日本政府観光局(JNTO)が7月19日に発表した訪日外客統計によると、2024年6月の訪日スペイン人数は1万2,900人でした。
同日、観光庁もインバウンド消費動向調査の結果を公表。2024年4-6月期の訪日スペイン人旅行消費額は137億円で、2019年同期を大きく超えました。
本記事では、スペイン市場のインバウンド動向について解説します。
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訪日スペイン人客数最新データ:月間1.3万人
日本政府観光局(JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2024年6月の訪日スペイン人数は1万2,900人で、コロナ禍前2019年の水準を大きく上回っています。

これまでの年間推移と、2024年上半期を比較してみましょう。2024年上半期は6万5,900人で、 2019年同期の5万1,422人から28.2%伸長しています。
なお、訪日スペイン人は例年8月にピークを迎えるため、今後さらなる拡大が期待されます。

訪日スペイン人消費額最新データ:4-6月期137億円
続いて、観光庁が発表しているインバウンド消費動向調査です。2024年4-6月の訪日スペイン人旅行消費額は137億円で、コロナ禍前2019年の水準を大きく上回っています。
消費額についても過去最高額となる可能性が高そうです。

1人あたり消費額は36万1,187円
1人あたり消費額を見てみましょう。2024年4-6月の訪日スペイン人の1人あたり消費額は、36万1,187円でした。全市場の1人あたり平均消費額と比較すると12万2,465円多くなっています。
1人あたり消費額の構成をみると、最も大きな割合を占めたのは宿泊費で15万2,395円。次いで飲食費が7万9,748円、交通費が6万5,196円、買物代が4万8,938円、娯楽等サービス費が1万4,910円でした。2019年同期と比較して5つの費目全てが増加し、その中でも宿泊費は5万円以上、交通費、飲食費は3万円前後の増加となっています。また、他の市場と比較して娯楽等サービス費が多いのが特徴です。

以上、スペインの最新インバウンドデータを解説しました。訪日ラボでは、スペインのインバウンド動向やスペイン人観光客の特徴などをまとめていますので、ぜひご覧ください。
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