観光庁は4月20日、宿泊旅行統計調査の2021年2月第1次速報を発表しました。
宿泊旅行統計調査とは、日本人・外国人の宿泊状況を明らかにし、延べ宿泊者数・実宿泊者数、客室稼働率、国籍別の延べ宿泊者数などをデータ化したものです。
調査は月ごとに実施されており、発表された調査データによると、2021年2月の延べ宿泊者数は1,785万人泊で、前年同月比52.3%減となりました。
また外国人延べ宿泊者数は前年同月比95.0%減と、前月から引き続き大きく落ち込んでいます。
一方で、日本人延べ宿泊者数は前月の1,637万人泊から1,761万人泊と増加しました。
《注目ポイント》
- 2021年2月の延べ宿泊者数(全体)は1,785万人泊で、前年同月比52.3%減
- 日本人延べ宿泊者数は、1,761万人泊で前年同月比46.0%減
- 外国人延べ宿泊者数は、24万人泊で前年同月比95.0%減
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2021年1月宿泊旅行統計調査
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2月の延べ宿泊者数、前年同月比約半数に
2021年2月の延べ宿泊者数(全体)は1,785万人泊で、前年同月比52.3%減となりました。

日本人延べ宿泊者数は、1,761万人泊で前年同月比46.0%減少しました。
しかし、日本人の宿泊者数が前月よりも約80万人増えていることから、国内旅行に行く人が徐々に増えていると考えられるでしょう。
2月の外国人延べ宿泊者数は前年同月比95%減、厳しい状態続く
外国人延べ宿泊者数は、24万人泊で前年同月比より95.0%減少しました。また、前月よりも約20万人減少しました。
これは、2021年1月14日からから入国制限が厳しくなったことを受けたものだと考えられます。
さらに、3月から専用アプリのダウンロード義務化で入国が厳しくなったので、さらなる減少が見込まれます。
2月の客室稼働率26.9%、前月より3.2ポイント回復
2021年2月の客室稼働率は26.9%で前月よりは3.2ポイント回復しました。
旅館・リゾートホテル・ビジネスホテル・シティホテルでは、前月より増加しています。
最も稼働率が高いのはビジネスホテルで、稼働率は37.1%でした。
感染拡大が続き依然として厳しい状況に
2021年4月25日から緊急事態宣言が東京、大阪、京都、兵庫で決定しました。
通常であれば宿泊者数が増加するゴールデンウィーク期間中も緊急事態宣言のため、宿泊者数の増加は見込めないでしょう。
7月に東京五輪を控える中、入国制限や宿泊意欲がどのように変化するのか、今後の状況を注視する必要があるでしょう。
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<参照>
観光庁:宿泊旅行統計調査
NHK:東京など4都府県に緊急事態宣言 政府が決定
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