上半期の訪日ベトナム人数は39万6,500人、4-6月期の消費額は前期の反動を受け減少:ベトナム市場の最新インバウンドデータを徹底解説【2026年上半期】

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日本政府観光局JNTO)が7月15日に発表した訪日外客統計によると、2026年6月の訪日ベトナム人数は5万6,500人でした。

また、観光庁が同日に発表したインバウンド消費動向調査によると、2026年4-6月期の訪日ベトナム人旅行消費額は421億円となっています。

本記事では、上半期のベトナム市場のインバウンド動向について解説します。

ベトナムからの訪日客は、留学や技能実習などを目的とする訪日も多いため、1人当たり消費額のデータを見る際には注意が必要です。観光庁インバウンド消費動向調査を確認すると、2025年年間の場合は、観光目的の訪日が49.9%で、他の主要市場と比べて低い水準となっています。

訪日ベトナム人客数最新データ:6月は5.7万人

日本政府観光局JNTO)が発表している訪日外客統計によると、2026年6月の訪日ベトナム人数は5万6,500人で、前年同月(5万2,935人)から6.7%増加しました。

▲訪日ベトナム人客数2025年と2026年の比較:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成
▲訪日ベトナム人客数2025年と2026年の比較:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成

2026年上半期(1~6月)の累計は39万6,500人で、前年同期(36万4,638人)から8.7%増加しました。

2026年上半期は、2月と5月で前年割れを起こしたものの、そのほかの月で前年を上回る推移を見せ、全体としては成長基調となっています。

日本とベトナムを結ぶ航空便は、2025年12月にベトジェットエアが広島~ハノイ線を増便し、2026年4月には同社が静岡~ハノイ線を新規就航するなどの動きがありました。しかし、経済の先行き不透明感による海外旅行需要の減少や訪中旅行の継続的な人気の影響などを受け、半年間の訪日客数の増加率は1桁台となっています。

関連記事:2026年3月~9月に新規就航・運航再開(復便)する国際線は?冬ダイヤ以降の予定も【航空便まとめ】

▲訪日ベトナム人客数の推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成
▲訪日ベトナム人客数の推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成

訪日ベトナム人消費額最新データ:4-6月期421億円

続いて、観光庁が発表しているインバウンド消費動向調査です。

2026年4-6月期の訪日ベトナム人旅行消費額は421億円(前年同期比22.1%減)で、2025年の541億円から100億円以上減少する結果となりました。

ただし、2026年1-3月期に769億円(同69.6%増)と大きな伸びを見せているため、上半期トータルで見ると、消費額は994億円から1,190億円へと増加しています。

▲訪日ベトナム人旅行消費額2025年と2026年の比較:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日ベトナム人旅行消費額2025年と2026年の比較:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

1人当たり消費額は22万1,356円

1人当たり消費額を見てみましょう。

2026年4-6月期の訪日ベトナム人の1人当たり消費額(全目的)は、22万1,356円(前年同期比28.0%減)でした。全市場の1人当たり消費額(24万4,457円)と比較すると2万3,101円少なくなっています。

訪日ベトナム人は、留学や技能実習などを目的とする訪日客も一定数含まれるため、その点に留意してデータを見る必要があります。なお、観光・レジャー目的の訪日ベトナム人の1人当たり消費額は21万7,121円で、同8.3%増という結果でした。

1人当たり消費額(全目的)の構成を見ると、最も大きな割合を占めたのは宿泊費で8万9,243円でした。次いで買物代が6万858円、飲食費が4万7,949円、交通費が1万8,914円、娯楽等サービス費が4,392円と続いています。

▲訪日ベトナム人の1人当たり消費額:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日ベトナム人の1人当たり消費額:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

5つの費目のうち、最も減少幅が大きかった宿泊費ですが、これは平均泊数の大幅減が影響しています。訪日ベトナム人の平均泊数は23.3泊で、前年同期の46.3泊から23.0泊も減少しています。一方で、交通費や娯楽等サービス費は前年同期よりも増加しており、訪日ベトナム人の滞在時の過ごし方の変化がうかがえます。

なお、観光・レジャー目的の数値の平均泊数は7.6泊で、こちらも前年同期比0.7泊減でした。しかし、1人当たり消費額は増加しているため、観光・レジャー目的の消費者は1日あたりの消費額が増えていることがわかります。

関連記事:2025年の訪日ベトナム人数は67.9万人、消費額は2,055億円でいずれも過去最高:ベトナム市場の最新インバウンドデータを徹底解説【2025年年間】

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以上、ベトナムの最新インバウンドデータを解説しました。訪日ラボでは、ベトナムインバウンド動向に関する情報を日々発信していますので、ぜひご覧ください。

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※本記事では、以下のデータを用いて記事内容・グラフを作成しています。

  • 観光庁:訪日外国人消費動向調査およびインバウンド消費動向調査(※1人当たり消費額は全目的で算出、速報値を含む)
  • 日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計(※速報値を含む)

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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