マカオ政府旅遊局(MGTO)は、4月7日、清明節とイースターの休暇中の観光客数とホテルの稼働率についてプレスリリースを発表しました。
公表された資料によると、清明節とイースターのダブル連休5日間のインバウンド旅客数は9万9,588人で1日平均1万9,914人、平均ホテル客室の稼働率は53%だったとのことです。
2021年は、中国本土のパブリックホリデーとなる清明節は4月3〜5日、イースターは4月2〜6日でした。
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中国本土との往来再開を受けて連休中のインバウンド旅客を獲得
2021年、イースター休暇と中国本土の清明節休暇3日間が重なったこともあり、5日間は本土より約9万人の旅客がマカオを訪れました。この数字は、マカオのインバウンド旅客数の約9割にあたります。
旅客数約10万人、ホテル稼働率は53%でともに春節期間より増加
清明節とイースターが重なる連休5日間のマカオへのインバウンド旅客総数は9万9,588人でした。その中の9割超にあたる9万491人が中国本土からの旅客だったとのことです。
例年、イースター連休は大勢の香港旅客で賑わいを見せますが、厳格な水際措置が維持されている中では、その数は7,678人でした。
なお、2021年2月の春節ゴールデンウィークと比較すると、1日の平均インバウンド旅客数は53.8%増加しましたが、中国本土、香港、台湾を除く各国、各地域からの国際旅客はいませんでした。
ホテルについても、春節期間と比較すると上昇したことがわかっています。清明節&イースター連休中の平均ホテル客室稼働率は53%で、4.5ポイント上昇しました。
一方、平均ホテル客室単価は23.3%下落し、953.2マカオパタカ(約1万3,000円)にとどまっています。
マカオと中国本土の往来が段階的に再開
2020年7月15日より、マカオと中国本土における流行状況が比較的早期に落ち着いたことを受け、両地の間で水際対策が一部緩和されています。
また、中国広東省珠海市居民及び広東省居民を対象にしたビザに相当するマカオ渡航許可(個人・団体観光旅行)の申請受付がそれぞれ8月12日、26日から再開し、9月23日からは中国本土全域に拡大しました。本土との往来制限が緩和されて以降は、MGTOによる中国本土に向けたインバウンド旅客誘致のためのプロモーションも積極的に展開しています。
これらのことから、中国本土旅客を筆頭に旅客数が回復しつつある状況が続いていました。1月、2月については対前月で下落が続いており、春節期間も落ち込みを見せていましたが、2月下旬以降は再び落ち着きを取り戻しています。
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<参考>
マカオ新聞:マカオ、清明節&イースター5連休のインバウンド旅客数は約10万人…9割超が中国本土から、平均ホテル客室稼働率は53%
マカオ政府旅遊局:プレスリリース
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