Agoda(アゴダ) は、アジアを中心に世界中で展開する人気のオンライン宿泊予約サイトです。ホテルや旅館はもちろん、民宿などさまざまな宿泊施設が掲載できます。
水際対策が緩和されて以降、訪日外国人数が急激に拡大しているなか、ホテルよりも低価格で宿泊できることなどを理由に民宿への注目も高まっています。Agodaを活用すれば、訪日を検討している外国人を効率よく集客でき、民宿にとって大きなビジネスチャンスとなるでしょう。
本記事では、Agodaを民宿で活用することで得られるメリットや成功事例を紹介するとともに、集客力をさらに向上させるための4つの具体的な対策を解説します。
関連記事:Agoda(アゴダ)の掲載料金は?メリット・デメリットをおさえ、集客力アップを図る!
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民宿がAgoda(アゴダ)を利用する3つのメリット
民宿がAgodaを活用することでどのようなメリットがあるのか解説します。1. 口コミがアピールになって新規顧客を獲得できる
Agodaには利用したユーザーからの口コミが多数掲載されています。高評価の口コミが集まれば、それが他のユーザーへのアピールポイントになります。ユーザーは口コミを参考にサービスの利用を判断する傾向にあります。口コミの評価は重要で、それによって多くの集客に成功している民宿もあります。
Agodaでは部屋の設備や清潔さ、ロケーション、サービス面など、ユーザーが宿泊施設を決める際に知っておきたい情報を中心に10点満点の評価で口コミが投稿されます。
高評価の口コミを多く集めることで、宿泊を検討しているユーザーに好印象を与え、新規顧客の獲得につながります。
関連記事:Agoda(アゴダ)で口コミを集める方法とは?利用する際のメリット・デメリットも解説
2. 設備やサービスをわかりやすく紹介できる
Agodaの個別ページには、アメニティや対応言語、Wi-Fiの有無など、施設の各サービスを表示できます。多くの情報がわかりやすく表示されるので、ユーザーがウェブサイトを調べたり問い合わせをしたりする手間を省けます。
事前に不明点や疑問点を解消することで、ユーザーの安心感と信頼を得られるでしょう。
3. 施設の周辺情報で立地・アクセスの良さをアピール
Agodaの個別ページには周辺スポットの情報も表示できます。訪日を検討しているユーザーに対し、立地の良さや利便性をアピールするのに役立ちます。はじめて行く場所だと土地勘がないので、主要スポットまでの距離がわかるとユーザーは立地の良さに魅力を感じて宿泊につながる可能性が増します。また、Agodaで必要な情報を入手できれば、ユーザーは他のサイトで周辺情報を集めるなどの手間が省けます。

Agoda(アゴダ)を活用している民宿の事例2選
ここではAgodaを活用している民宿の事例を2つ紹介します。実際に活用している民宿を参考にすることで、導入後のイメージがつかみやすくなるでしょう。事例1. ユーザーの知りたい情報を細かく発信
ある民宿では、宿泊の際にユーザーが気になる情報をAgodaにまとめて記載しています。たとえば、対応言語やランドリーサービスの有無、エアコン、無料Wi-Fi、チェックインとチェックアウト時の注意点、用意されているアメニティの情報など。
このような情報が施設ページに細かく記載されていると、ユーザーは民宿に直接確認の連絡をする必要がなくなり、安心して予約に進むことができるでしょう。
事例2. 客室ごとの写真や設備を掲載し、室内の雰囲気をアピール
ある民宿では、写真付きで空室情報が表示される設定を活用しています。予約したい日程によって空室が写真付きで表示されるので、ユーザーは残った部屋の中から好みの部屋を予約できます。
また、空室情報にいくつか部屋が表示されることで、事前にユーザーが見た部屋以外の部屋をアピールできます。
各部屋の写真と施設情報を充実させ、利用のイメージを持って予約に進めるように掲載内容を工夫しています。
民宿の集客力をアップさせる4つの対策
民宿がAgodaのような予約サイトを活用せずに集客率をアップさせる方法もいくつかあります。ここでは集客力をアップするための対策を4つ紹介します。
1. ウェブサイトを作成する
多くのユーザーが予約サイトで情報収集をしますが、公式のウェブサイトをチェックするユーザーも少なくありません。インバウンド集客を見込んでいるのであれば、多言語でのウェブサイトを制作することで適切な情報を提供できるでしょう。
事前に施設のルールなどを理解してもらうことで、宿泊者同士または近隣住民とのトラブル防止にもつながります。また、オーナー自身がウェブサイト制作に関われるので、施設のこだわりや魅力を伝えられる場として情報発信が可能です。
2. SNSを利用する
多くのユーザーは予約サイトなどで予約を確定する前に、SNSを使ってプラスアルファの情報を集めます。そのため、SNSによる情報発信は集客力を高めるために重要な要素のひとつです。ユーザーはすでに利用したユーザーの率直なコメントや実際の写真を参考にして施設の利用を検討します。
民宿の場合はInstagramを運用すると集客力アップを期待できます。地名や観光スポット名などをタグ付けして投稿することで、民宿の名前を知らないユーザーの検索結果にも投稿が表示されるようになります。
3. リピーター獲得に向けた工夫を行う
集客力を高めるためには新規顧客の獲得だけでなく、顧客をリピーターに育てることも重要です。リピーターになってもらうためには、顧客の印象に残るようなサービスや継続的なアプローチが必要です。
たとえば、施設を利用した顧客にお礼の連絡を送ったり、口コミに返信をしたり、誕生日にメッセージを送ったり、手間はかかりますが小さなおもてなしが顧客の心に残ります。
大手の宿泊施設と差別化を図れるポイントにもなります。
4. インバウンド対策をする
民宿など、地域に根付いた宿泊体験ができる施設は海外からの観光客に人気が高く、集客率を高めるためにインバウンド対策を取り入れると効果的です。インバウンド対策としては、ウェブサイトや施設内の掲示板を多言語に対応したり、英語のパンフレットを用意するなどがあります。また、外国語が話せなくても、機械翻訳アプリなどを活用して宿泊者とコミュニケーションをとるのも良いでしょう。
小さな規模の宿泊施設だからこそ、おもてなしのサービスを充実させることで民宿の魅力を外国人観光客にアピールできます。
Agoda(アゴダ)への掲載で民宿の魅力をアピール
民宿がAgodaを活用すると、ユーザーが情報収集をする際にかかる時間を短縮でき、予約までのステップがスムーズになります。Agodaの施設ページには細かい施設情報、充実した口コミ、主要スポットまでの距離などを表示できます。
ユーザーはAgodaだけで知りたい情報を収集できるので、他のサイトで調べる手間が省け、事前に不明点や疑問点をなくすことでユーザーの安心感と信頼を得られるでしょう。
で民宿情報を掲載して民宿ならではの魅力をアピールすれば、さらに宿泊数を伸ばせるでしょう。インバウンド対策にお困りですか?
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「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
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