羽田空港の運営事業などを行う日本空港ビルデングは8月7日、2025年3月期第1四半期の連結決算を発表しました。
インバウンド拡大により羽田空港の国際線旅客数が前年を約30%上回ったことも受け、増収増益となりました。
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日本空港ビルデング、2025年3月期第1四半期の連結決算を発表
日本空港ビルデングは、羽田空港旅客ターミナルを中心に「施設管理運営」「物品販売」「飲食」の3事業を展開しています。
8月7日に発表した2025年3月期第1四半期の連結決算では、羽田空港の国際線好調により増収増益となりました。
インバウンド拡大で国際線旅客数が3割増 業績予想は上方修正
日本空港ビルデングの2025年3月期第1四半期(4月~6月)の業績は、営業収益が前年同期比42.0%増の653億3,700万円、営業利益が同97.9%増の109億2,600万円、経常利益が同113.6%増の107億1,200万円で、増収増益となりました。
羽田空港の旅客数は、国内線は前年を若干下回ったものの、国際線では訪日外国人旅客数が増加し、3月末の夏ダイヤからの増便や復便、前年のGW前まで行われていた水際対策の反動もあり、前年を約30%上回りました。
旅客数が増えて売上が増加したことで増収増益となり、日本空港ビルデングは第2四半期(7~9月)の連結業績も予想を上回る見込みだとして、2025年3月期連結決算予想を上方修正しました。
円安や中国人旅客数回復で免税店売上が大幅増
業績をセグメント別にみると、国際線売店売上が前年同期比82.3%増となる247億3,900万円と大幅に増加しました。
羽田空港や成田空港などでの国際線旅客数増加に加えて、円安の影響や中国人旅客数が大幅増になったことで、羽田空港免税売店の購買単価が前年同期比で2割以上向上しました。
店舗営業時間の正常化などにより、購買客数も旅客数の増加率を上回って増加しています。
また国内線売店売上は国内線旅客数が前期を下回ったものの、2023年12月に羽田産直館がオープンしたことより、店舗数の増加などで前年を上回りました。
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<参照>
日本空港ビルディング:連結業績予想の修正に関するお知らせ
日本空港ビルディング:2025年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
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