2024年、インバウンド旅行消費額は8兆円を突破し、過去最高を更新しました。訪日外国人旅行者による消費が拡大を続ける中、「自社でもインバウンド向け商品を展開したいが、何から始めればよいかわからない」と悩む企業も少なくないのではないでしょうか。
本記事では、最新のインバウンド消費データをもとに、人気の高い商品カテゴリーや訪日客の購買傾向、効果的な販売戦略に至るまで、押さえておきたい実践的なポイントをわかりやすく解説します。
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まずはインバウンド消費の「今」を知る
2024年に過去最高の8.1兆円を記録 買い物代も増加
2024年のインバウンド消費額は8兆1,257億円に達し、前年比53.1%増、2019年比68.8%増という大幅な成長を記録しました。他の国内輸出産業と比較しても、1位の自動車に次ぐ2位の額に位置しています。
コロナ禍前の2019年には4兆8,135億円だったため、約1.7倍に拡大したことになります。
また費目別構成比を見ると、宿泊費が33.6%と最も大きく、次いで買物代が29.5%を占めています。
近年、コト消費の広がりから「モノ消費の時代は終わった」という議論がされています。しかし実際には、中国を中心に、買い物代は依然として消費支出の高い割合を占めています。費目別の金額を見ると、2019年の買い物代は1兆6,690億円であったのに対し、2024年は2兆3,952億円に増加しています。全体に占める割合は減っているものの、金額で見るとその額は増加しています。
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1人当たり旅行支出は平均22.7万円
2024年のインバウンド旅行者の一人あたり旅行支出は22万6,851円でした。こちらも、コロナ禍前(2019年)の15万8,531円、2023年の21万2,764円から着実に増加しています。
国籍別では、イギリス(38万1,318円)、オーストラリア(38万492円)、スペイン(36万8,428円)の順で、滞在期間が長い欧米豪の支出額が高い傾向にあります。一方、買い物代に限ってみると、中国をはじめとしたアジア諸国の旅行者の方が高くなっています。

何が人気?インバウンドに人気の商品カテゴリーTOP5
訪日外国人は日本でどのような商品を購入しているのでしょうか。
観光庁が発表している「インバウンド消費動向調査」によると、インバウンドの購入率が高い商品カテゴリーは以下のようになりました。
第1位:菓子類
圧倒的な人気を集めているのが菓子類です。購入率は72.0%に達しており、インバウンド旅行者のおよそ4人に3人が何らかの菓子類を購入していることになります。
購入に満足した理由としては、「美味しさ」「お土産に良い・頼まれた」「品質が良い」などが挙げられています。
第2位:その他食料品・飲料・たばこ
酒類以外の飲料や、菓子類・生鮮農産物以外の食料品が該当するこちらの項目の購入率は46.4%となっており、インバウンド旅行者のおよそ2人に1人が何らかの飲食物を購入していることがわかります。
購入に満足した理由としては、「美味しさ」「品質が良い」「日本製」などが挙げられています。
第3位:衣類
衣類も、インバウンドの約半数(44.7%)が購入しています。
購入に満足した理由としては、「品質が良い」「デザインが良い・かわいい」「価格が手頃・自国より安い」などが挙げられています。
第4位:化粧品・香水
化粧品・香水は、特に中国のインバウンドから人気を集め、半数以上(54.0%)が購入していました。
この続きから読める内容
- 第5位:医薬品
- 人気商品の特徴は「日本らしさ」「品質と安全性」「バズ商品」
- 機能だけではない「日本らしさ」を重視
- 高い品質が日本製品への信頼に
- お土産としての「利便性」と「バズ商品」
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