訪日ラボでは、7月より海外の旅行代理店と日本国内の企業・団体をつなぐ「オンライン商談会」を随時開催しています。
ウィズコロナ時代に突入した現在、例年開催されていた旅行博は軒並み開催中止を発表しており、海外の旅行代理店への営業活動は非常に難しい状況が続いています。
こうした状況の中でも、インバウンド関連事業者様に安全かつ効率的に営業活動をしていただくため、訪日ラボは「オンライン商談会」を随時開催し、旅マエへの情報発信のサポートをしています。
本記事では実際に訪日ラボが開催した「オンライン商談会」が行われた様子を紹介します。「本当にオンライン上で商談がスムーズにできるのか?」と感じていらっしゃる方も少なくないと思われますため、本記事が具体的なイメージが湧く助けとなれば幸いです。
今回は、全国に飲食店を展開するレインズインターナショナル様と台湾の旅行代理店である大榮旅行社様のオンライン商談会の様子をご紹介します。
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海外旅行代理店をつなぐ「オンライン商談会」とは
「オンライン商談会」とは、訪日ラボおよび各国のパートナーの独自のネットワークで、海外旅行代理店と日本の地方自治体/DMO/観光協会/民間企業をマッチングし、オンライン会議システムを通じてオンライン上で商談会を実施するものです。
従来の海外での商談会、旅行博、セールスコール(*1)で大きな負担となるコストを省き、効率よく、また昨今のコロナ禍でも安全に商談を実施できるサービスです。
*1:海外に赴き、現地の旅行代理店等に営業活動をすること
実際の様子
レインズインターナショナル様と大榮旅行社様の実際の商談の様子の一部をご紹介します。
まずは挨拶から。なお、商談会には訪日ラボの社員及び台湾におけるパートナー会社のCAKEHASHI(カケハシ) corporation及び誠亞國際有限公司も同席し、進行をフォローしています。
挨拶を済ませた後は、レインズインターナショナル様の事業紹介に続きます。
具体的なチェーン店ブランドの名前を挙げると、台湾の旅行代理店の方からも「あのお店ですね!知っています!」と反応が得られていました。
続いて、サービスの強みを紹介する場面に移ります。
レインズインターナショナル様では、金子様がインバウンド対応の"ハブ"となり、海外の旅行代理店のご要望を集約し、各店舗の店長に伝える役割を担っています。
人口の13%を占めるといわれるほどベジタリアンの多い台湾人にとって、日本の飲食店探しは苦労する場面も多いため、メニューの変更だけでなく独自メニュー開発まで対応してくれることは心強いといえるでしょう。
加えて、レインズインターナショナル様の店舗は全国各地にあるため、ゴールデンルートの旅程間の食事のアレンジを全て依頼することもできます。
海外の旅行代理店の方々にとっては、お店の空き状況やメニューの変更対応、そしておすすめのお店までワンストップで答えてくれる金子様の存在は頼もしい存在であり、商談中の反応も上々でした。
なお、商談会の途中で大榮旅行社様から「LINEは使えますか?」「連絡したらすぐに返信してくれますか?」という質問がありました。
台湾ではビジネスのコミュニケーションにおいてもLINEが日常的に用いられるため、これは台湾の旅行会社ならではの質問といえます。
その他、「駐車場の場所も案内してもらえますか?」といった現場のオペレーションにとって重要な事項のすり合わせもなされました。
「オンライン商談会」ではこうした細かい懸念点を払拭することができるだけでなく、海外の旅行代理店は普段どういった場面で困っているのか?というリアルな情報収集の場にもお役立ていただけます。
商談の最後は、金子様から店内の様子を案内する「バーチャル店内紹介」で締めくくられました。
今回「オンライン商談会」の場となった「ほのぼの横丁 川崎店」は、日本の古き良き文化をモチーフにした雰囲気づくりが特徴のブランドであり、大榮旅行社様の皆様も興味津々な様子でご覧になっていました。
アフターコロナを見据えた営業活動に「オンライン商談会」を
「オンライン商談会」は、出張費用や宿泊費用といった多額のコストをかけることなく、海外の旅行代理店と直接コミュニケーションをとることが可能です。
また、商談の場所を選ばないため、今回の事例のようにそれぞれの事業者様の魅力が最も伝わるスポットで「生中継」することもできます。そうした意味では、「オンライン商談会」は単なるセールスコールの「代替手段」ではなく、アフターコロナにおいても有効なセールス手法ということもできるでしょう。
新型コロナウイルスの収束後を見据えたプロモーションについてお困りの方は、ぜひ「オンライン商談会」のご参加をご検討ください。
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