観光庁は、「インバウンドの地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業」の2次公募を実施すると発表しました。
本格的な再開が見込まれるインバウンドの地方誘客や観光消費拡大促進のための補助金で、上限は1,250万円となっています。
なお、公募の受付期間は7月7日(金)12:00までで、事業説明会と個別相談会がそれぞれ3回にわたって実施されるとのことです。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
補助金「インバウンドの地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業」
本事業は本格的なインバウンド再開に向けて観光事業者を支援する補助金で、以下の3つの類型があります。
- 一般型
- インバウンド販売モデル構築型
- 高付加価値コンテンツ型
1. 一般型
【特徴】
「インバウンド販売モデル構築型」「高付加価値コンテンツ型」以外の事業
【おもな補助内容要件】
・観光事業者が連携して地域に根差したツアー、アクティビティ、体験、イベントなどのコンテンツの磨き上げを図る取り組みであること
・事業期間内において、モデルツアーをはじめとした、地域に実際に旅行者が訪れる取組、販路形成、プロモーションなど、販売を想定した総合的な取り組みであること
・国内居住者もターゲットとしつつも、インバウンド向けの取り組みであること
・地域の産業連携を通じて観光消費拡大を図る取り組みであること など
【補助額】
・補助率:400万円まで定額(10/10)400万円を超える部分については1/2
・補助額の上限:1,250万円
※事業費は600万円を下限(補助額は500万円)とします
2. インバウンド販売モデル構築型
【特徴】
過去、観光庁事業に採択された旅行商品について、本事業を通してインバウンド向けのコンテンツ改善とあわせて、販路基盤整備などを行う事業
【おもな補助内容要件】
・販売モデル構築を実施する旅行商品に対する、インバウンド受入のための他言語化を実施すること
・プロモーションを行う場合にはインバウンド向けに他言語による情報発信を行うこと
【補助額】
・補助率:400万円まで定額(10/10)400万円を超える部分については1/2
・補助額の上限:1,250万円
※事業費は600万円を下限(補助額は500万円)とします
3. 高付加価値コンテンツ型
【特徴】
期間限定、特別な体験などの高付加価値コンテンツを創出し、販売する事を前提にした取り組み
【おもな補助内容要件】
・インバウンド向けの取り組みであること
・これまでに一度も実施されたことがないものなど、新規性が高く特別なものであること
・観光資源の磨き上げが目的ではなく、本事業期間内に販売などを行うこと
・規模1,000名以上のコンテンツ・イベントであること、または一般的なものと比較して単価が2倍以上となる高付加価値な取り組みであること
【補助額】
・補助率:400万円まで定額(10/10)400万円を超える部分については1/2
・補助額の上限:1,250万円
※事業費は600万円を下限(補助額は500万円)とします
それぞれの詳細は「インバウンドの地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業ポータルサイト」を参照してください。
公募受付期間と事業説明・相談会について
公募の受付期間は令和5年6月5日(月)~7月7日(金)12:00で、事業説明会と個別相談会は以下のとおり実施されます。
【事業説明会 実施概要】
日程:
令和5年6月5日(月)10:00~11:00
令和5年6月9日(金)10:00~11:00
令和5年6月14日(水)10:00~11:00
開催方法:Zoomウェビナー
ウェビナーURL:https://us02web.zoom.us/j/82607533301 ※URLは全回共通となります
内容:公募内容、事業スケジュールなどの説明
【個別相談会 実施概要】
日程:
令和5年6月12日(月)
令和5年6月13日(火)
令和5年6月14日(水)
開催方法:オンライン
内容:個別相談(1回約15分)
申込方法などの詳細については、下記URLをご確認ください。
https://inbound-contents.snavy.jp/
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
<参照>
観光庁:「インバウンドの地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業」の2次公募及び事業説明・相談会を実施します!
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!