11日、観光庁は2021年4月分の主要旅行業者の旅行取扱状況速報を発表しました。
国内の旅行業者46社の取扱額をみると、2020年からは355%増加しており、特に国内旅行は2020年比397.5%と約4倍になりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症流行前の2019年の4月と比較すると、2021年の層取扱額は14.8%にとどまっています。
また、訪日旅行の取扱額は前年からもさらに落ち込みを見せ、前年比81.1%、前々年比では1.6%となっています。
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)旅行取扱額、前年からは回復も、コロナ前からは減少
観光庁が6月11日に発表した主要旅行業者の旅行取扱額によると、2021年4月の取扱額は2020年の3.5倍ほどに回復したことがわかりました。一方、2019年比では14.8%となっており、観光業界が未だ苦境に立たされていることがうかがえます。
国内旅行は前年から約4倍、訪日旅行は2年連続減少
国内の主要旅行業者46社の2021年4月総取扱額は、623億8,639万円でした。これは2020年4月の355.2%にあたる取扱額で、約3.5倍の数値となっています。一方、2019年同期比では14.8%で、コロナ前の取扱額の15%にも満たなかったことがわかりました。
区分別に見ると、取扱額のうち、2020年比で最も大幅な回復が見られたのは国内旅行でした。
国内旅行の取扱額は571億6,291万円で、2020年4月から約4倍(397.5%)になりました。2019年の取扱高と比較すると約4分の1(25.2%)になりましたが、3項目の中では減少率が最も少ないことがわかります。
海外旅行の取扱額も2020年からは回復を見せています。2021年4月の取扱額は、2020年4月の約1.8倍(179.8%)の48億1,185万円でした。しかし、2019年比では2.8%と未だ厳しい状態は続いています。
上記2項目が前年から回復を見せている中で、外国人旅行、即ち訪日旅行の取扱額は前年からもさらに減少しています。
まず、コロナ前の2019年の取扱額は257億6,402万円でした。しかし、1年後には感染症流行の影響で国際的な往来が停止し、2020年の取扱額は5億729万円に激減しています。
2021年も国際的な移動制限や日本の水際対策は続いており、2020年からさらに落ち込みを見せました。2021年4月の取扱額は2019年の1.6%、2021年の81.1%にあたる4億1,163万円だったということです。

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる
<参照>
観光庁:報道発表資料
日本の魅力ある商品や体験を在日外国人インフルエンサーとつなげるマッチングプラットフォーム「trial JAPAN」
日本の魅力ある商品や体験を在日外国人インフルエンサーとつなげるマッチングプラットフォームです。インバウンド向け外国人インフルエンサー施策を、煩雑な交渉やスケジュール調整などの手間なくすぐに始められます。従来のインフルエンサー施策より、低コストで運用負担を抑えられるため、継続的なインバウンド市場への認知拡大を実現します。
詳しくはこちら
をご覧ください。
【12/25開催】2025年が終わる今こそ考えたい「インバウンドの未来」 東北に学ぶ成功戦略

2025年もいよいよ終わりに近づいてきました。今年の訪日外国人数は、10月までの累計ですでに3,500万人を超えており、過去最高だった2024年を上回ることが確実視されています。
来たる2026年は、インバウンドにとってどのような年になるのでしょうか。
本セミナーでは、観光業やインバウンド誘客に関わるスペシャリストの方々をお招きし、2026年以降のインバウンドについて見通します。
さらに、東北地方でのインバウンド誘客を事例としながら、今後の「地方×インバウンド」にとって重要な考え方や、今やるべきことについても徹底議論します。
東北地方で観光業界に関わる方はもちろん、それ以外の地域の方でも参考になる議論をお届けします!
詳しくはこちらをご覧ください。
→2025年が終わる今こそ考えたい「インバウンドの未来」 東北に学ぶ成功戦略【12/25開催】
【インバウンド情報まとめ 2025年12月前編】観光庁補正予算、オーバーツーリズム対策など225億円 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に11月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※訪日ラボ会員にご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→観光庁補正予算、オーバーツーリズム対策など225億円 / 東京23区のホテル開発がV字回復 ほか:インバウンド情報まとめ【2025年12月前編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」
訪日ラボの会員限定コンテンツ「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!
その他、訪日ラボの会員になるとインバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い教科書コンテンツやインバウンドを分析したレポート、訪日ラボのコンサルチーム登壇のセミナーなど役立つコンテンツが盛りだくさん!










