1月31日から始まった中国の春節(旧正月)に伴う大型連休が、2月6日に終了しました。
毎年春節の時期では多くの人が帰省や旅行で大移動しますが、各地でオミクロン株の感染が確認されるなど中国では感染抑制に神経を尖らせています。
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)中国国内の観光客数は延べ「1.37億人」 最初の3日間
中国文化観光部は「春節」連休の最初の3日間、中国国内の観光客数は延べ1億3,700万人であり、2019年の春節連休の同時期の71.5%まで回復したと発表しました。
国内旅行収入は3日間で1,678億4,900万元(約3兆円)に達したということです。
各地で新型コロナウイルス感染症が影響を及ぼしているものの、近場の旅行など主要都市の文化施設を訪れる人が増加しました。
全体の国内旅行者数・観光収入は「減少」
そして文化観光部は春節が終了した2月6日の夜、春節期間中の国内旅行者数が2億5,100万人と前年同期より2%減少したと発表しました。
国内旅行収入は2,891億元(約5兆2,000億円)で同3.9%減に落ち込んだとしています。
文化観光省によると国内旅行者数は新型コロナ発生前と比べて26.1%減だったということです。
これは新型コロナへの感染を警戒し、帰省や旅行を諦める人が多かったことが影響したと考えられます。
また、上海ディズニーランドのアプリによると、6日の連休最終日は待ち時間が「1時間を超えるアトラクション」はほとんど見られませんでした。
人気の観光地であるにもかかわらず、客数も例年より伸びなかった模様です。
今年は北京冬季五輪の開幕とも重なり、本来であれば関連消費による特需が見込めるはずでしたが、コロナ禍によってそれは叶わなかった格好です。
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