手ぶらサービスで観光時間が30分〜1時間増加 観光庁が調査発表

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観光庁は、オーバーツーリズム対策の一環として実施した「手ぶら観光推進に係る調査事業」の最終報告書を公表しました。

本報告書によると、手ぶら観光サービス自体の認知度の低さなどが影響し、実際の利用率は1〜2割にとどまっている一方で、サービスの活用により旅行者1人あたり30分〜1時間程度の観光時間が実際に創出されたことが報告されています。

なお同調査は、主要3空港で約1,500名の訪日外国人旅行者に対して行った聞き取り調査や、手ぶら観光サービスの利用調査などの結果をまとめたものです。

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手ぶら観光サービスの認知度、一時預かりよりも低い結果に

手ぶら観光サービスの認知度について調査したところ、一時預かりサービスに比べて低い水準にとどまっていることが明らかになりました。

具体的には、訪日前の認知度において「空港・駅等での一時預かりサービス」が54.3%であるのに対し、「空港(到着および出発)と宿泊先間での⼿荷物配送」は41.4%、「駅や観光案内所等と宿泊先間の⼿荷物配送」は34.2%にとどまっています。

認知度の低さなどが影響し、訪日客全体の実際のサービス利用率は1〜2割程度に低迷しているのが現状です。

一方で、実際に手ぶら観光サービスを利用した旅行者の満足度は9割を超えており、今後の利用意向も非常に高いことから、認知の拡大が今後の普及における大きなポイントとなることが示されています。

▲⼿ぶらサービス種類別・認知度:観光庁発表資料より

▲⼿ぶら観光サービス種類別・認知度:観光庁発表資料より

「多言語案内」「料金」「伝票の手書き」などが課題

実際に配送サービスを利用した旅行者が感じた問題や課題としては、「案内が日本語中心でわかりづらい」が20.2%で最多となりました。

次いで「どのようなサービスがあるのかわからない」(18.1%)、「サービスの料金が高いと感じる」(14.5%)、「伝票の記入など手続きが面倒」(11.9%)と続いています。

一方で、配送も預かりサービスも利用していない旅行者に対して実施した調査では、「どのようなサービスがあるのかわからない」が26.9%と、突出して高い割合を占める結果となりました。

そのほか、「サービスの料金が高いと感じる」(15.7%)、「案内が日本語中心でわかりづらい」(14.2%)などが上位に挙がっています。

▲配送サービス利⽤者による⼿ぶらサービスの課題:観光庁発表資料より
▲配送サービス利⽤者による⼿ぶら観光サービスの課題:観光庁発表資料より

手ぶら観光サービスの利用で観光時間が30分~1時間増加

本報告書では、手ぶら観光サービスを利用した場所や属性によって差はあるものの、同サービスを利用することで30分〜1時間程度、観光に使える時間が増加したことが分かっています。

観光時間が増加した背景として、ホテルに荷物を預けに行く手間やコインロッカーに戻る行程が解消されたことにより、無駄な移動が削減されたと分析しています。

こうした調査結果を踏まえ、報告書では手ぶら観光のさらなる普及・定着に向けた5つの方向性を提示しています。

具体的には、国による統一的なブランディングの推進や、OTA宿泊施設と連携した効果的なPR、Web手続きの簡素化などが挙げられており、官民が連携した課題解決への取り組みが求められています。

▲外国⼈旅⾏者等によるモニター調査結果のサマリ:観光庁発表資料より

▲外国⼈旅⾏者等によるモニター調査結果のサマリ:観光庁発表資料より

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観光庁:オーバーツーリズムの未然防止・抑制に向けた取組

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訪日ラボ編集部

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