日本政府観光局(JNTO)は1月15日、2024年12月の訪日外客数推計値と、2024年の年間推計値を発表しました。
12月の訪日外客数は348万9,800人で、統計開始以来、単月として初めて340万人を突破しました。
2024年累計では3,686万9,900人と推計され、2019年(3,188万2,049人)を約500万人上回り、過去最高を更新しました。
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12月の訪日外客数は349万人
日本政府観光局(JNTO)が1月15日に発表した訪日外客数推計値によると、2024年12月の訪⽇外客数は348万9,800人でした。11月(318万7,000人)と比較すると30万2,800人の増加となりました。
スクールホリデーや、クリスマス・年末年始に合わせて旅行需要が高まり、統計開始以来、単月として初めて340万人を突破しました。
2019年同月比は38.1%増と、11月に引き続き11か月連続で2019年同月を超えました。

国別1位は韓国
国別では韓国が2019年同月比249.8%増の86万7,400人で、引き続き1位となっています。
2位が中国(2019年同月比14.9%減、60万4,200人)、3位が台湾(同41.0%増、49万1,200人)、4位が香港(同14.4%増、28万5,600人)、5位が米国(同65.1%増、23万8,500人)でした。
※韓国は日韓関係悪化の影響により、2019年12月の訪日客数が大きく落ち込んでいたため(2019年7月の44%程度)、増加率が大きくなっていることに注意が必要です。

他、2019年同月比での伸び率が大きかったのは中東(同126.9%増、1万2,600人)、メキシコ(同84.6%、1万2,000人)などです。
中国は、2019年比で85%程度の回復にとどまりましたが、西安~福岡間の新規就航、上海~茨城間の復便など、地方路線の増便の影響もあり、前年同月比では93.4%増加しました。
なかでも韓国や香港は、スクールホリデーや地方路線の増便の影響で、単月で過去最高を記録しました。
2024年年間の訪日外客数は3,686万9,900人
2024年年間の訪日外客数は3,686万9,900人と推計され、2019年(3,188万2,049人)を約500万人上回り、過去最高を更新しました。
23市場のうち、計20市場が年間の累計で過去最高を記録しています。
例年はお花見シーズンの4月や、夏休みがある7月が訪日外客数のピークとなっていましたが、2024年は右肩上がりで増加しました。これは、現状のインバウンド市場がいかに好調であるかを示しているといえます。

国別で最も多かったのは韓国で、2019年比57.9%増の881万7,800人でした。2位が中国(2019年同月比27.1%減、698万1,200人)、3位が台湾(同23.6%増、604万4,400人)、4位が米国(同58.1%増、272万4,600人)、5位が香港(同17.1%増、268万3,500人)と続いています。
ほか、2019年比で伸び率が大きかったのはメキシコ(同111.6%増、15万1,800人)、中東(同74.8%増、16万6,300人)などです。

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<参照>
日本政府観光局(JNTO):訪日外客数(2024年12月推計値)
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