福岡県のインバウンド事例 | 2018年のインバウンド需要についても解説

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空港と港の二つの玄関口を持つ福岡県は、特に韓国を中心にアジアからアクセスしやすい立地となっています。

今回はインバウンド対策に積極的に取り組んでいる福岡県の2018年のインバウンド需要や人気の観光スポット、インバウンド事例について解説していきます。


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2018年の福岡県のインバウンド需要はどうだった?

朝鮮半島やアジア大陸に近いという地理的、歴史的背景から「アジアの玄関口」として位置づけられている福岡県の2018年のインバウンド需要について解説していきます。

訪問者数は全国5位

▲[福岡県に来ている訪日外国人の割合]:訪日ラボ
▲[福岡県に来ている訪日外国人の割合]:訪日ラボ

訪日外国人消費動向調査によると、2018年の福岡県の訪問率は10.38%、訪問者数は323万6,529人となり、どちらも全国第5位に位置しています。

訪日外国人の割合では、韓国が62.56%と一番多く、続いて台湾が12.38%、中国が9.73%、香港が7.77%の順となり、訪日外国人客の約9割がアジア諸国となっています。

福岡県は、アジア各国から距離が近く、日帰りでの訪問が可能なことが要因のひとつと考えられます。

訪日外国人の10人に1人が福岡から入国?

▲[福岡市観光統計:福岡市におけるクルーズの状況]
▲[福岡市観光統計:福岡市におけるクルーズの状況]

福岡県には、福岡空港と博多港の二つの玄関口があります。

福岡市観光統計によると、2018年時点でクルーズ船の寄港回数は4年連続日本一となっており、前年より5.9%増の2,928回で過去最高となっています。

この理由として、寄港するクルーズ船の大型化の進展や、観光ツアー先の多様化が要因と考えられます。

観光庁のデータによると、日本全体の同年の訪日外国人数は3,119万人なので、10人に1人が福岡から入国している計算になります。

8月の韓国人客「半減」の急降下…未曾有の「コリア・ショック」どう乗り切る?

観光庁の18日の発表によれば、8月に日本を訪れた韓国人旅行者数は、前年同月より48.0%減の30万8,700人にとどまりました。 この数年は中国に続き市場2位であるインバウンド韓国市場ですが、今年7月からの対韓輸出規制強化により反日感情の高まりが実際に数字として表れたとも見られ、業界に驚きと不安を与えています。 [com_category_dl_btn name="インバウンドデータ(総合)" slug="inbound-data"] [cta_toc_upper_banne...


韓国人が半数以上の理由は?

福岡空港から韓国の仁川空港まで飛行機で1時間半、高速船を利用した場合でも博多港まで片道3時間と、韓国人にとって福岡県は日帰り旅行も可能なほど近い距離のため、国内旅行の感覚に近いようです。

日本は治安が良く、1人でも気軽に行けるといった点も人気の理由と考えられます。

今年は日韓関係悪化の影響により、実際に訪日旅行のキャンセルや日本製品の不買運動も起きており、訪日韓国人観光客の大きな減少が予想されます。

【韓国】QRコード読み取りで日本製品を瞬時に識別、不買運動促進アプリが誕生:「NO NO JAPAN」キャンペーン加熱

韓国政府は8月22日、日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を更新しないことを発表しました。協定更新の期限は8月24日で、日本と韓国どちらかの破棄通告がなければ、1年間自動延長されることになっていましたが、この協定破棄により日韓関係の悪化に拍車をかけています。本日8月28日には、ホワイト国から韓国を除外する輸出管理措置が実施されます。また、その翌日29日は日韓併合の「国恥日」とされる日です。反日感情の熱はますますヒートアップし、韓国全土でより一層高まっていくことでしょう。実際にはこの日を...


福岡県で人気の観光施設を紹介

旅の情報サイトで知られるトリップアドバイザーのランキングで、高い評価がついている福岡市の人気観光スポットを3つご紹介します。

1. 海の中道海浜公園

海の中道海浜公園は、博多湾と玄界灘の2つの海に囲まれた砂州状の地形「海の中道」に位置する、東西に約6㎞、面積約300haと広大な敷地を有する国営公園です。

一年を通して季節の花々が楽しめるほか、カピバラや羊などの動物たちとふれあえる「動物の森」、屋外レジャープール、水上アスレチック、デイキャンプ場など、様々なレジャーが楽しめます。

「童心にかえって楽しめる」「長時間楽しめる」「花がすごくきれい」などの口コミが寄せられており、カップルからファミリーまで幅広い層に人気のスポットです。

If you go to Fukuoka, be sure to come check this place out, you won't regret it xD
福岡に行くなら、ぜひこの場所をチェックしてみてください、後悔することはありませんxD

(オーストラリア人)

2. マリンワールド海の中道

マリンワールド海の中道は、2017年4月に全館リニューアルオープンした水族館です。

九州の海の生物をメインにした展示は10のゾーンにわかれ、幻想的な玄海灘水槽、水と緑の空間を表現した阿蘇 水の森、イワシのトルネードが見られる水深7メートルの外洋大水槽など、それぞれ見ごたえのある構成となっています。

イルカのショープールに面したレストランでは、イルカの泳ぐ姿を間近に眺めながら食事が楽しめます。

「2万匹のイワシがとても綺麗」「荒波を再現した水槽は見ごたえアリ」「イルカショーを含め工夫を凝らした展示が楽しめる」などの口コミが寄せられています。

最大の水族館ではありませんが、イルカ、イワシ、ペンギン、フィンレスネズミイルカトークショーなどの素晴らしいショーで十分です。イワシが訓練できることを知りませんでした。
Not the biggest aquarium, but it is good enough with great shows, such as dolphins, sardine, penguin, finless porpoise talk shows, etc. Didn't know that sardine can be trained.

(マレーシア人 女性)

3. 天神地下街

九州最大の繁華街の地下にある天神地下街は、全長約590メートルの地下街です。1~12番街までありファッション、グルメなど150店舗が出店しており、天候に左右されることなく楽しめます。

日本の地下街ではとても珍しい石畳の床や唐草模様の天井は、19世紀のヨーロッパをイメージをデザインして造られました。

地下鉄天神駅、天神南駅と直結しているため、アクセスが非常に便利です。

「Wi-Fiが完備されていてトイレがきれい」「雨に濡れず、寒さや暑さを気にすることなく移動できるのが良い」「のんびり歩くだけでも楽しい」などの口コミが寄せられています。

This is a great shopping street, the place nice with air conditioned, a lot of shop to buy & eat, it's good place to shop around for a day, close to subway
これは素晴らしいショッピング街で、エアコンの効いた素敵な場所で、たくさんの買い物や食事ができますし、地下鉄の近くで一日買い物をするのに良い場所です

(中国人 男性)

福岡県のインバウンド事例を紹介

メディアやSNSなどを通じて情報発信をすることで、訪日外国人観光客への認知が高まり、インバウンド集客の増加や消費行動につながります。

ここでは福岡県内のインバウンド事例を2つご紹介します。

福岡にはもう、QRコードで切符が買える時代が到来している!ターゲットは東アジア:福岡市地下鉄の取り組みを紹介

福岡市民の足として親しまれている福岡市地下鉄は、九州の空の玄関口である福岡空港と、福岡で最もにぎわう博多・中洲・天神といった繁華街を結ぶ重要な路線です。事実、地下鉄に乗るとかなりの確率で大きなキャリーケースを携えた外国人観光客に遭遇します。 そんな福岡市地下鉄の窓口では、2019年10月7日から新たな支払い手段としてQRコード決済を導入しました。LINE Payのほか、韓国で利用されているNAVER Pay(ネイバーペイ)と中国の主要な決済手段のひとつWeChat Pay(ウィーチャットペ...


SUiTO FUKUOKA

SUiTO FUKUOKAは、日本政府観光局JNTO)の認可を受けた観光案内サービスです。福岡を「好いとう」と感じてもらえるような体験の提供をコンセプトに、福岡の魅力を広く発信しています。

常駐の英語対応スタッフはもちろん、フランス語、韓国語、中国語にも対応し、iPadを使った情報提供や案内のほか、多言語での九州各地の観光パンフレットやチラシも揃えています。

観光案内以外では、利き酒や利き明太子、お寿司作り、着物の着付け、博多人形絵付け、書道などのさまざまな和文化体験のほか、和の空間で味わえる本格的な日本料理レストラン、レンタルスペース、アプリで簡単に予約ができる荷物預かりサービスも提供しています。

日本文化の発信だけでなく、滞在中のあらゆる方向のニーズを満たすことに注力しているため、利用者の満足度の向上につながっていると考えられます。

極味や

福岡県内に数店舗を展開している飲食店の「極味や」(きわみや)は、伊万里牛が味わえるハンバーグレストランです。

ハンバーグの表面のみを焼いた状態で提供し、焼き石で最後の仕上げを客自身がおこなうスタイルが韓国人にうけています。店の前にはいつも韓国人の長い行列ができています。

ここまで韓国人に周知されたきっかけは、個人ブログの記事による口コミです。紹介記事を読んだ人達が店を訪れ、帰国後にまたそれぞれが個人ブログで情報発信するという流れがうまく回り、来店者の9割が韓国人といわれています。

現在では韓国国内に「フクオカハンバーグ」という名で、同店そっくりのお店も出現し、福岡といえばハンバーグといった認知が広まっています。

国際情勢のダメージを回避できる「バランスの良い集客」が次の目標

福岡県のように、アジアからの訪日外国人が圧倒的多数を占めていると、昨今の日韓関係悪化のような国際情勢の変化により経済的ダメージも受けてしまいます。

特定の地域からの訪日客に依存するのではなく、さまざまな国、地域からの訪日外国人に選ばれるような取り組みが今後は重要となってくるでしょう。

アメリカのテレビ局CNNが運営するWebサイト「CNN Travel」では「2019年に訪れるに最もふさわしい世界の19の場所」として日本で唯一、福岡県が選出されました。訪日滞在日数が長い欧米や豪州の訪日外国人に訴求するインバウンド施策にも、追い風が吹いているといえるでしょう。


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訪日外国人数は過去最大を見込んでいる2024年ですが、一方で誘客する企業や地域、自治体などでは今でも多くの課題に臨んでいます。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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