4月25日から3度目となる緊急事態宣言が発出されるなど日本では新型コロナウイルスの感染拡大が続いている一方、中国では新型コロナウイルス流行前の日常が取り戻されつつあります。
中国の武漢では、新型コロナウイルスとの闘いとその功績をテーマにした企画展「新型コロナ感染対策特別展」が開催されていました。
展示内容については、2021年4月26日現在でも日本国内からVRで閲覧することが可能です。
一部の日本の大手メディアでは「抑え込み強調か」などと報じられていましたが、実際は市民目線により近い視点でコロナとの戦いが述懐されています。
本記事では展覧会の様子を、実際に足を運ばれた刘太郎@中国駐在中(@liu_taro)氏のTweetを基に紹介します。
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新型コロナ感染対策特別展の紹介Tweetが話題に
新型コロナウイルス感染対策特別展は、2020年10月15日から3ヶ月の間湖北省武漢市で開催されました。
この展覧会では、中共中央宣伝部の指導のもと、中国共産党湖北省委員会と湖北省政府が主催しています。展覧会は6つのゾーンからなり、展示写真は1,100枚以上、展示品は1,000点以上、動画45本、大型シーン再現展示33ヶ所などと豊富な資料が展示されています。
刘太郎さんは、展示会の様子を「中国人の目線で湖北省の人々のウイルスとの闘いが記録されておりとても良かった」と紹介しました。
Twitterで1,200いいね、展覧会の様子に注目集まる
以下では、刘太郎さんが紹介した展覧会の様子を順をおって紹介します。2020年12月31日に刘太郎さんが投稿したTweetには1,200いいねされ、この展覧会に対する注目度の高さがうかがえます。
展示会は完全予約制で、外国人でも大陸身分証がないと入場できないようですが、見ごたえのある展示だったようです。
Twitter:刘太郎氏の新型コロナ対策特別展に関する投稿
展覧会ではまず、中国の一般人が新型コロナウイルスに対しどのように協力していたのかを示す展示が紹介されました。
感染確認当初の住民たちの協力や、ロックダウン下での生活などについて資料が残されています。

次に、中国政府がどのようにしてコロナ封じ込めに成功したかについての展示がありました。
多くの共産党員、そして新たに入党した党員も含めて感染拡大防止に協力したことを紹介しています。

さらに、救急車など実物の展示や、再現セットなどを用いて当時の緊迫した様子を伝えています。

展示の終盤には、日本が中国に対して応援メッセージを送っている様子などが写真付きで展示されていました。
中国から日本へ送られたマスクは、感動的な出来事として伝えられているようです。
関連記事:【海外の反応】日本からの支援物資に中国で感謝の声|新型コロナウイルスめぐり

最後に、刘太郎さんは日本でも様々なメディアが報道していた防護服が多数展示されているエリアについて言及し「圧巻の迫力でした」と感想を伝えています。

新型コロナ感染対策特別展に対する一連の投稿には、「恒久展示なら行ってみたかった」、「感動して泣きそうになりました」などの感想が寄せられています。
展覧会はVRで訪問可能
新型コロナ感染対策特別展は、日本国内からでもVRを通じて閲覧することができます。
湖北新聞が作成した展覧会のVRは、360度様々な角度から閲覧でき、実際に展覧会を訪問したかのように閲覧することが出来ます。
湖北新聞:新型コロナ感染対策特別展VR

中国では流行収束に向かい、訪日客数早期回復が見込まれる
ロイター通信の4月22日の発表によると、中国では感染者数はピーク時の1%未満であり、感染の抑え込みに成功したとみられます。また、中国国内でのワクチン接種も2億回を突破しており、中国政府は集団免疫の獲得を目指しているようです。
感染状況が落ち着いていることも影響しているのか、JNTOが発表した2021年3月の訪日外客数のデータによると国別では中国人の訪問者数が最も多くなっています。
さらに、SNS上では「日本ロス」と思われる中国人のコメントが多く見られ、訪日意欲も根強くあるようです。観光目的での往来再開に向け、日本でも中国人を迎え入れる準備が必要となるでしょう。
関連記事:海外SNSで見られる「日本ロス」
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<参照>
JNTO:2021年訪日外客数(総数)
Twitter:刘太郎さんの新型コロナ感染対策特別展についての投稿
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