京都市観光協会は5月30日、ホームページ上で京都市観光協会データ月報(2023年4月)を発表しました。
データによれば、2023年4月の京都市内の宿泊者の外国人比率が急拡大し、2019年10月以来、3年半ぶりに50%を超える高水準となりました。
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京都市内ホテルの客室稼働率は78.9%
2023年4月における京都市内の主要110ホテルの客室稼働率は78.9%でした。前月にあたる2023年3月から0.9ポイント増と横ばいで、2022年同月の45.8%からは33.1ポイント増と大幅にアップしています。
入国制限緩和後のインバウンド回復基調に加えて、4月7日~10日は欧米諸国からの観光需要が高まる「イースター休暇」にあたるため、2か月連続で80%に迫る高い稼働率となりました。
一方、コロナ禍前の2019年同月の89.9%と比べると11ポイント下回る結果となっています。その理由として、例年より桜の開花時期が早まって日本人の花見需要が3月でほぼ終わっていたことや、中国からのインバウンド需要の回復が遅れていることが挙げられます。
外国人比率が大幅上昇、3年半ぶりに50%超えの高水準
外国人延べ宿泊数は45万1,966泊で、前月にあたる3月の31万3,203泊から40%以上アップ。調査対象施設数の変化を考慮しない場合、2019年同月と比べても22.9ポイント増となりました。
総延べ宿泊者数に占める外国人比率は55.1%と、前月の37.5%から大幅に上昇しています。2019年10月以来、3年半ぶりに50%を超える水準を記録しました。
なお外国人延べ宿泊数の国・地域別構成比では「アメリカ」が23.0%と最多で、「台湾」が8.7%、「オーストラリア」が6.8%と続いています。
桜鑑賞を目的とした訪日旅行やイースター休暇に伴う欧米方面からの宿泊需要により、前月から引き続き欧米の割合が多くなったと考えられます。
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<参照>
京都市観光協会:KTA Research Report
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