新型コロナウィルスについて、もっとも心配されていたヒトからヒトへの感染が確認されました。世界保健機関(WHO)は22日、専門家による緊急委員会を開き「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にあたるかどうか協議しましたが、現在の情報だけでは判断が難しいと緊急事態宣言の発令を延期しました。
一方、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染源地である武漢市は、感染拡大を阻止するために本日の現地時間10時から武漢市を閉鎖すると発表がありました。中国国内の薬局などではマスクの売り切れが起こるなど、大きく状況が変動しています。
新型コロナウィルスに関する最新動向とインバウンド事業者として求められる対応に加え、武漢市の海鮮卸売市場で最初に感染が確認された患者が、その後どうなったかについてもお伝えします。
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ついにヒトからヒトへの感染が確認
中国内陸部の湖北省武漢市で集団発生している新型コロナウィルスについて、ヒトからヒトへの感染例が確認されたことが分かりました。
これは20日に、中国の感染症研究者の第一人者であり、新型肺炎を調査する中国衛生当局の専門家チームのトップでもある鐘南山氏が、国営中央テレビ(CCTV)で明らかにしたものです。
世界保健機関(WHO)は、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にあたるかを判断するための緊急会合を22日に開きました。この日は緊急事態宣言には至らず、23日も協議を継続することが決まっています。
もし緊急事態宣言が出されれば、コンゴで発生したエボラ出血熱以来の深刻な事態となります。
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「ウイルス変異」「スーパースプレッター」出現の懸念と感染者の傾向
中国の国家衛生健康委員会の会見では、ウイルスが変異する可能性があると発表しました。また世界保健機関(WHO)の会見では、新型コロナウイルス(COVID-19)にかかった患者の傾向についても言及がありました。
ウイルス変異の可能性と「スーパースプレッター」出現の懸念
新型コロナウイルス(COVID-19)はSARSと遺伝子が似ているため、ヒトからヒトへの感染が拡大することによって変異するのではないかと危惧されています。ウイルスが変異することにより、人へ感染しやすくなる可能性が高まりさらなる拡大が懸念されています。
世界保健機関(WHO)発表では、感染源から感染した第一世代、その第一世代から感染した第二世代(家族や医療従事者など)の確認はされているものの、第二世代から感染した人は確認されていないということです。ウイルスの変異により第二世代から感染した第三世代が確認されるかが、注目されています。
ウイルスの変異とは別に「スーパースプレッター」の出現も危惧されています。「スーパースプレッター」とは1人から10人以上へ感染する感染源のことで、持病がある、免疫が下がっている人の体内でウイルスが繁殖し、多くの人に感染する現象です。
感染者の傾向
世界保健機関(WHO)の会見では、感染者には下記の傾向が見られると発表されています。
- 全体の約72%が40歳以上
- 全体の約40%が循環器系や糖尿病などの持病がある
ただし先ほども述べたように、今後感染が拡大することによりウイルスが変異する可能性があるので注意が必要です。
中国政府の対応は?
新型コロナウィルスの感染拡大と人から人への感染が確認されたことを受け、中国政府で取られている対応について紹介します。
「武漢封鎖」現地時間10時から
中国湖北省武漢市は23日に、空港や鉄道駅を閉鎖し、交通機関の運行を停止する事実上の移動制限すると発表しました。バスや地下鉄、フェリーなども運行しなくなるようです。
中国政府は感染拡大の勢いを完全に封じ込めるため、2003年に世界で感染拡大したSARSと同様の対策に乗り出しました。
このことを受け、全日空は23日夕方に成田から武漢へ向けて出発する便を欠航する調整をするなど、影響が広まりつつあります。
この続きから読める内容
- 22日までの対応
- 日本の水際対策にも変化が
- 厚労省、水際対策を強化する方針
- 外務省から感染症危険情報出される
- 感染状況まとめ
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