今、台湾で空前の「ポッドキャスト」ブームが起きている:聴取人口800万人、ここまで急激に増えたワケ

THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ- アーカイブ無料配信中
完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

ポッドキャスト(Podcast)とは、「iPod」と「broadcast」が組み合わせた造語で、インターネットで定期的に配信される音声や動画などのコンテンツを指しています。

iPodにプリインストールされていたアプリ「Podcast」で有名になったため、Appleのサービスのことのみを指すと勘違いされている人も多いのではないでしょうか。

ユーザーはスマートフォンやパソコンで専用のアプリを使い、インターネットラジオのようにさまざまなオーディオ番組を視聴することができます。

ポッドキャストは2005年にすでに誕生しており、決して新しいテクノロジーではありませんが、2020年に台湾では大ブレイクとなり、特に若者の間で人気が広がっています

ポッドキャスターと呼ばれる番組制作者が増加し、政治家やインフルエンサーなどの著名人も続々とチャンネルを開設し、市場競争が白熱しています。

そのあまりの人気ぶりから、2020年を「ポッドキャスト元年」と呼ぶ声も聞かれます。

この記事は、今台湾で注目されている「ポッドキャスト」にまつわる現状や利用者のペルソナ、またビジネスとしての可能性について整理します。

関連記事
台湾人が熱をあげる「微出国」「偽出国」とは?

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる

訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)

世界におけるポッドキャストの現状

冒頭で述べたとおり、ポッドキャストは十数年前から存在していましたが、この数年間で欧米を中心に利用者数が急増しています。

アメリカ市場調査会社eMarketerの調査によれば、アメリカにおいて2019年のポッドキャストリスナーは前年比22.5%増の9,200万に達しました。

2020年は前年比14.8%増の1.05億人までに上る勢いで、さらに成長すると予測されています。

そして、利用者の増加と同時に、ポッドキャストの広告市場規模も拡大しています。

ネット広告業界団体IABの「US Podcast Advertising Revenue Study」によると、2020年にアメリカのポッドキャスト広告費は10億ドル(約1,060億円)を超える見込みです。

GoogleやSpotifyなどの大手も参入し、さらなる盛り上がりを見せています。

2020年は「ポッドキャスト元年」:台湾で人気になった理由

一方、台湾におけるポッドキャストブームは欧米と比較すると少々遅れてやってきます。

台湾では2020年に入ると、ポッドキャストの人気が急上昇しはじめ、現地のメディア「ポッドキャスト元年」と呼ばれるほど注目されています。

Googleトレンドのデータでは、台湾における検索キーワード「Podcast」の人気度が右肩上がりとなっていることがわかります。

▲[Googleトレンドにおける「Podcast」検索キーワードの人気動向]:訪日ラボ編集部調査
▲[Googleトレンドにおける「Podcast」検索キーワードの人気動向]:訪日ラボ編集部調査

ポッドキャストチャンネルの数も急増しています。

台湾発のポッドキャストアプリ「SoundOn」が実施した「SoundOn 2020 H1 Taiwan Podcast 産業調査報告」によると、台湾では2019年までにポッドキャストのチャンネル数は300個しかなかったのにもかかわらず、2020年に入ると上半期だけで870個のチャンネルが新たに開設されて、4月から毎月100個以上のペースで新しいポッドキャストチャンネルが作られています

なぜポッドキャストが台湾で一気に人気を集めたのかについて、3つの理由が考えられます。

理由1:ワイヤレスイヤホンというデバイスの進化と普及

Airpodsをはじめとする小型のワイヤレスイヤホンがより使いやすく、入手しやすくなったことで、どこでもスムーズに聞き続けることが可能となり、ポッドキャストの利用に良い環境を提供できました。

理由2:台湾発ポッドキャストアプリの登場

過去、台湾では海外企業によるポッドキャストサービスしか展開されていなく、言語の壁などで台湾人の利用者が限られており、台湾人ポッドキャスターによる中国語番組も多くありませんでした。

しかし、2018年、2019年にFirstoryとSoundOnといった台湾発のポッドキャストサービスが設立されたあと状況が一変しました。

利用のハードルが下がることによって、台湾人ユーザーが増加し、さらにFirstoryとSoundOnが積極的に著名人とコラボすることで、ポッドキャストの認知度が台湾で一気に広がりました。

この続きから読める内容

  • 理由3:新型コロナウイルスがもたらした生活の変化
  • 台湾のポッドキャストユーザー像
  • 主力ユーザー層は高学歴・高所得の若者
  • ポッドキャストの利用習慣
  • どんなチャンネルを聞いているの?
このページの続きを読むには会員登録が必要です
\無料・1分で登録完了/

訪日ラボ無料会員
登録すると…

50,000ページ以上の
会員限定コンテンツが
読み放題

400時間以上の
セミナー動画が
見放題

200レッスン以上の
インバウンド対策の
教科書が学び放題

\無料・1分で登録完了/

今すぐ会員登録する
完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに