成田空港の2025年3月期の中間連結決算(2024年4〜9月)で、売上高・外国人旅客数が過去最高となりました。
円安を背景としたインバウンドによる物販や飲食収入が引き続き好調であったことが要因としています。
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成田空港、上期決算を発表
成田国際空港会社(NAA)は11月28日、2025年3月期の中間連結決算(2024年4〜9月)を発表しました。
売上高が過去最高に インバウンド増で物販・飲食収入好調
決算資料によると、成田空港では航空機発着回数と航空旅客数ともに前年同期と比較し増加が見られ、回復傾向が続いています。
特に外国人旅客数は上期として初めて1,000万人を突破し、過去最高となりました。国際航空貨物量も4月以降、前年同期を6か月連続で上回っています。
これらの結果に加えて、円安効果で物販や飲食収入が好調だったことなどから、営業収益は前年同期から278億円増の1,276億円となりました。これは4期連続の増収で、コロナ禍前の2019年度同期(1,267 億円)を上回り過去最高となっています。
リテール事業好調で通期の業績予想も上方修正
営業収益の内訳をみると、リテール事業において物販・飲食収入は前年同期比40.8%増の459億円、構内営業料収入は前年同期比47.5%増の62億円でした。
売上高の約5割を占めたリテール事業の好調を踏まえて、通期業績予想を見直し、前期比増収増益となる見通しとなっています。
なお航空取扱量見通しについては、おおむね想定通りに推移しているため、据え置きとなっています。
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<参照>
成田国際空港会社(NAA):2025 年3月期(2024 年度)中間連結決算について
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