【統計から分析する】訪日香港人観光客の旅行者人数は?時期は?旅行形態は?

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

訪日香港人観光客はインバウンド市場の人数シェアにおいて中国韓国台湾に次ぐ第4位の主要訪日国です。訪日香港人観光客相手にインバウンドビジネスをする上では、まずはどれくらい人数の訪日香港人観光客が来ているのか知ることが肝心です。そんな訪日香港人観光客の旅行人数について紹介していきましょう。

 


【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】

会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。

ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。

訪日香港人観光客の人数を知る

香港人の外国旅行者数と訪日客数の推移(2006年〜 2015年):JNTOより引用

香港人の外国旅行者数と訪日客数の推移(2006年〜 2015年):JNTOより引用

訪日香港人観光客の人数は年々増加傾向にあります。今や150万人にまで達した訪日香港人観光客ですが、2010年には50万人あまり程度だったことを考えると、その訪日人数の急激な増加が見て取れます。

訪日香港人観光客が増えている理由

そもそもこのように訪日香港人観光客が増えている背景には、地方の魅力を訴求する訪日プロモーションの強化や人気旅行雑誌との招請などといった、精力的なプロモーション、そしてLCC格安航空会社)が地方空港への直行便を就航させたことなどがあります。

 

 

訪日香港人観光客がよく訪日旅行する時期

訪日香港人観光客の月別外客数推移

訪日香港人観光客の月別外客数推移

訪日香港人観光客は一年のどの季節にやってくるのでしょうか。訪日香港人観光客は香港内の長期休暇のタイミングに増加する傾向が強く、最も増加するのが7月、8月の夏休み期間です。

<関連>

インバウンド・外国人観光客が多い時期がひと目でわかる「インバウンドカレンダー」:全国籍&アジア(中国、台湾、香港、韓国、タイ)編

インバウンド市場

訪日香港人観光客ならではのイースター休暇を利用した訪日

その他で特徴的なのは2月・3月で伸びが強いことです。香港も中華圏なので春節旧正月)休暇があるほか、イギリス統治下の名残でイースター休暇もあります。そのため、他の中華圏訪日外国人と比較して、2〜3月の伸びが強いことが特徴です。

 

訪日香港人観光客はリピーター、個人旅行がキーワード

訪日香港人観光客を理解する上で「リピーター率が高いこと」「個人旅行する人が多いこと」を知っておくことは大事です。

これは訪日中国人観光客とは大きく異なってくるポイントでしょう。そのため訪日香港人観光客相手にビジネスする際にも個人旅行者をターゲットにする必要性が出てきます。

訪日香港人観光客を意識してインバウンドビジネス

例えば、旅館ホテルと言った宿泊施設では、積極的なWEBプロモーションをし、なおかつ予約しやすいように多言語化する、ないしTripAdvisorなどの海外のホテル予約サイトに登録するなどが考えられます。

旅行代理店がスケジューリングと手配をする団体旅行とはちがい、個々人が自力で手配するのが個人旅行であるため、香港人に周知させるように、また手配しやすいように展開していくことが重要です。

また、前述のように訪日香港人観光客は訪日シーズンに特徴があるため、シーズンに限ってこういった対策をしていくのも良いでしょう。

 

まとめ:訪日香港人観光客の来日人数から見るその増加傾向

訪日香港人観光客は確実に来訪者数が増えてきています。その背景にはJNTOをはじめとしたビジット・ジャパン・キャンペーンでの精力的なプロモーションなどが関係しています。また、訪日香港人観光客がよく訪れるシーズンは夏休みの時期であり、他にもイースター休暇を利用して訪日する訪日香港人観光客も目立ってきています。

<参照>

訪日香港人観光客インバウンドデータ集

データでわかる訪日香港人観光客

2015年の日本政府観光局(JNTO)訪日外国人観光客統計によると、香港は前年比64.6%増の152万4300人と中国本土に次ぐ2番目の大きな伸びを示しました。

訪日香港人観光客の特徴

香港は中国の特別行政区ですが、インバウンドマーケティングを行ううえでは同国とは別途対応が必要な地域です。歴史的な事情からイギリスの強い影響を受けており、香港人は中国とは異なる習慣、感性を持っているためです。

【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

  • 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
  • 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
  • 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
  • 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける

詳しくはこちらをご覧ください。

宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに