海外で活躍する日本人でも、日本社会の中で広く知られている存在でないと、その影響力を実感することは難しいものです。
海外では、日本市場とは異なるレベルで、アーティストや芸能人が絶大な知名度を誇っているということがあります。
今回は、東南アジアの国で有名な「日本人の知らない日本人」を紹介します。
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東南アジアで「有名な日本人」国ごとに違い
2018年時点で22の国と地域から2万人の現地人から集計した、地域ごとの人気日本人のランキングが、テレビ朝日の「陸海空 地球征服するなんて」で紹介されています。
この番組では、世界で有名な日本人として、サッカー選手の本田圭佑、映画監督でアニメーターの宮崎駿、小説家の村上春樹、同じく映画監督の黒澤明、漫画家の鳥山明などの名前が紹介されました。
このほかにも、東南アジアの国ごとのランキングも紹介され、地域によって有名な日本人にばらつきがあることがうかがえます。
例えばフィリピンでは、元AV女優の小澤まりあさんの知名度が突出して高いようです。またフィリピンで没した軍人の山下奉文も同じく広く知られています。

Twitter:小澤まりあさんに関する投稿(https://twitter.com/araichuu/status/1109854204460322817)
タイでは、中国でも活躍する元AV女優の蒼井そらさんが有名です。
スリランカでは平和構築過程に日本政府代表として関与した外交官の明石康の名を知る人が多くなっています。
このほかにも、日本のドラマや漫画に関連した人物がその名をとどろかしています。
東南アジア各国で活躍する日本人/インバウンド担当者が知っておくべき5人物
海外で有名な日本人は国により大きく異なるだけでなく、様々な分野の日本人の功績が世界でも認識されていることがわかりました。
続いて、今後成長するインバウンド東南アジア市場に訴求する際に、覚えておくべき日本人をご紹介します。
1. 加藤遊海(2018ミス・ユニバース・ジャパン):マレーシア

Twitter:加藤遊海さんに関する投稿(https://twitter.com/ToshiOkuzaki/status/1073862192116555776)
モデルの加藤遊海さんは、2018年のミス・ユニバース・ジャパンに選出されました。
5歳からマレーシアに育ち、多言語を操りながら日本の伝統芸能にも造詣が深い人物です。こうしたユニークな生い立ちも相まって、生まれ育ったマレーシアでも認知度が高まったようです。
2. 三浦俊也(元ベトナムサッカー代表監督):ベトナム

Twitter:三浦俊也さんに関する投稿(https://twitter.com/VN_FOOTBALL/status/1156052408159498240)
元ベトナムサッカー代表監督三浦俊也さんは、ベトナムサッカーチームの育ての親であるともいわれています。
すでに代表監督から退いているものの、その影響力は健在です。
3. シンシア・ラスター/大島ゆかり(アクション女優):アジア各国

Twitter:シンシア・ラスター/大島ゆかりさんに関する投稿(https://twitter.com/niccolocosme/status/934964652039028736)
フィリピンで愛されているシンシア・ラスターは、香港はじめアジア各地で活躍したアクション女優です。日本での芸名は大島ゆかりで、日本で生活しています。
アクション女優のレジェンドとして今もなお愛されています。
4. 佐野ひろ(俳優・レポーター):タイ

Twitter:佐野ひろさんに関する投稿(https://twitter.com/nisizawa/status/1039533510241869824)
俳優の佐野ひろは、タイで有名な日本人レポーターです。タイのテレビで、日本を紹介する旅行番組『すごいジャパン』を企画・制作しています。番組には、自らレポーターとしても出演しています。
タイ人が描く日本人のイメージは「小堀」
「小堀」は、タイでは定番のドラマ作品に登場する日本軍兵士の名前です。
小堀とタイ女性のラブストーリーはテレビドラマや映画作品として合わせて10回以上もリメイクされ、国民的作品となっているといえるでしょう。
小堀自体は実在の人物ではありませんが、モデルとなった人がいます。第二次世界大戦にて陸軍中将であった中村明人です。
中村明人は温厚な人柄だったそうで、今日のタイ社会における親日感情の礎を築いたともいわれています。

Twitter:「小堀」に関する投稿(https://twitter.com/nisizawa/status/1039533510241869824)
まとめ
東南アジアから日本を見てみると、思いもかけない人物が広く認知を獲得していることがわかります。これは各国だけでなく、その国の中の特定の地域やコミュニティにおいても同じことが言えるでしょう。
インフルエンサーをはじめ、その国に特化している芸能人とのタイアップは効率の良いマーケティングアウトプットを生み出します。
キャスティングに際しては現地の声が反映されたリサーチに目を光らせその結果を参考にすることで、大きな差別化を図ることができるのではないでしょうか。
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2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
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- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
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