これだけは知っておくべき訪日イタリア人 3つのポイント

    • リピーター率の少なさ、今後の呼び込みが重要
    • ハイシーズンは4月と8月、春と夏が人気
    • 観光目的では長期滞在する訪日イタリア人が多数

イタリアに関連するインバウンド年表

1866年日本とイタリア共和国の国交が樹立
2017年JNTOローマ事務所が開設
2018年訪日イタリア人数が史上最多となる15万人を達成

イタリア基本データ

人口約6,043万人
面積約30万平方キロメートル
首都ローマ
宗教キリスト教など
公用語イタリア語
時差UTC+1(-8時間)
通貨ユーロ
名目GDP約1億9,379億米ドル
経済成長率約1.5%
一人当たりGDP約31,984米ドル
平均月収1,553.01米ドル
物価4.57米ドル

イタリア市場の訪日旅行(インバウンド)データ

訪日外客数推移(2014年~2018年):訪日イタリア人は何人来ているのか

ここ5年間、訪日イタリア人観光客数は伸び続けており、2014年においては80,531人だった訪日イタリア人観光客数は、2018年には約1.9倍となる150,060人を記録しています。

月別訪日外客数:訪日イタリア人に人気なのは何月?

ここ5年間、訪日イタリア人が最も増加するのは8月です。また、4月にも8月程ではないものの増加が見られます。1月から2月の訪日イタリア人は減少するため、インバウンド対策としては特に夏季を重視すると良いでしょう。他のヨーロッパ諸国が春季と秋季が人気であることに対し、イタリアは春季と夏季が人気なので個別のインバウンド対策が必要です。

インバウンド消費額推移(2014年~2018年):イタリア市場全体の規模は?

ここ4年間、訪日イタリア人のインバウンド消費額は伸び続けており、2015年においては209億円だった訪日イタリア人のインバウンド消費額は、2018年には約1.7倍となる355億円を記録しています。

一人当たりインバウンド消費額推移(2014年~2018年):訪日イタリア人は1人いくら使う?

訪日イタリア人の一人当たりインバウンド消費額は2015年から2017年にかけて減少を見せたものの、2018年には223,555円を記録しています。

旅行支出内訳:訪日イタリア人には何を買い、消費している?

訪日イタリア人の支出において、最も大きな割合を占めたのは宿泊費で、87,652円でした。2番目に大きな割合を占めたのは飲食費で、57,803円でした。宿泊への支出が全体の約4割を占めており、長期間滞在する観光客が多いことが分かります。

人気のお土産ものランキング:訪日イタリア人は何をお土産に買っていく?

費目購入率購入者単価
1位衣類38.9%24,460円
2位菓子類36.7%9,609円
3位民芸品・伝統工芸品28%11,580円
4位酒類25.2%5,348円
5位その他食料品・飲料・たばこ24.5%14,423円
6位その他買物代12.3%22,480円
7位化粧品・香水11.3%10,066円
8位本・雑誌・ガイドブックなど10.6%8,121円

(参照)観光庁 訪日外国人消費動向調査 2018年より

訪日イタリア人に最も人気のある品目は「衣類」で、一人あたり平均24,460円分購入されています。購入率順に並べると、「衣類」を筆頭に、「菓子類」「民芸品・伝統工芸品」「酒類」「その他食料品・飲料・たばこ」の順で続いています。特筆すべき点として、「衣類」を38.9%の訪日イタリア人が購入しており、一人当たり24,460円分購入していることになります。これにはイタリア人が特にファッションを好むことの影響が考えられます。

買い物場所ランキング:訪日イタリア人はどこで買い物をしている?

買い物場所購入率
1位観光地の土産店50.5%
2位スーパーマーケット49.1%
3位百貨店・デパート45.4%

訪日イタリア人に最も人気の買い物場所は「観光地の土産店」で、50.5%が買い物をしました。続けて「スーパーマーケット(41.9%)」と「百貨店・デパート(45.4%)」がランキング上位に入っています。

年齢・性別構成比:訪日イタリア人で最も多い属性は?

訪日イタリア人の64.9%が男性、35.1%が女性です。また、男性で最も多い年齢層は30〜39歳で全体の19.5%を占め、女性で最も多い年齢層は30〜39歳で全体の12.8%を占めます。

滞在日数:訪日イタリア人は何日間訪日旅行する?

訪日イタリア人の滞在日数は、観光・レジャー目的の場合の場合、7〜90日間が最多です。また業務目的の場合、4〜6日間が最多です。業務目的では91日以上一年未満の滞在も見受けられます。

訪日経験:訪日イタリア人は初訪日・リピーターどちらが多い?

2018年の訪日イタリア人は、初来日が66.86%、リピーターが33.14%でした。

旅行形態:訪日イタリア人は団体旅行と個別旅行どちらが多い?

訪日イタリア人の旅行形態は、観光・レジャー目的と業務目的の場合、どちらも個別手配が最多です。団体ツアーは観光・レジャー目的の場合は6.9%、業務目的の場合は6.4%しか利用されておらず、ほとんどの訪日イタリア人は個別手配を利用していることが分かります。

日本の観光情報の収集:訪日イタリア人の訪日旅行の情報手段は?

訪日イタリア人が旅マエに情報収集をする際、最も役に立ったのは「旅行ガイドブック(34.3%)」でした。合わせて「口コミサイト(30.1%)」「自国の親族・知人(24.1%)」と続いています。また、旅ナカで最も役に立った情報は「交通手段(57.5%)」でした。合わせて「無料Wi-Fi(42.1%)」「飲食店(39.8%)」と続いています。

イタリア市場のアウトバウンド(海外旅行)データ

イタリア人の海外旅行者数の推移(2012年〜2016年):イタリア人の海外旅行需要は?

ここ5年間、イタリア人の海外旅行者数は増減を繰り返しており、2012年には2,881万人だった海外旅行者数は2013年に2,780万人まで落ち込んでいます。しかし2016年には3,085万人まで戻っており、全体で見ると約1.07倍の増加となっています。

イタリアで人気の海外観光地ランキング:訪日旅行の競合となる国は?

国名過去五年間で最多の外客数
1位フランス7,594,272人(2015年)
2位スペイン3,969,322人(2016年)
3位イギリス1,989,680人(2016年)
4位ドイツ1,714,833人(2015年)
5位ギリシャ1,386,902人(2016年)

イタリア人に人気の海外旅行先は、フランス、スペイン、イギリス、ドイツ、ギリシャとなっています。2019年9月現在は5か国とも全てEU加盟国であることから、相互に多くの交流があります。特に1位のフランスには2015年時点で約759万人のイタリア人が訪れています。ギリシャはリゾート地としての人気が高く、イタリアからの距離も近いことから2016年時点で約139万人のイタリア人が訪れています。なお、日本は第36位でした。