日本百貨店協会が2021年11月の免税売上高・来店動向を発表しました。11月の免税総売上高は約34億8,000万円で、前年同月比24.7%増加となりました。
一人当たりの購買単価も約48万3,000円と前年同月比27.0%増加しており、特に一般物品売上高(化粧品、食料品などを除く)の売上が約30億円で前年同月比88.5%の伸びとなっています。
ただし、ここまで勢いのあった一人当たりの購買額には48万3,000円と前月比約2万円弱という若干の減少が見られました。
関連記事
インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)
2021年11月の免税総売上高は約34億8,000万円
2021年11月の免税総売上高は約34億8,000万円で、前年同月比24.7%増加となりました。
一般物品売上高は約30億5,000万円で前年同月比88.5%増加し、前月よりも3億円増加しました。緊急事態宣言が解除され、百貨店も営業規制がなくなったことから、9月以降順調に伸びを見せています。
ただし、オミクロン株の影響で厳しい入国制限が課されたことから、12月から2022年1月にかけて免税総売上高が減少することが予想されます。
2021年11月の購買客数は7,000人
11月の免税売上における一人当たりの購買額は増加し約48万3,000円でした。前年同月比27.0%増加となりました。また、購買客数は約7,000人で前年同月比1.8%減でした。
10月と比較し、一人当たりの購買額は2万円程度減少していますが、購買客数が増加していることからこの減少幅になったものと見込まれます。
また購買客数については、2020年11月において一部の国でビジネストラック・レジデンストラックがスタートし入国規制の緩和が行われていたことから、減少幅は比較的小さい方だと考えられます。
11月の人気商品群:化粧品が1位をキープ
11月の人気商品群としては、1位が化粧品となり、次いでハイエンドブランド、食料品、婦人服飾雑貨、紳士服・雑貨となりました。紳士服・雑貨が新たに5位にランクインしました。
また、免税手続きカウンターの来店国別順位は、1位が中国本土、次いで台湾、韓国、香港、シンガポール、タイ、マレーシアと続きました。順位の大きな変動は見られませんでした。
オミクロン株感染拡大、どこまで防げるか 水際対策の今後
今後については、新型コロナウイルスの変異株、オミクロン株による感染拡大をどこまで防げるのか、そして再度の緊急事態宣言による百貨店の営業規制を食い止めることができるのかが問われそうです。
また世界各国の感染状況について、日本政府は感染拡大防止のため、水際対策を年内まで強化すると当初発表していましたが、2022年明けについても措置を継続するという発表がありました。
これらの措置が継続する期間によって、免税売上高が大きく左右されると考えられます。
関連記事:水際対策強化、年明けまで延長へ 岸田首相
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる
<参照>
日本百貨店協会:2021年11月免税売上高・来店動向【速報】
訪日ラボ 最新版インバウンド情報まとめ
訪日ラボおすすめの記事をご紹介します。
永山卓也氏・mov共著『Googleビジネスプロフィールですごい集客力を手に入れる』8月5日発売
訪日ラボを運営する株式会社movは、株式会社ユニットティ 代表取締役で、日本初のGoogle ビジネスプロフィール ダイアモンドプロダクトエキスパートとしても活躍する永山 卓也氏とともに、Googleビジネスプロフィール専門の解説書『Googleビジネスプロフィールですごい集客力を手に入れる』を青春出版社より8月5日から発売いたします。
本書は、小売・飲食・宿泊業、観光業のマーケティング、マネジメント支援を中心に豊富な支援実績を持つ永山氏、そして口コミ対策・ローカルSEO(MEO)、インバウンド領域に知見を持つmovがタッグを組み、Googleビジネスプロフィールに関わる店舗集客施策を解説したものです。
全国の書店及びAmazonなどのオンライン書店、電子書籍での販売を予定しております。事前予約については以下のページをご確認ください。
https://amzn.asia/d/06xjqsYU
詳しくはこちらをご覧ください。
→永山卓也氏・mov共著『Googleビジネスプロフィールですごい集客力を手に入れる』8月5日発売
【インバウンド情報まとめ 2024年7月前編】「もう一度行きたい国」日本が1位に、その背景は? 他
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。
この記事では、主に7月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。
最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください!
本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「もう一度行きたい国」日本が1位に、その背景は? / 4月の国別宿泊者数 中国が再び1位に【インバウンドまとめ 2024年7月前編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」
![](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/12427/main_kAca-bnr.png?auto=format)
スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!