日本政府観光局(JNTO)は6月19日、2024年5月の訪日外客数推計値を発表しました。
5月の訪日外客数は304万100人で、2019年同月比9.6%増を記録。4月の訪日外客数(304万2,900人)とほぼ同数となっています。
また、23市場のうち19市場では、5月の過去最高を記録しました。
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5月の訪日外客数は304万人
日本政府観光局(JNTO)が6月19日に発表した訪日外客数推計値によると、2024年5月の訪⽇外客数は304万100人、2019年同月比9.6%増でした。3か月連続で300万人を超えています。
4月の桜シーズンが落ち着いたタイミングではありますが、引き続き訪日外客数は好調に推移しています。JNTOは好調の要因について、⼀部市場において学校休暇を含む連休にあわせた訪⽇需要の高まりがあったことや、東アジアでは韓国、東南アジアではシンガポール、欧米豪・中東地域では米国などで訪⽇外客数が増加したことを挙げています。
国別1位は引き続き韓国
国別では韓国が2019年同月比22.4%増の73万8,800人で、前月から引き続き1位となっています。2位が中国(2019年同月比27.9%減、54万5,400人)、3位が台湾(同9.3%増、46万6,000人)、4位が米国(同57.4%増、24万7,000人)、5位が香港(同15.1%増、21万7,500人)でした。ほか、2019年同月比での伸び率が大きかったのはシンガポール(同66.5%増、6万2,700人)、カナダ(同57.9%増、5万5,800人)、中東地域(同146.5%増、1万4,000人)、メキシコ(同109.8%増、1万1,500人)などです。
また、調査された23市場のうち19市場で5月の過去最高を記録していて、なかでもインドでは単月の過去最高を更新しました。

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日本政府観光局(JNTO):訪日外客数(2024年5月推計値)
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インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
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- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
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- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
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※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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