2024年中国人観光客の最新トレンド!SNSで人気の観光スポットとは?

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日本政府観光局JNTO)より発表された2月の訪日外客数では、中国は45万9,400人という結果になり、コロナ禍で落ち込んだ訪日客数が徐々に回復している様子がわかりました。

コロナ前のピークには戻っていないものの、中国は訪日外客数の3位を占めており、インバウンドにおいて重要な立ち位置にあることは変わりません。

中国人観光客の心をつかむために重要なのは、中国のトレンドを把握しておくことです。そこでこの記事では日本観光について、気になる中国のSNS事情を紹介します。

関連記事:中国人観光客が行きたい国、2位に日本 一方で訪日数は回復途上【中国春節2024振り返り】

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東京・大阪が変わらず中国人観光客に人気

Mafengwoが発表した「2024春節ビッグデータレポート」によると、2024年の春節休暇で人気だった都市は、1位香港、2位シンガポール、3位マカオ、4位バンコク、5位東京でした。大阪は6位のバリに次いで7位となっています。

東京を旅行する中国人観光客に多いのが、4〜6日のスケジュールを組んで東京近県まで足を伸ばすケース。都内の有名観光地と合わせて鎌倉や河口湖(富士山)まで観光するルートが人気のようです。中国版Instagramとも言われる「小紅書(通称RED)」では、インフルエンサーが東京周辺の過ごし方について見本を紹介している例も多数あります。ガイドブックやHPだけでなくSNSを通じた情報収集を積極的に行う観光客も多く、よりリアルで深い観光情報を欲している人が多くなってきているといえるでしょう。

日本を訪れる中国人観光客の最新トレンド

小紅書RED)の投稿から、日本を訪れる中国人観光客の間で流行っているものやスポットを紹介していきます。

中国でも「ちいかわ」は人気

「ちいかわ」とは、2020年よりSNS上で連載され、2021年に単行本化した漫画・アニメ作品のキャラクターです。電子版を含めた累計部数は270万部(2023年12月時点)を超え、公式X(旧Twitter)のフォロワーは300万人を突破。企業やブランドとのコラボ企画も多く、その人気は世界中に広まっています。小紅書RED)でも、「#chiikawa」のハッシュタグは閲覧数が8億7,000万回以上(2024年3月現在)で、その人気の高さがうかがえます。専門ショップに訪れる観光客も多く、ちいかわを目当てに旅行するケースも多いようです。

冬でも〇〇が見たい!

2024年の春節休暇のトレンドを見てみると「冬でも〇〇が見たい!」という意外なトレンドがある様子。近年は「よりディープな旅行体験」を求める人が多いことから、ガイドブックに載っていない「知る人ぞ知る情報」をSNSを通じて集める傾向があるようです。日本を旅行する中国人観光客の間で流行した「冬でも〇〇」を紹介します。

冬でも“日本の桜”が見たい

小紅書RED)上では、日本の“冬”に見られる桜の風景が大人気。例年1月から2月上旬に「あたみ桜」が開花する静岡県熱海市や、2月上旬から「河津桜」が開花する静岡県河津市が特に話題の観光地となっています。関連ハッシュタグ「#热海樱花(あたみ桜)」の閲覧数は6.8万回を記録。「#河津早樱(河津の早桜)」は48.2万回記録し、日本を旅行する中国人観光客から高い関心を集めています。(数字はともに2024年3月現在)

冬でも“日本の花火”が見たい

日本では夏のイメージが強い花火も、季節を問わず「見たい!」と思う中国人観光客が多いようです。3月30日に開催予定の「富士山花火大会」について、小紅書RED)上での関連投稿は、3月17日時点で112.4万回の閲覧数となっています。投稿内容は花火大会の概要やアクセスに関するものが多く、旅行を検討しているユーザーから多くのコメントがよせられているようです。

「ディープな観光」を求める中国人が増えている

有名観光地を短期間で巡るような詰め込み型の旅行ではなく、ゆっくりと自分の興味関心の高い観光地を訪れる旅の需要が徐々に高まっている中国。情報収集においても、ガイドブックやWebサイトだけでなく、SNSを活用するケースも多くなってきました。

より深く、よりリアルな観光地情報を求めるユーザーに対していかにアプローチしていくかが、今後の大きな課題となりそうです。

関連記事:中国春節で「青森県」に注目が集まったワケ /「今後行きたい旅行先」日本が11市場でトップに

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<参照>

小紅書(RED):#chiikawa

小紅書(RED):#热海樱花(あたみ桜)

小紅書(RED):#河津早樱(河津の早桜)

小紅書(RED):#富士山花火大会

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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