観光庁は9月10日から11日にかけて、兵庫県神戸市で「第10回日中韓観光大臣会合」を開催しました。
三国間の観光交流と協力の強化や、人的交流拡大、地域経済の繁栄と社会発展の促進などを目的として議論し、共同宣言が採択されました。
観光庁、「第10回日中韓観光大臣会合」を開催
観光庁は9月10日から11日にかけて、ホテルオークラ神戸(兵庫県神戸市)において「第10回日中韓観光大臣会合」を開催し、9月13日に観光庁のWebサイト上で結果を発表しました。
日本からは斉藤国土交通大臣や秡川観光庁長官、韓国からは柳仁村(ユ・インチョン)文化体育観光部長官、中国からは張政(チョウ・セイ)文化・旅游部副部長のほか、各国の観光業界関係者が出席しました。
柱は「連携体制の確認・強化」「持続可能な観光の促進」「交流の多様化」
大臣会合では、ポスト・パンデミックにおける日中韓三国の観光の迅速な回復と、さらなる発展を目指すことを確認しました。
具体的には、「連携や協力体制の確認・強化」「持続可能な観光の推進」「地方誘客などを通じた観光交流の多様化・高質化」を中心に、さまざまな分野での協力や取り組みの推進などが議論され、共同宣言が採択されました。また、2025年の大臣会合を中国で開催することも合意されました。
日中間の観光交流の早期回復に向け、意見交換も
それぞれの国と地方誘客の促進などについて意見交換が行われたほか、韓国とは未来世代を含めた観光交流のさらなる促進などについて、中国とは日中間の観光交流の早期回復と拡大などに関する意見交換が行われました。
5月に行われた第9回日中韓サミットでは、2030年までに三国間の交流人数を4,000万人に増やす目標が掲げられており、今後の動向にますます注目する必要があるでしょう。
関連記事:日中韓の交流人口「2030年までに4,000万人」めざす 4年半ぶり開催の日中韓サミットで宣言
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観光庁:「第10回日中韓観光大臣会合」の結果概要(兵庫県神戸市)
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