「Go To」各予約サイトの対応分かれる:独自クーポン発行、料金の自動計算、3密回避プランまで

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先日、7月22日から、国内旅行の喚起を目的とした「Go Toキャンペーン」が始まりました。期間内に旅行をした人に対し、最大で旅行代金の50%相当のクーポンが付与されるというものです。

コロナ禍で大打撃を受けているOTAや旅行代理店では、Go Toキャンペーンの開始に際してそれぞれ対応が行われています。

本記事では、Go Toキャンペーンに対し、各社旅行予約サイトがどのような対応を行っているのかについて紹介します。


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各社旅行予約サイトのGo Toキャンペーン対応

Go Toキャンペーンの対応は旅行予約サイト各社によって違いがあります。

フォートラベル、日本旅行、一休.com楽天トラベルJTBじゃらん、Yahoo! トラベル、HISの各社旅行予約サイトでのGo Toキャンペーンへの対応について見ていきます。

フォートラベル

フォートラベルでは、複雑なGo Toトラベルの割引やクーポン付与のシステムを分かりやすくするために、旅行代金の割引額や、実際に支払う額を自動で計算してくれる支払額シミュレーターを提供しています。

このシミュレーターは、利用者が旅行日数と旅行人数、割引前の旅行代金を入力すると、全体的な割引額、支払う額が表示される仕組みになっています。

割引額と割引後の旅行代金、9月から配布予定の地域共通クーポンが何円分貰えるのかを一目で確認できます。

日本旅行

日本旅行では、Go Toキャンペーンの専用サイトを開設し、キャンペーンの詳細やよくあるQ&A、おすすめ旅行情報などを掲載しています。

キャンペーンの実施期間は2020年7月27日10時から2021年1月31日までの予定で、対象となる出発期間は2020年7月27日から2021年1月31日宿泊分です。補助金の予算が上限に達し次第、対象商品の販売を終了する見込みです。

また日本旅行では、「居住地限定応援割」という、居住地限定で県内への宿泊を伴う旅行をする人に対して旅行代金を補助する独自のキャンペーンも行っています。

一休.com

一休.comは、Go Toキャンペーンの専用サイトの中でキャンペーン概要や割引額のシュミレーション、予約方法などについて説明しているほか、「Go To Travelで最も売れている宿」という特集ページを用意し、Go To Travelキャンペーン対象施設の中で人気の宿をランキング形式で紹介しています。

また、7月30日からは対象商品を予約する際の旅行代金割引の自動適用を開始しました。Go Toキャンペーンの対象となる旅行は、2020年7月22日のチェックインから2021年2月1日チェックアウト分までの宿泊としています。

旅行代金の割引は、Go Toキャンペーンによる最大35%の割引(上限1人1泊あたり14,000円)に加え、独自に最大5%の一休.comポイントの還元を実施しています。 キャンペーン利用には一休.comへの会員登録が必要です。 

楽天トラベル

楽天トラベルでは、Go Toキャンペーンの専用サイトでキャンペーンの概要や利用方法、Q&Aなどの情報を掲載しています。

楽天トラベルのGoToキャンペーン開始は7月30日からですが、7月22日以降の旅行者については旅行後の申請を行うことで割引分が返金されます。現時点で国内宿泊の予約は8月31日まで、宿泊対象期間は2021年1月30日チェックアウト分までとなっています。

また、居住地とその近隣の都道府県への宿泊を対象とするポイントキャンペーンも行っており、エントリーをしてから居住都道府県に応じた対象都道府県に宿泊予約をすることで最大2000ポイントが付与されます。エントリー期間は2020年8月31日までとなっています。

JTB

JTBでは、Go Toキャンペーンの専用サイトでキャンペーンの利用方法、補助額の目安、おすすめの旅行商品などを紹介しています。

対象となる予約期間は 2020年7月27日以降で、対象宿泊期間は 2020年7月22日から2021年1月31日(2月1日チェックアウト分まで)までの予定としており、7月26日以前に予約された旅行に関しても、条件を満たせば事後還付手続きの対象となることが説明されています。

また、JTBでは、Go Toキャンペーンのほかにも都道府県民限定プラン・クーポン」という、同一県内の旅行者を対象とした限定プランや、宿泊を対象としたクーポンを提供しています。こちらは利用上限枚数に達し次第配布終了となります。

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じゃらん

じゃらんでは、「Go To トラベル クーポン」を発行しており、対象者は予約ページの「Go To トラベル クーポンの利用有無」を選択する画面にチェックするだけで割引を受けることができます。独自に発行している「通常じゃらんクーポン」や「特別じゃらんクーポン」とも併用できます。

予約期間は7月30日の10時から2021年1月31日まで、対象となる宿泊期間は、7月30日のチェックインから2021年2月1日のチェックアウトまでです。

その他、ポイントアップの特典や会員限定のセールも実施しています。

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Yahoo! トラベル

Yahoo! トラベルのGo Toキャンペーンの専用サイトでは、キャンペーンの詳細やお得なプランを紹介しています。

独自の「初めて予約キャンペーン」も同時に行っており、対象者はGo Toキャンペーンのクーポンと併せてPayPayボーナスライトのポイントを受け取ることができます。

予約対象期間は7月27日12時から2021年1月29日まで、国内宿泊の対象期間は、7月27日のチェックインから2021年1月31日のチェックアウトまでとしています。

HIS

HISでは、7月27日から割引価格での旅行商品の販売を開始しています。 期間は2021年1月31日(宿泊の場合は2月1日チェックアウト分)までの予定となっています。

対象商品に関しては、8月31日までは35%割引で利用できます。9月1日からは、宿泊料金の割引に加え、支援額の残り15%に相当する「地域共通クーポン」も配布が開始される予定です。

事業期間は2021年3月15日までの予定です。

対象商品にはレンタカー付のプランなど、接触を回避しながら観光を楽しめるプランも多数用意されています。

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海外の旅行予約サイトは対象外

Go Toキャンペーンには、上記の他にも多くの旅行事業者が参画しており、8月7日時点で全国で5,276事業者に上ります。

一方で、日本での旅行業登録を受けていない海外の旅行事業者は本キャンペーンの対象外となることに注意が必要です。 

しかし、Booking.comExpediaなどの大手海外OTAでは、詳細は未定ではあるもののGoToキャンペーンへの参画を表明または検討しており、今後の発表に注目が集まります。

また、本キャンペーンは国内旅行の喚起を目的としているため、海外旅行商品は対象外となります。


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競合店舗がひしめく中で、お客様に選ばれ続けるためには「単発的な集客施策だけでは不十分」と感じられている店舗事業者の方も多いのではないでしょうか?

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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生

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訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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