外の反応】ワールドカップ各国代表&サポーターが日本へ敬意を込めて清掃、日本の当たり前が世界を変える

先月(2019年9月)から開催中のラグビーワールドカップが盛り上がっています。 ラグビー日本代表は9月28日の元世界王者アイルランドとの一線で白星をあげ、13日のスコットランド戦でも勝利を収めました。日本は初めて「決勝トーナメント」へ進出します。 大会の公式ツイッターアカウント等では、各国代表やサポーターによる清掃活動への感謝や称賛が伝えられています。 日本の清掃や環境保全に対する意識の高さに、海外からは高く評価されているだけでなく、世界の手本となっている事実があります。 ラグ...


<参照>

https://www.yomiuri.co.jp/national/20191113-OYT1T50168/

https://www.sankei.com/affairs/news/191105/afr1911050050-n1.html

https://www.sankei.com/affairs/news/190928/afr1909280008-n1.html

https://www.asahi.com/articles/ASMBJ3SXSMBJTLVB00D.html

https://www.afpbb.com/articles/-/3248203?pid=21716273

【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

  • 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
  • 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
  • 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
  • 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける

詳しくはこちらをご覧ください。

宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生

「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに