スポーツ庁・文化庁・観光庁は、スポーツと文化芸術を融合させて新たな地域の魅力を国内外に発信し、インバンド客の増加と国内観光の活性化を促進するため、「スポーツ文化ツーリズム」を推進しています。
その一環として「スポーツ文化ツーリズムアワード2023」の公募が行われ、29件の応募から計7件の受賞団体が選出されました。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
「スポーツ文化ツーリズムアワード2023」発表
スポーツ文化ツーリズムとは、各地域のスポーツイベントと文化芸術資源を結び付けて、新たに生まれる地域ブランドや日本ブランドを確立、発信し、訪日外国人の増加や、国内観光の活性化を図り、日本および地域経済の活性化を目指すことをいいます。
今回発表された「スポーツ文化ツーリズムアワード2023」の受賞団体は以下です。
- スポーツ文化ツーリズム賞:愛媛県今治市
- スポーツツーリズム賞:越後まつだいトレイルランニング実行委員会
- 文化ツーリズム賞:一般社団法人 安中市観光機構
- 武道ツーリズム賞:一般財団法人奈良市総合財団
- 武道ツーリズム賞:北海道福島町観光協会
- 日本遺産ツーリズム賞:一般社団法人 下諏訪町地域開発公社 観光振興局
- 食文化ツーリズム賞:炭鉄港推進協議会事務局
以下では、受賞団体の中から3団体をピックアップしてご紹介します。
スポーツ文化ツーリズム賞:愛媛県今治市
愛媛県今治市は、スポーツと文化を融合させた取り組みで「スポーツ文化ツーリズム賞」を受賞しました。
今治市は今治城を中心に、瀬戸内海で行われた2022年度のさまざまなイベントを結びつけ、瀬戸内しまなみ海道スリーデーマーチ、今治クリテリウム、サイクリングしまなみ2022、今治シティマラソンなどのスポーツイベントや、食や特産品のイベント「せとうちみなとマルシェ」を開催し、国内外から多くの人を呼び込みました。
マルシェでの地域ボランティアを活用した取り組みや、文化・スポーツイベントを横断的に実施した点などが高く評価されました。
スポーツツーリズム賞:越後まつだいトレイルランニング実行委員会
「スポーツツーリズム賞」を受賞したのは、新潟県十日町市松代で行われた「トレイルランニング大会」を主催した越後まつだいトレイルランニング実行委員会です。
この大会では、いまとなっては使われなくなった古道を再発掘するとともに大会用に整備し、日本の原風景を楽しむ機会を提供しました。
潜在的な観光資源を有効活用している点や、「大地の芸術祭」と連携するなど地域を巻き込んだ取り組みが評価されて受賞にいたりました。
武道ツーリズム賞:一般財団法人 奈良市総合財団
一般財団法人 奈良市総合財団は、奈良で外国人観光客向けの本格的な弓道体験プログラムを提供した取り組みで「文化ツーリズム賞」を受賞しました。
外国人観光客に本格的な弓道を体験できる機会を提供し、国際的に「武道=奈良」や「武道=奈良の新しいブランド」というイメージを広めることで、武道ツーリズムにつなげることを目指しています。
日本人の美しさや品格をわかってもらえる良い機会である点や、文化的な要素を身を持って体験することで深く奈良を知れる良い機会になった点が評価されたということです。
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<参照>
観光庁:「スポーツ文化ツーリズムアワード 2023」の受賞団体を発表します
観光庁:スポーツ文化ツーリズムアワード2023 【スポーツ文化ツーリズム賞】 入賞
【7/9開催】消費額1.7兆円超!最新中国インバウンド市場の攻略ポイント
2024年、訪日外国人による旅行消費額は過去最高の約8兆1,257億円を記録。 そのうち中国は1.7兆円超(全体の約21%)と圧倒的な1位を占めており、宿泊日数や訪問者数でもトップクラスの存在感を示しています。
これだけ市場が大きく、経済インパクトのある中国インバウンド。 いま多くの企業が「中国向けに本格的な戦略を立てるべきではないか?」と検討を始めています。
しかし中国では、Googleをはじめとする多くのサービスに規制があり、中国現地のSNSや地図サービスを活用するなど、独自のカスタマイズされた対策が必要です。
本セミナーでは、インバウンド戦略の基本を押さえた上で、「中国市場の最新動向」と「具体的な対策」について、わかりやすく解説します。
<本セミナーのポイント>
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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