越境ECとは?メリットとデメリット、各国のプラットフォームまとめ

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越境ECとは、海外の商品をインターネット上で購入できるサービスです。

オンラインプラットフォームであるECサイト上で、海外の商品を気軽に購入できる魅力があります。

本記事では、越境ECとは何か、その市場規模や現状について言及し、越境ECのメリット・デメリットや人気のプラットフォームを紹介します。

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越境ECとは?市場規模、拡大理由についても解説

越境ECとは何なのか、その市場規模や、市場規模が拡大している理由について説明します。

越境ECとは

越境ECとは、インターネット通販サイトを通じた国境を越える電子商取引のことで、海外の消費者に向けて国内の商品を販売することを目的としています。

経済産業省は「消費者と、当該消費者が居住している国以外に国籍を持つ事業者との電子商取引(購買)」と定義しており、海外では「クロスボーダーショッピング: Cross Border Shopping」と呼ばれます。

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越境ECの市場規模

経済産業省が2020年7月22日に発表した「電子商取引に関する市場調査の結果」によれば、越境ECの市場規模は以下の通りです。


越境EC購入額

伸び率

日本

3,175億円

14.8%

米国

1兆5,570億円

11.8%

中国

3兆6,652億円

12.3%

越境ECの市場規模が拡大している理由

越境ECの市場規模が拡大している理由として、主に以下の3点が挙げられます。

1. スマートフォンの普及、インターネット人口の増加

statistaが2021年3月に発表した、世界のスマートフォン保持者の数の調査によれば、スマートフォン保持者は2023年に43億人になると予想されています。

スマートフォンが普及してインターネット人口は増加しており、世界中の人が越境ECを利用できる環境に置かれています。

2. 決済方法の簡素化

従来、海外商品購入者は、国内の金融機関に高い手数料を支払って、海外送金を行っていました。

しかし現在では、PayPalなどのWeb決済代行会社により、クレジットカード決済などで海外からでもかんたんに商品を購入できるようになっています。

3. コロナ禍で越境EC加速

コロナ禍の渡航制限下で、直接海外で物を購入することは難しくなりました。

コロナによってライフスタイルは変化し、巣ごもり需要の高まりもあって、越境ECを利用する人が増えています。

関連記事
コロナ禍の今年、世界で売れた日本の商品ランキング:「日本ロス」消費が加速、第三次越境ECブームの内訳とは

越境ECを利用するメリット・デメリット

ここから、越境ECを利用する上でのメリットとデメリットについて紹介します。

越境ECを利用するメリット

越境ECを利用するメリットとしてはまず、日本にいながらにして世界中に販売できるようになり、商圏が広がることが挙げられます。

さらに、海外に実店舗を構えるよりも低コストで海外に販売できます。

人口減少社会で日本の消費者が減ることが予想されるなか、低コストで販路を拡充したい人には最適といえるでしょう。

越境ECを利用するデメリット

一方で越境ECを利用するうえでのデメリットとして、配送料や手数料が国内ECよりも高いことが挙げられ、為替リスクも考慮する必要があります。

販売先の国によって越境ECに関する法律は異なり、多くの規制に従う必要もあります。

国によって決済の方法も異なり、例えば中国であれば「alipay」や「wechat pay」といったオンライン決済サービスが全体の9割近くを占めており、クレジットカードは主流とは言えません。

越境ECプラットフォーム国別紹介

越境ECで成功するためには、ターゲットとなる国で主流のプラットフォームを活用することが有効です。

各国の主流プラットフォームについて紹介します。

中国で主流の越境プラットフォーム

中国の越境ECは、世界一の市場規模を誇っています。

経済産業省が2018年に発表した「電子商取引に関する市場調査」によれば、2018年の取引額は1兆5,345億円で、2020年は2兆730億円規模に成長すると予想されています。

関連記事:
【中国】年間取引額2兆円の越境EC、国産プラットフォームTOP5と市場シェア:進出前に理解したい「3つの分類」特長とメリット・デメリットを整理

中国で主流となっている越境プラットフォームとしては、主に以下が挙げられます。

1.Alibaba

Alibabaが運営する越境EC天猫国際」では、中国の小売業許可などを取得することなく、中国の消費者向けに日本の商品を販売することができます。

海外販売の障壁を低く抑えながら、新商品や日本限定商品をすぐに販売できるメリットがあります。

2.京東(JD.com)

京東(ジンドン)は、海外製品を扱う越境EC「海囤全球(JD Worldwide)」を運営する大手企業です。

主要都市では購入した商品の当日配送も可能など、物流ネットワークの拡充にも力を入れています。

関連記事:
京東 とは

3. 拼多多(Pinduoduo)

拼多多は、オンラインショッピングとソーシャルメディアを融合した中国のECプラットフォームです。

交通インフラや小売店が大都市・地方都市ほどに発展していない田舎に住む、中間~低所得層をターゲットとしています。

2015年のサービス開始から1年で登録ユーザー数が1億を突破し、競合ECとは異なるターゲットを設定したことが奏功したともみられています。

関連記事:
拼多多 とは

アメリカでの主流越境ECプラットフォーム

デジタルマーケティングリサーチ専門会社eMarketerが2021年3月に発表した、アメリカEC販売会社トップ10のデータによれば、「Amazon」「Walmart」「eBay」が上位3社を占めました。

1. Amazon

Amazon(アマゾン)は、IT業界における支配的企業群「GAFA」や「FAANG」の一角に数えられる、世界的大企業の一つです。

2. Walmart

Walmart(ウォルマート)は、1962年に創業したアメリカのスーパーマーケットチェーンです。

デロイト・トウシュ・トーマツの「Global Powers of Retailing 2020」によれば、22年以上連続で世界一の小売企業として君臨し続けています。

3.eBay

eBay(イーベイ)は1995年に設立され、世界190か国で展開するグローバルECプラットフォームです。

イーベイ・ジャパンでは、日本のセラーを支援する日本語対応のサポートも提供しています。

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世界2位を誇るアメリカ越境EC市場 進出前に抑えておくべき基礎知識、最新トレンド

東南アジアでの主流越境ECプラットフォーム

datareportalによると、東南アジアで利用されている代表的なECプラットフォームとして、主に以下の3つが挙げられます。

1. Shopee(ショッピー)

シンガポール発のECプラットフォームです。

2021年現在、シンガポール以外ではインドネシアやマレーシア、タイ、ベトナム、フィリピンの東南アジアの諸国に台湾、ブラジルを加えて、8か国に進出しています。

2. lazada

Lazadaは2011年に設立され、2016年に中国Eコマース最大手のアリババ・グループの傘下企業になりました。

Lazadaの公式サイトによれば、2020年6月30日時点の月間アクティブユーザーは、1億人を超えています。

3. Tokopedia

Tokopedia(トコペディア)は、主にインドネシア市場向けのECプラットフォームです。

Tokopediaの公式サイトでは、月間ユーザー数は約1億人で、1,000万以上の出品者数がいるとされています。

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コロナ禍で注目される東南アジアの越境EC | 市場規模や人気なECサイトについて解説

越境ECの市場規模は拡大、各国に合わせたアプローチを

越境ECの市場規模は年々拡大し、コロナの影響でさらなる拡大が見込まれています。

低コストで販路拡大を目指すことができるものの、法律の違いなど各国ごとに違いがあります。

ターゲット国に合わせたプラットフォームを利用して、越境ECを推進していく必要があるでしょう。

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<参照>

経済産業省:電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました

statista:Number of smartphone users worldwide from 2016 to 2023

経済産業省:令和元年度 内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(電子商取引に関する市場調査)報告書

Deloitte:Global Powers of Retailing 2020

ebay:eBay販売サポートについて

datareportal:DIGITAL 2019: LEADING ONLINE RETAILERS IN SOUTHEAST ASIA

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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