首都圏を中心にホテルを展開する日本ホテル株式会社は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の進展を促すための取り組みとして、ワクチン接種済証を提示したホテル利用客にホテル共通利用券をプレゼントする取り組みを実施します。
ワクチン接種が完了していない(1度のみ接種)状態の人でも利用可能となっており、4企業全34ホテルが対象のキャンペーンとなっています。
ワクチン接種の加速化を促すとともに、徐々に回復傾向にある国内ホテル利用率のさらなる増加を後押しするかもしれません。
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ワクチン接種者対象にホテル共通利用権プレゼント
日本ホテル株式会社は、国内4企業全34ホテルを対象に、新型コロナワクチンの接種証明証提示で全ホテル共通利用券を利用客にプレゼントするキャンペーンを実施します。
安心・安全な環境を利用者に提供できるようにワクチン接種を応援しており、促進の一助となることを目指しています。
全34ホテルの共通利用券プレゼント、1回目の接種でも利用可能
2021年7月2日に発表された優待特典は、新型コロナワクチンを接種した人は誰でも利用できます。特典の利用には「ワクチン接種済証等」の提示が必要になりますが、1回目の接種でも利用可能だということです。
優待内容は、対象ホテルの宿泊料金や直営レストラン、バーで利用できる共通券で、1枚500円分として利用できます。利用金額に応じて券の枚数も変化します。


引用元:日本ホテル株式会社プレスリリース
対象ホテルは、東京ステーションホテル、メズム東京、オートグラフコレクション、メトロポリタンホテルズ(8施設)、JR東日本ホテルメッツ(24施設)です。
実施期間は2021年7月15日(木)から9月30日(木)となっており、共通券は発行後3カ月間が有効期間とされています。
国内ホテル利用率は前年同期より増加、後押しなるか
2021年6月30日に観光庁から発表された宿泊旅行統計調査の2021年5月第1次速報では、2021年5月の延べ宿泊者数は2,103万人泊で、前年同月比135.6%増だったことがわかりました。
2020年5月は緊急事態宣言下にあり、移動や宿泊が厳しく制限されていたという背景もあり、比較すると大幅な増加がみられたと考えられます。
国内利用について、日本人の総宿泊者数は2,080万人泊で、前年同月比137.5%の増加がありましたが、2021年4月からは200万人程度減少しています。毎月の利用者数は増減を繰り返している状態ですが、今回のキャンペーンは、ワクチン接種とともに国内のホテル利用数増加のきっかけになるかもしれません。
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<参照>
日本ホテル株式会社:プレスリリース
観光庁:宿泊旅行統計調査
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2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
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初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
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