世界の都市の総合力を評価するランキングが11月9日に発表され、東京が8年連続で3位にランクインしました。
東京は「食事の魅力」や「公共交通機関の利便性」、さらには円安の影響もあり、生活コストの安い都市として「居住」の分野でも高く評価されました。
一方、「観光地の充実度」や「ナイトライフ」など課題も浮き彫りとなりました。
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2023年版「世界の都市総合力ランキング(GPCI)」発表
森記念財団都市戦略研究所は11月9日、2023年版「世界の都市総合力ランキング(GPCI)」を発表しました。
このランキングは各都市の魅力や課題を明らかにするため、世界の主要48都市を対象として2008年から発表されています。
トップはロンドン、東京は3位にランクイン
ランキングのトップ10は以下の通りとなっています。
- ロンドン
- ニューヨーク
- 東京
- パリ
- シンガポール
- アムステルダム
- ソウル
- ドバイ
- メルボルン
- ベルリン
トップはイギリスのロンドンで、アメリカのニューヨークが続きました。
日本から東京が8年連続で3位にランクインし、大阪が37位、福岡が42位となっています。
東京はナイトライフやハイクラスホテルに課題
ランキングは「経済」「研究・開発」「文化・交流」「居住」「環境」「交通・アクセス」の6分野に関して、あわせて70の指標で採点されています。
東京は「文化・交流」の分野で5位にランクインしており、なかでも「ホテル客室数(1位)」や「食事の魅力(1位)」が高く評価されています。一方、「観光地の充実度(17位)」や「ナイトライフ充実度(30位)」「ハイクラスホテル客室数(20位)」が弱みであることも明らかになりました。
また「交通・アクセス」の分野では8位で、「駅密度(5位)」や「公共交通機関利用率(1位)」が高評価だったものの、「国際線直行便就航都市数(27位)」や「空港アクセス時間の短さ(29位)」が課題となっています。
なお為替変動による円安の影響で、生活コストの安い都市として「居住」の分野で昨年の11位から3位に急上昇しました。
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<参照>
森記念財団都市戦略研究所:2023年版「世界の都市総合力ランキング(GPCI)」
森記念財団都市戦略研究所:世界の都市総合力ランキング(GPCI)ポストコロナ時代の社会や暮らしの変化が順位に影響〜今年は新たに「金融」分野も評価し、国際金融都市としての東京の立ち位置を分析〜
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