2025年版「インバウンドカレンダー」訪日プロモーションのタイミングを徹底解説

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ついに2025年が始まりました。昨年2024年は過去最高の訪日客数を記録しており、2025年も多くの外国人が日本を訪れることが予想されます。

今回は、2025年版の「インバウンドカレンダー」をもとに、2025年にインバウンド向けの訪日プロモーションをやるなら、いつ・何をやればいいのかを解説します。


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2025年版インバウンドカレンダー

訪日ラボが毎年作成している「インバウンドカレンダー」の2025年版です。中国韓国台湾などをはじめとして、主要市場の祝日や訪日のピークとなるタイミングがわかるようになっています。


たとえば、中国の有名な祝日として「春節」「国慶節」などがありますが、訪日するピークは7〜8月となっていることがわかります。

ほかに韓国のピークは1月、タイソンクラーンの連休がある4月がピークとなるなど、各市場が日本に来るタイミングを把握できますので、今後のインバウンド対策にぜひご活用ください。

また、以下のセミナーレポートでは、今回ご紹介した「インバウンドカレンダー」をはじめとした訪日プロモーションに関する情報や、2025年大阪・関西万博に向けたインバウンド情報なども専門家が解説しておりますので、ぜひご覧ください。

関連記事:2025年のインバウンド対策、いつ・何から始めるべき?【専門家3名が徹底解説】

訪日プロモーションのタイミングはいつ?

訪日外国人は、多くの人が日本に来る何か月も前から情報収集や予約を始めています。

「この国の、この場所に行こう」となんとなく決める「プレ旅マエ」の段階から、具体的な情報収集や予約を始める「旅マエ」、そして実際に現地で旅行を満喫する「旅ナカ」まで、それぞれの期間に必要な情報を調べています。


上記の画像はざっくりと「プレ旅マエ」「旅マエ」「旅ナカ」(旅アト)の期間にどういった情報を調べるのかをまとめたものですが、特に「プレ旅マエ=旅行4か月以上前」などの期間は、ターゲットとする市場がどこなのかによって変わります。

以下では、「旅マエ」の情報収集を各市場の旅行者がどのタイミングで実施しているのかを解説します。

中国・韓国・香港市場:1〜2か月前

中国韓国からの旅行者は比較的日本からの距離が近いことから、情報収集を開始してから旅行するまでの期間が短く、およそ1〜2か月前から調べて訪日している人が多いようです。

たとえば中国春節の場合、今年は1/28〜2/4のため今からプロモーションしても遅いですが(「旅ナカ」の情報発信を想定するならアリ)、春の桜のシーズンに向けた発信であれば1〜2月に実施するとよいでしょう。

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台湾・タイ市場:3か月前〜半年前

台湾中国韓国と同じように日本からの距離は近いのですが、旅行情報の収集はかなり早くから始める人が多いようです。タイ市場も同様です。

実際に訪日ラボが取ったアンケートでは、台湾タイともに「情報収集は3か月前から」と回答した方が多く、次いで「半年前から」が多い結果となりました。

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「3か月前〜半年前」の情報収集を見越してプロモーションするとなると、たとえばタイの「ソンクラーン」連休に向けた発信のタイミングは1月ごろとなります。

タイ人は事前に「買いたいものリスト」を細かく作って訪日する人が多いため、旅マエプロモーションが非常に重要となります。

関連記事:タイ向けの訪日プロモーション施策のキホン&2025年の情報発信タイミングまで徹底解説!

欧米市場:半年〜1年前

北米やヨーロッパから日本に来るには非常に時間がかかるので、飛行機や宿泊施設などの予約や、おおまかな旅行計画は非常に早いタイミングとなります。

一方、滞在期間も2週間など非常に長い期間になるため、「絶対行きたいところ」だけは押さえつつ、細かな飲食店体験施設などは現地で探そうと考える人も一定数いるようです。

そのため「Googleマップ」などを活用して、旅ナカの情報収集にも対応しておくとよいでしょう。

関連記事:台湾・欧米豪市場の特徴をアンケートから解剖!訪日目的や予約タイミングなど、インバウンドの最新動向を分析

2025年版「インバウンドカレンダー」を活用して、最適なタイミングでプロモーションを実施しよう

以上、2025年版「インバウンドカレンダー」のご紹介と、訪日プロモーションタイミングについて解説いたしました。

各市場の祝日・訪日のタイミングや、情報収集のタイミングを押さえ、最適なタイミングでプロモーションを実施していきましょう。

2025年も訪日ラボは、インバウンドに関する「実務に役立つ」情報をいち早くお届けしてまいります。今後もご愛読賜りますようお願い申し上げます。

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インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

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  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生

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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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