政府は、7月22日から国内旅行を対象に旅行代金の2分の1相当を支援する「Go Toトラベルキャンペーン」を開始しました。
多くの旅行会社やOTAが特設サイトを開設し、それぞれの対応を進めています。
今回の記事ではBooking.comが行っている「Go Toトラベルキャンペーン」への対応を紹介します。
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Booking.comのGo Toトラベルキャンペーンへの対応
Booking.comは8月7日(金)にGo Toトラベルキャンペーンへの参加を表明し、8月28日(金)にGo Toトラベルキャンペーンの割引対象となる宿泊施設の予約を開始すると発表しました。
Booking.comでGo Toトラベルキャンペーンの対象となる予約期間は2020年7月22日~2021年1月31日で、滞在期間は2020年7月22日~2021年1月31日を予定しています。
Go Toトラベルキャンペーン対象の旅行商品の例
Booking.comでGo Toトラベルキャンペーンの対象となる宿泊施設には「Go Toトラベル」というバナーが表示されます。
Booking.comのユーザーはGo Toトラベルキャンペーン対象宿泊施設の予約をBooking.com公式ホームページ、もしくはスマートフォンやタブレットのモバイルアプリを経由して予約ができます。
宿泊料金の35%かつ1泊あたり1人1万4,000円を上限として、割引された価格が表示されます。
また、支援額の残り15%に相当する、宿泊地周辺で使える地域共通クーポン券(1人1泊当たり6,000円上限)は9月1日以降追加で配布されると予定しています。
Booking.comでGo Toトラベルキャンペーンを利用する際の注意点
Booking.comでGo Toトラベルキャンペーンを利用して宿泊施設を予約する場合には、キャンペーン対象施設であるかどうかの確認が必要です。
決済する際には即時決済を選択することで、Booking.comを経由した割引が受けられます。現地の宿泊施設での支払いでも還付を受けられますが、自分で還付手続きを行なう必要があります。
また、モバイルアプリ経由でGo Toトラベルキャンペーンを利用したい場合は、最新のバージョンにアップデートする必要があります。現時点ではモバイルアプリはまだ完全にキャンペーンに対応しておらず、順次対応していくと予定されています。
当分はパソコンやブラウザを経由して公式サイトから予約するとよいでしょう。
Booking.comの独自キャンペーンと併用可能
Booking.comでGo Toトラベルキャンペーン対象宿泊施設を予約することで、ロイヤルプログラムである「Genius会員特典」との併用が可能です。
客室料金割引や対象プランでの無料朝食・無料客室アップグレードなどの特典を得ることができます。
また、モバイルアプリから予約する場合は、モバイル限定割引も適用されます。
Go Toトラベルキャンペーンとは
Go Toトラベルキャンペーンとは、国内での旅行需要の喚起を目的として、国内旅行を対象に宿泊・日帰り旅行の半額相当分を補助する、政府による事業です。
補助額は宿泊費で1人当たり1泊最大2万円、日帰り旅行の場合は1日最大1万円としています。連泊や利用回数の制限は設けられていません。
支援の内訳は、7割が旅行代金の割引、3割が旅行先で使える地域共通クーポンとして付与されます。そのため、実質の旅行代金の割引額は35%分で、割引上限額は宿泊旅行で1人1泊あたり1万4,000円、日帰り旅行で1人あたり7,000円となります。
地域共通クーポン付与は9月頃より始まる見通しのため、現在は旅行代金の割引のみで先行スタートしています。
また、今回のGo Toトラベルキャンペーンは個人旅行だけでなく、旅行会社や予約サイト経由での団体旅行も対象となります。
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<参考>
PR Times:8月28日(金)よりブッキング・ドットコムにてGo To トラベル キャンペーン割引対象商品順次提供開始
Booking.com:Go To トラベル キャンペーン(日本)
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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