全国の観光地・観光産業は新型コロナウイルス感染拡大で大きな打撃を受けていましたが、今は回復傾向にあります。今後はコロナ禍を経て変化した旅行者のニーズに合ったプロモーション・受入環境整備を強化すべく、資金調達の体制づくりを進めたいという方もいるでしょう。
そんな中、観光庁は6月12日、「観光業界におけるクラウドファンディング活用マニュアル」を公開しました。
なじみのない方にはハードルの高さを感じてしまうクラウドファンディングですが、本マニュアルでは全83ページにわたって分かりやすく紹介されています。
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会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
観光業界におけるクラウドファンディング活用マニュアル
観光庁によるクラウドファンディング活用マニュアルはこちらから
「観光業界におけるクラウドファンディング活用マニュアル」は以下の3つの内容で構成されています。
- クラウドファンディングの概要
- プロジェクトの進め方
- 観光業界でのクラウドファンディング活用事例
マニュアルの想定読者は、クラウドファンディングの活用ノウハウを必要とするDMO(観光地域づくり法人)や地方公共団体、観光産業に携わる事業者など、地域の資源を活用した観光コンテンツの造成・販売・提供に関心がある団体や事業者です。
クラウドファンディングを活用したくても、ノウハウがなくて取り組めていない団体や事業者もいるのではないでしょうか。
クラウドファンディングは、観光コンテンツを新たに造成するための資金調達としてはもちろん、支援者の反応や要望などをもとにコンテンツの磨き上げにも役立てられます。
ノウハウがなく、クラウドファンディングに取り組めていない団体や事業者は、今回観光庁が公開したマニュアルを参考にしてみてください。
マニュアルの構成
「観光業界におけるクラウドファンディング活用マニュアル」の構成は以下の通りです。
- はじめに
・マニュアルのねらい
・観光分野とクラウドファンディングの関係性
・どのような人が支援をしている? - 第1部:クラウドファンディングの概要
・クラウドファンディングとは
・クラウドファンディングの主な類型
・クラウドファンディングのプラットフォーム
・クラウドファンディングの募集形式
・クラウドファンディング導入のメリットとデメリット
・クラウドファンディング成功の心得 - 第2部:プロジェクトの進め方
・全体の流れ
・プロジェクト掲載前に対応すべきチェックリスト
・【掲載前】プロジェクトの準備をしましょう~企画・設計編~
プロジェクトの計画を立てる
リターン設計のポイント
コンテンツ設計編チェックリスト
掲載ページの作成
・【掲載前】プロジェクトの準備をしましょう~告知・集客編~
集客の準備を行う
ページへの流入を生み出す
ページへの流入を生み出す<応用編1>
プロジェクト準備のまとめ
・【掲載中】プロジェクトを盛り上げましょう
お客様の対応を丁寧に行う
ページへの流入を生み出す<応用編2>
・【掲載後】より良い結果にするために
リターンの提供
より良いコンテンツにするために
目標未達成プロジェクトの共通点 - 第3部:観光業界でのクラウドファンディング活用事例
・一般社団法人SOE のクラウドファンディング活用事例
・金森合金株式会社のクラウドファンディング活用事例 - まとめ
- 別添
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<参照>
観光庁:持続可能な観光に資するデジタル技術を活用した新たな資金調達手法の活用に向けて~「観光業界におけるクラウドファンディング活用マニュアル」を作成しました~
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
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- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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