国内観光需要の喚起を目的とした「Go Toトラベルキャンペーン」は、7月22日開始から1か月経過しました。
施行直前に東京発着の旅行が対象外になるなど、一部で混乱を招くこともありましたが、施行によって一定以上の効果が現れていると、政府や自治体関係者がコメントしています。
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる
インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)
利用者数200万人・420万人泊、宮城県知事:「やって良かった」と評価
8月24日の記者会見で、菅官房長官は「これまでの利用者数は少なくとも延べ200万人以上」と述べました。
一方、開始前に不安視されていたGo Toトラベルキャンペーンによる新型コロナウイルス感染拡大の懸念について、200万人のキャンペーン利用者のうち、感染者数は1人だったと安全性を強調しました。
また、事業に登録されたホテルや旅館での感染者数と合わせても、10人だったと発表しました。
こうした事実から、「3密回避・マスクの着用・手洗いなど基本的な感染対策をすれば、感染リスクを避けられる」と見解を示しています。
赤羽国土交通相は8月25日の閣議後の記者会見で、Go Toトラベルの利用実績について言及しています。
割引旅行商品の販売を始めた7月27日から8月20日までの期間中、宿泊数は延べ約420万人泊を上回ったと明らかにしました。
また、「新幹線や飛行機を利用する遠距離の旅行よりも、自家用車を使った近場の旅行が多い」と示しました。
さらに、Go Toトラベルは引き続き秋から来年の春にかけて長期間実施し、感染防止対策を徹底しながら、キャンペーンの利用促進による観光の活性化を図るとしています。
宮城県の村井知事はGo Toトラベルについて「やって良かった」と評価し、県内のホテルや旅館などへの経済波及効果に一定の貢献をしたとの認識を示しました。
村井知事はもしGo Toトラベルがなければ「かなり悲惨な状況になっていた」と見解を述べながら、今後も多くの人にさらなる利用を呼びかけると発言しています。
これまで、経済活動と感染抑止の両立の難しさは各業界が長らく課題としてきましたが、今回のGo Toトラベルの成果は、ウィズコロナにおける旅行業界の生存戦略にまた一つ可能性をもたらしたといえるでしょう。
「Go To Travel」キャンペーンとは?徹底解説:仕組み・対象をおさらい/期待と不安交じる事業者の声
Go To Travelキャンペーンが、本日7月22日に開始します。 キャンペーンの開始を受けて、安倍首相は「国民の協力を頂きながら、慎重に経済活動を再開していく方針に変わりはない」と、キャンペーンを継続する意向を示しています。 一方、ここ数週間で新型コロナウイルス感染が再拡大していることから、東京発着が対象外となるなど、キャンペーンの仕組みに変化もみられました。 本記事では、Go To Travelキャンペーンの仕組みや対象について、...
「Go To」各予約サイトの対応分かれる:独自クーポン発行、料金の自動計算、3密回避プランまで
先日、7月22日から、国内旅行の喚起を目的とした「Go Toキャンペーン」が始まりました。期間内に旅行をした人に対し、最大で旅行代金の50%相当のクーポンが付与されるというものです。コロナ禍で大打撃を受けているOTAや旅行代理店では、Go Toキャンペーンの開始に際してそれぞれ対応が行われています。本記事では、Go Toキャンペーンに対し、各社旅行予約サイトがどのような対応を行っているのかについて紹介します。目次各社旅行予約サイトのGo Toキャンペーン対応フォートラベル日本旅行一休.co...
Go To トラベルで「直接予約型の旅行検索サイト」「バスツアー検索サイト」登場:OTA各社の動き、対象除外の東京の事業者取り組みは?
新型コロナウイルスの影響により観光業の不振が続く中、政府の国内観光支援事業「Go To トラベル」キャンペーンが、7月22日から前倒しで開始されました。キャンペーン開始当初は、申請や利用の方法をめぐって混乱が見られましたが、その後、事業者や旅行者がキャンペーンを利用しやすくなる便利なサイトが続々と登場しています。さらに、Go Toトラベルに活路を見出す国内大手オンライン旅行会社(OTA)の動きや、キャンペーンから除外された東京でも、旅行消費の需要を喚起しようとする取り組みについてもご紹介し...
中国SNS「RED(小紅書)」最新情報セミナー:訪日ラボ社内勉強会の内容を特別に公開します【訪日ラボ トレンドLIVE! Vol.6】
短時間でインバウンドが学べる「訪日ラボ トレンドLIVE!」シリーズの第6弾を今月も開催します!訪日ラボとして取材や情報収集を行う中で、「これだけは把握しておきたい」という情報をまとめてお伝えするセミナーとなっています。
今年も残りわずかとなりましたが、インバウンド需要はまだまだ好調をキープしている状況です。来年の春節や桜シーズンなど、訪日客が集まる時期に向けて対策を練っていきたいという方も多いでしょう。
今回もインバウンド業界最大級メディア「訪日ラボ」副編集長が、10〜11月のインバウンドトレンド情報についてお話ししていきますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
詳しくはこちらをご覧ください。
→中国SNS「RED(小紅書)」最新情報セミナー:訪日ラボ社内勉強会の内容を特別に公開します【訪日ラボ トレンドLIVE! Vol.6】
【インバウンド情報まとめ 2024年11月前編】UberEats ロボット配達開始、万博需要見すえ大阪で ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。
この記事では、主に11月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→UberEats ロボット配達開始、万博需要見すえ大阪で:インバウンド情報まとめ【2024年11月前編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」
スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!