観光庁は、令和4年(2022年)12月の延べ宿泊者数(第1次速報)を公表しました。12月の延べ宿泊者数は4,703万人泊で、前年同月比20%増でした。
2019年同月比では0.2%減となっており、ほぼ新型コロナウイルス感染拡大以前の水準まで回復しました。
また日本人の延べ宿泊者数でみると、2019年比8.3%増となり、コロナ前の水準を上回りました。
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12月の延べ宿泊者数は4,703万人
2022年12月の延べ宿泊者数は4,703万人泊で、前年同月比20%増でした。2019年同月比では0.2%減と、ほぼコロナ前の水準まで回復しています。
このうち日本人の延べ宿泊者数は4,110万人泊で、前年同月比5.8%増でした。
2019年同月比では8.3%増とコロナ前の水準を上回っており、行動制限のない年末年始の需要がうかがえる結果となっています。
また、外国人延べ宿泊者数は593万人泊で、2022年10月11日から個人旅行が解禁されたことなどが追い風となり、前年同月比1,695.8%増と大幅に増加しました。
2019年同月比では、35.4%減まで回復しています。
![▲延べ宿泊者数の推移:観光庁「宿泊旅行統計調査」より訪日ラボ作成 延べ宿泊者数の推移:観光庁「宿泊旅行統計調査」より訪日ラボ作成](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/12891/main_33f6081b677931cde5cce3bfc8263a05.png?auto=format)
客室稼働率は全体で53.7%で、前年同月差7.2%増加となりました。
最も稼働率が高かったのはシティホテル(67.4%)で、ビジネスホテル(63.4%)を上回りました。
宿泊施設の種類別で最も稼働率が改善したのもシティホテルで、前年同月差15.6%稼働率が改善しています。
旅館は稼働率が36.8%と全体を下回っているものの、前年同月差4.3%と徐々に回復の動きがみられており、2019年同月差では1.8%とコロナ前の水準を上回っています。
11月の延べ宿泊者数は4,609万人
2022年11月の延べ宿泊者数(第2次速報)は4,609万人で、前年同月比24.8%増、2019年同月比7.2%減となりました。
11月の延べ宿泊者全体に占める外国人宿泊者の割合は8.3%で、国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数では、韓国が56.1万人で最多となりました。
次いでアメリカ(40.1万人)、台湾(26.1万人)と続いています。
4位の香港(24.1万人)、5位の中国(18.3万人)までの上位5か国・地域で全体の52.6%を占めています。
新型コロナウイルス感染拡大以前の2019年同月比では5割以上減少している国が多いものの、前年同月比では香港(+16,260.5%)、台湾(+12,531.9%)、韓国(+10,841.7%)が大きく増加しています。
また11月の日本人延べ宿泊者数は4,227万人泊で、都道府県別の前年同月比では、最高が沖縄県、次いで愛媛県、大阪府、千葉県、京都府の順となっています。
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<参照>
観光庁:宿泊旅行統計調査
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