四国運輸局は3月30日、「四国におけるインバウンドレンタカー利用に関する調査結果」を公表しました。
公表された資料によると、レンタカーを利用した訪日外国人旅行者のうち、東アジア地域からの旅行者が90.6%を占めていることがわかりました。また、レンタカー利用によって広域周遊や地元スーパー、ドラッグストアへの立ち寄りなど導線の広がりもみられています。
なお、同資料は四国4県内の空港・主要駅の貸出拠点においてレンタカーを利用した訪日外国人旅行者290名と、四国内のレンタカー事業者を対象に実施した調査結果をとりまとめたものです。
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四国でのレンタカー利用、徳島・愛媛は韓国、香川・高知は台湾が最多
同調査の対象となった訪日外国人旅行客290名の内訳は、90.6%が東アジア地域からの旅行者でした。
そのうち台湾が36.8%で最多で、次いで香港が31.1%、韓国が22.7%、その他が9.4%となっています。
しかし、各県によって内訳が大きく異なり、徳島県では8割以上、愛媛県では半数以上が韓国からの利用者となりました。一方、香川県と高知県においては、台湾と香港からの利用者が多い結果となっています。
年代については30代が34.7%、40代が27.8%で合わせて半数以上を占めており、性別の割合は男性が61.7%、女性が38.3%でした。
旅行スタイルをみてみると、「子ども連れの家族」が30.7%、「夫婦・パートナー」が29.2%と、それぞれ約3割を占めています。
また、四国での滞在日数については、「4~7泊」が51.2%と半数以上を占め、次いで「1~3泊」が30.6%、「8泊以上」が16.3%、「日帰り」が2.0%となりました。

レンタカー利用の理由、1位は時間的効率・複数スポットを回るため
レンタカーを利用する理由については、「観光地巡りの時間的効率がいいから(複数スポットを回るため)」が67%で最多となりました。
2位は「自然エリア(山・海・温泉など)に行くため」で32%、3位は「子連れや高齢者、また荷物が多いなど家族の都合で便利だったため」が23%でした。
この結果から、レンタカー利用は現地で偶発的に選択されているものではなく、旅行計画の段階から組み込まれている可能性が高いと分析されています。
また、レンタカーは公共交通機関の本数が限られる自然エリアや広域観光地へのアクセスを補完し、限られた滞在日数の中で周遊性を高める役割を果たしていると考えられます。

車でゴルフ場巡り スーパー・ドラッグストアへの立ち寄りも
なお、サンプル数が11と限られるものの、GPSデータによる導線分析では、レンタカーが多様な旅行スタイルで利用されていることがわかりました。
同調査では、松山空港を起点に複数日にわたって松山周辺、久万高原、今治など異なるゴルフ場へ連日訪問したり、徳島空港から複数のゴルフ場や鳴門、大歩危峡といった広域観光を組み合わせたりといった、ゴルフツーリズムに関連する移動パターンがみられました。
また、徳島を起点に淡路島、高松を起点に小豆島を往復するルートや、四国4県を横断する広域周遊行動もみられています。
加えて、半数近い5つのサンプルにて、地元住民が利用するスーパーマーケットやドラッグストア、ディスカウントストアへの頻繁な立ち寄りが確認されました。
レンタカーの利用によって、観光地だけでなく、生活消費拠点を含む多層的な地域回遊が生まれている様子がうかがえます。
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<参照>
四国運輸局:【観光】令和7年度「四国におけるインバウンドレンタカー利用に関する調査結果」の公表について
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