観光庁は10月31日、宿泊旅行統計調査(2024年8月・第2次速報、2024年9月・第1次速報)を公表しました。9月の延べ宿泊者数は5,407万人泊で、前年同月比3.6%増となりました。
外国人宿泊者数は前月から131万人減の1,193万人泊(前年同月比18.3%増)となっています。
また8月の国籍別延べ宿泊者数も発表され、中国が1位であることがわかりました。
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9月の延べ宿泊者数は5,407万人泊、外国人は1,193万人泊
観光庁は、2024年9月の延べ宿泊者数(第1次速報)を公表しました。9月の延べ宿泊者数は全体で5,407万人泊、外国人延べ宿泊者数は1,193万人泊と、どちらも8月より減少しています。例年夏季休暇が終了する9月は8月と比較して減少する傾向にあることから、必ずしも円高や不景気などによって宿泊需要が衰えたわけではないといえそうです。
客室稼働率は全体で61.9%で、前年同月から2.2ポイント高まりましたが、2019年同月比では1.5ポイント低い結果となりました。 最も稼働率が高かったのはビジネスホテルで、74.9%となっています。 また、都道府県別の稼働率(8月)を見ると、大阪府が73.8%と全国で最も高い値でした。来年4月に開催される大阪・関西万博へ向け、ホテル不足や人手不足の解決が急務となります。8月の国籍別延べ宿泊者数、中国が1位 イタリアなど欧州で増加
また、8月の国籍別延べ宿泊者数も発表されました。国籍別では、7月に引き続き中国が1位となっています。上位5か国は前月と変わらず、中国に続いて台湾、韓国、米国、香港の順となりました。
例年の動きと同様、全体としては前月7月より減少する傾向となっていますが、一方でイタリア・スペイン・フランスといったヨーロッパ諸国では、前月から増加傾向が見られます。
8月の三大都市圏・地方部における外国人延べ宿泊者数、地方部も2019年同月比1.2倍に
8月の外国人延べ宿泊者数を三大都市圏と地方部で比較すると、2019年同月比で三大都市圏が1.5倍となったのに対し、地方部では1.2倍にとどまっており、都市圏への宿泊者の集中が未だ顕著となっています。
ただし地方部でも2019年と比較して拡大しているのは確かで、今後の地方誘客施策に期待がかかります。
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観光庁:宿泊旅行統計調査
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