観光庁は、令和4年(2022年)2月の延べ宿泊者数を公表しました。
2月の延べ宿泊者数(全体)は2,364万人泊、前年同月比34.1%増でした。日本人の延べ宿泊者数でみると、まん延防止等重点措置期間であったのにもかかわらず2019年比の7割ほどにまで回復しています。
ホテルタイプで見ると、特にリゾートホテルの稼働率が前年同月差9.9%増加しており、シティホテルも前年同月差9.1%回復しました。
依然としてビジネスホテルの稼働率が最も高いものの、ビジネス目的以外の宿泊も回復傾向にあるといえるでしょう。
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2022年2月の延べ宿泊者数は2,364万人泊
2022年2月の延べ宿泊者数は2,364万人泊で、前年同月比34.1%増でした。
日本人延べ宿泊者数は2,341万人泊、前年同月比34.4%増で、新型コロナウイルス禍以前の2019年比では31.7%減となりました。つまり、7割の水準にまで回復していることを示しています。
外国人延べ宿泊者数は23万人泊で、前年同月比10.9%増でした。ただし、2019年比では97.5%減となっており、まだ回復傾向に向かっているとはいいがたい水準となっています。
外国人の新規入国が原則停止されていたのにもかかわらず、前年同月より増加していることについては、各国の水際対策などの影響で、延泊せざるを得なかったケースがあることも考えられます。
客室稼働率は34.5%で、前年同月差7.6%でした。最も稼働率が高かったのはビジネスホテルで45.0%でした。リゾートホテルは前年同月差9.9%稼働率が改善し、26.3%となりました。
シティホテルも回復を続けており、稼働率は32.6%となりました。前年同月差9.1%増加となっています。
![▲延べ宿泊者数の推移:観光庁より訪日ラボ作成 延べ宿泊者数の推移:観光庁より訪日ラボ作成](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/11864/main_5db39c87b42c22ea21e38d1acec83b2e.png?auto=format)
なお、宿泊旅行統計調査1月分の第2次速報も発表されました。国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数では、アメリカが最も多く、3.6万人でした。
次いで、中国、フィリピンと続いています。
新型コロナウイルス禍以前は中国が1位でしたが、アメリカよりも減少している理由として「ゼロコロナ」政策などの厳しいコロナに対する制限があげられると考えられます。
また客室稼働率で、最も高かったのは神奈川県の47.1%でした。
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<参考>
観光庁:宿泊旅行統計調査
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