【ラグビーW杯の裏側】日本の治安をおびやかす?!開催期間に起こった事件まとめ:訪日外国人も被害に

公開日:2020年01月17日

2019年9月より2か月に渡り日本で初となる「ラグビーW杯」が開催されました。日本チームの歴史的勝利とベスト8進出といった興奮から、ラグビーの認知度がまたたく間に上がり、多くの人にラグビーワールドカップ(W杯、RWC)の存在を強く印象付ける機会となったようです。

そんな中、ラグビー客と地元住民との間でのトラブルや、ラグビー観戦のため訪れた訪日客が犯罪に巻き込まれるといった事態が多発しました。

今回は国際舞台の裏側で起きていたトラブルについてご紹介します。

韓国65%減を吹き飛ばしたラグビーW杯のすごさ、85%増の英国市場~数値で見るW杯~

日本政府観光局(JNTO)が11月20日に10月の訪日外客数を発表しました。発表によると、イギリスからの訪日外客数は 6万8,400人と、前年同月比85.6%増と、単月として過去最高を記録しました。韓国からの訪日客数が前年比65.5%減少した一方で、イギリスやオーストラリアといったワールドカップ(W杯)の訪日客数が伸びていることから、W杯による影響が読み取れます。今回は、10月の訪日外国人客数とW杯によるインバウンドの結果を見ていきます。関連記事【海外の反応】ラグビーW杯選手と観戦客の日本...


W杯の観戦客が来店、飲食代93万円を請求して逮捕!

昨年11月、W杯観戦を目的に日本を訪れていたイギリス人男性が、東京六本木にあるバーで飲食をし、その代金として多額の金額を請求されるといった事件が起こりました。

マッチングアプリで知り合った中国人女性に連れられ店を訪れた同氏は「金を支払わないと殺す」などと脅迫され、カード決済の他にも現金を請求されたそうです。

今回の事件で、強盗未遂の疑いで東京都港区西麻布バングラデシュ国籍のバー経営ら男女3人が逮捕されました。

実はこの店について、訪日外国人から同様の被害が40件近く、警視庁に報告されているそうです。

この他にも様々な手法で、日本に来てW杯を観戦しようとした外国人を対象にした犯罪や、観戦目的で入国した外国人による犯罪が散見されました。

ラグビーNZ代表の偽タオル販売で、外国人の男3人逮捕

2019年11月、警視庁はラグビーW杯か開催中の競技場付近で、ニュージーランド代表のエンブレムが入ったタオルを販売目的で所持していた外国人の男三人を商標法違反容疑で逮捕したと公表しました。

警視庁幹部によると、三人は10月にW杯のニュージーランド(NZ)対ナミビア戦が行われた東京都調布市の東京スタジアム近くで、NZ代表の偽のタオル94枚を販売目的で所持していました。これはNZラグビー協会の商標権を侵害した疑いとなります。

偽商品は中国から輸入し、横浜市や大分市など4つの会場で500~2,000円程度で販売されていたということです。

決勝チケットの詐取未遂容疑で、英国人を逮捕

海外の著名俳優が観戦するなどと語り、ラグビーW杯の決勝戦チケットをだまし取ろうとした、英国籍で住居不詳の容疑者を逮捕するという事件も起きています。

容疑者は、米国のカード会社に「チケットを用意できないか」などと俳優の関係者を装って電子メールを送り、決勝戦のチケットや関係者パスを用意させてだまし取ろうとしたそうです。事件は、カード会社側が嘘を見破り、警視庁に相談したことで発覚しました。

ヘロイン所持でアイルランド人2人を逮捕

警視庁新宿署は昨年9月末、ラグビーW杯のため来日されたとされるアイルランド国籍の2人を麻薬取締法違反(単純所持)の疑い逮捕したと公表しています。新宿区内のカラオケ店で所持していたそうです。

お祭り騒ぎであわや大惨事?!

他にも、4年に一度の世界大会に心踊らされたファンや選手たちによる事件も起こりました。

1. ウルグアイ選手が酒に酔って暴行騒ぎ

W杯開催中の10月、試合出場を終えた翌日に熊本市内の飲食店で従業員の男性を暴行し、店の備品を壊したとして事情聴取をされたというニュースが流れました。

その被害額は400万円ともいわれており、事情聴取の前にすでに帰国したと報じられています。

2. 外国人サポーターが電車内で大騒ぎ

ラグビー世界大会での興奮冷めやらぬ、外国人サポーターが公共交通機関で悪はしゃぎをしてしまった件は、SNSを通じて広く日本に知れ渡ることとなりました。

この事件については、記憶している人も少なくないかもしれません。

まとめ

今回のラグビーW杯はその集客力にも驚かされるものがありました。英国からの訪日外客数は、昨年同月比85%増になっています。

また全試合の観客総動員数は170万4,443人とされており、特に決勝のイングランド対南アフリカ戦は動員数は7万103人と横浜国際総合競技場の歴代最多動員数を打ち立てています。

いよいよ今年に控えたオリンピックでは、これ以上の規模で国際大会が開かれます。もちろん訪日する外国人数も急増することでしょう。

このようなトラブルが見受けられる中、これから迎える大きな国際大会に向け、有効性が期待できるさまざまな対策を講じていくことが必要となってくるでしょう。

ただし、ラグビーW杯期間中に起こったのはトラブルだけではありません。電車内では、心温まるシーンも目撃されています。

多くの人間が行き交う中では、素晴らしい出来事もトラブルもどちらも起こる可能性があります。

異文化を背景に持つ旅行者を前にして、どのような対応が正解かわからなくなる場合もあるかもしれません。冷静さと、事前の知識の習得が、双方にとっての「快適な環境」の構築に寄与することでしょう。

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<参照>

https://www.yomiuri.co.jp/national/20191113-OYT1T50168/

https://www.sankei.com/affairs/news/191105/afr1911050050-n1.html

https://www.sankei.com/affairs/news/190928/afr1909280008-n1.html

https://www.asahi.com/articles/ASMBJ3SXSMBJTLVB00D.html

https://www.afpbb.com/articles/-/3248203?pid=21716273

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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