世界の航空需要、10月は好調に推移 年末も前向きな見通し【IATA旅客需要データ 2025年10月】

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国際航空運送協会IATA)は、2025年10月の世界の旅客需要に関するデータを発表しました。

10月の航空総需要(RPK)は前年同月比で6.6%増加し、前月9月の成長率(3.6%)と比較して大きな伸びを記録しました。総供給量(ASK)も同5.8%増加しました。また搭乗率は、同0.7ポイント増の84.6%でした。

国際線・国内線ともに需要増が見られる結果となりました。

*RPK(Revenue Passenger Kilometers)…有償旅客キロ(有償旅客数×輸送距離)
*ASK(Available Seat Kilometers)...有効座席キロ(総座席数×飛行距離)

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【国際線】アジアと中東が二桁成長で牽引

2025年10月の国際旅客需要は、市場全体で前年同月比8.5%増となり、9月の5.1%増から伸長しました。

市場を牽引したのはアジア太平洋(同10.9%増)と中東(同10.7%増)です。特にアジア域内の国際線旅客数が好調で、中国や日本、ベトナム発着の旅客数は前年比10%増を超える伸びを示しました。

また中東地域の好調については、地政学的な緊張によって輸送が混乱した前年の低水準からの反動が含まれています。

アジアおよび中東以外の市場は、欧州が同7.4%増、アフリカが同7.3%増、中南米が同7.2%増、北米が同4.5%増となっています。

▲国際線のRPK伸び率(前年比):IATAより訪日ラボ作成
▲国際線のRPK伸び率(前年比):IATAより訪日ラボ作成

【国内線】全ての市場で成長率がプラスに

2025年10月の国内旅客需要は、市場全体で前年同月比3.4%増となり、9月の0.9%増から伸長しました。

ブラジルは同12.4%増で、前月に続く二桁成長を記録しました。日本の国内線市場は同4.2%増となったほか、搭乗率が88.3%で10月の主要国内市場のなかで最も高くなりました。

米国は同1.3%増となり、減少傾向から緩やかな成長に転じました。そのほかの市場の成長率は、中国が同5.7%増、インドが同4.6%増、オーストラリアが同3.8%増でした。

▲国別国内線のRPK伸び率(前年比):IATAより訪日ラボ作成
▲国別国内線のRPK伸び率(前年比):IATAより訪日ラボ作成

ホリデーシーズンの旺盛な需要で供給増を見込む

IATAのウィリー・ウォルシュ事務局長は、好調だった10月の航空旅客需要について、特に注目するべき点として、北米を拠点とする航空会社の国際線旅客数が4.5%増加したことを挙げています。

また今後について、「年末の動向も明るい兆しを見せている」と前向きな見通しを示しました。定期便座席数が11月は前年比3.6%増、12月は同4.7%が見込まれており、ホリデーシーズンの旅行需要は堅調となっています。

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<参照>

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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