アメリカの大手紙「USA TODAY」が、2月12日に「10 Best Airlines & Airport Reader’s Choice Awards 2021」を発表しました。
ANAが総合4位にランクインし、日本の航空会社のファースト・ビジネスクラスや機内食は好評価を獲得しました。
本記事では、USA TODAYのランキングと、日本の航空会社が評価された理由について詳しくご紹介します。
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USA TODAY「10 Best Airlines & Airport Reader’s Choice Awards」とは
アメリカの大手紙「USA TODAY」は、エアラインのトップ10ランキング「10 Best Airlines & Airport Reader’s Choice Awards」を毎年発表しており、2月12日に2021年のランキングを発表しました。
以下の9部門から構成されており、The Points GuyやExpert Flyerなどの航空専門メディアなどに携わる審査員が20社を選出したのち、ウェブサイト上で一般投票が行われました。
- 航空会社
- エコノミークラス
- ビジネス・ファーストクラス
- 空港ラウンジ
- 機内エンターテインメント
- 機内食
- 客室乗務員
- 大規模空港
- 小規模空港
それぞれのランキングと詳細は、USA TODAYのウェブサイト上で確認することができます。
日本の航空会社として、ANAが総合4位に
総合順位の1位から10位は以下の通りとなっており、ベスト3をアメリカの航空会社が占めています。
- デルタ航空
- ジェットブルー航空
- サウスウエスト航空
- ANA
- アラスカ航空
- アメリカン航空
- ユナイテッド航空
- 日本国空
- シンガポール航空
- エミレーツ航空
ANAは総合4位にランクインしており、特にプレミアムクラスでの快適さや機内食、フレンドリーなスタッフの態度などが高評価のポイントとなっています。
ANAはビジネスクラス・ファーストクラスで1位評価
部門別のランキングにおいて、ANAは「ビジネス・ファーストクラス」部門で1位を獲得しました。
どのような点が評価されたのか、詳しくご紹介します。
「プライバシー確保」、食、睡眠の質評価
ANAは、シートを互い違いに置くことで、どの席からも直接通路に出ることができる「スタッガードシート配列」を日本の航空会社で初めて採用しています。
シートにはドアも付いており、出入りしやすくプライバシーも確保できる快適なシートが、高い評価を受けました。
さらにプレミアムワインのセレクションや、レストラン「乃木坂しん」とコラボした和食、創業455年の歴史を誇る寝具メーカー「西川」の高級マットレス「AiR」も高評価を獲得しました。
またJALも同部門の5位にランクインしています。
高級マットレスと枕を備えたフルフラットベッドのほか、席から直接通路に出られることや、季節に合わせた和食や西洋料理のメニューを豊富なワインやスピリット(酒)を楽しめることなどが評価されました。
機内食部門でもANAが1位に
さらにANAは「機内食」部門でも1位を獲得しました。評価されたポイントを詳しくご紹介します。
日本料理だけでなくフランス料理とのコラボ、酒類も充実
ANAはシェフ、ソムリエ、利き酒師とタッグを組み、日本とフランスを融合した料理を提供している点が高く評価されました。
またJALも4位にランクインし、有名なレストランやシェフとのコラボレーションのほか、長時間フライトでのセルフサービスのスナックやお菓子の種類の豊富さや、繊細な日本の味が楽しめることなどが評価されました。
首位獲得分野を強みに
USA TODAYによる最新のエアラインランキングでは、日本の航空会社がビジネス・ファーストクラスや、日本食の機内食で高く評価されていることが分かりました。
この傾向は、今後のインバウンドのキーワード「量から質への転換」にも合致しており、富裕層は質の高い体験をするためには投資を惜しみません。
日本の航空会社の高品質なサービスが評価されていることは、今後のインバウンド業界にとって良い兆候といえるでしょう。
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<参照>
TRAICY:2021年のベストエアライン、首位はデルタ航空 ANAが2部門トップ、USA TODAY発表
Aviation Wire:USA TODAY紙評価、1位はデルタ航空 ANAがビジネスクラスや機内食1位
USA TODAY:You voted, and here are the best airlines and airports of 2021
ANA:ビジネスクラスシート
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