訪日米国人観光客に限らず、訪日外国人観光客のほとんどの情報収集源はガイドブックとスマートフォンです。特にスマホでは、ホテルの検索や予約から電車の乗り換えまで便利なアプリがそろっています。
訪日外国人観光客の旅路をより快適なものにするための国内アプリから、訪日米国人観光客が利用する定番アプリまでご紹介します。
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
航空券やホテルなどを横断検索できるアプリ「KAYAK」
訪日米国人観光客が旅行前に航空券やホテル、レンタカーなどを検索する際によく利用するのが「KAYAK」です。無料で使用可能ですが、有料版にすると広告を非表示にできます。また、日本語対応なので日本人でも使うことができます。
アプリ「KAYAK」が人気の理由はかゆいところに手が届く機能
「KAYAK」は各旅行代理店がオンライン上で表示している価格を一括検索できるため、最低価格をしっかりチェックできます。また、航空券やホテルの検索結果は希望の項目順に並び替えが可能で、価格順や飛行時間順、評価順などが比較しやすくなっています。旅先でも使いやすく、訪日米国人観光客などから人気を集めているようです。
レンタカーを利用するなら世界最大のカーナビアプリ「Waze」
アメリカでは定番のカーナビアプリですが、訪日米国人観光客が日本に来た際にも利用可能で、リアルタイムな交通情報が得られます。
また、位置情報サービスを活用したルート検索機能もあります。Wazeの強みは世界中を繋ぐコミュニティを持っていることで、事故や取り締まり、渋滞情報などをシェアし合うことができます。
欧米では言わずと知れたタクシーを予約できるアプリ「Uber」
「Uber」は、訪日米国人観光客をはじめとした欧米系の訪日外国人観光客のあいだでよく知られているメジャーなアプリ。GPS機能によりタクシーを指定の場所に呼ぶことができます。支払いはアプリに登録したクレジットカードで行え、乗車から支払いまでがスマホ上で完結します。まだ日本では導入が始まったばかりですが、訪日米国人観光客の中には利用したいと思っている人もいるのではないでしょうか。
訪日外国人観光客の旅路をフルサポートするアプリ「TABIMORI」
成田空港は訪日外国人観光客向けに、交通機関の利用方法や日本の文化情報、5ヶ国語の翻訳機能、乗り換え案内、緊急時の災害マニュアルまでトータルにサポートするアプリ「TABIMORI」をリリースしました。
国内の観光アプリとしてはおそらく最も多機能で、総合的に観光をサポートできる情報が充実しています。なお、乗り換え案内機能はオフラインでも利用可能です。
訪日外国人観光客向けに東京メトロがリリースした乗り換え案内アプリ
東京メトロは、地下鉄乗り換えルート案内などを行うアプリ「Tokyo Subway Navigation for Tourists」をリリースしました。駅名を入力するだけで、乗り換えルート、出口の検索が可能です。英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語・日本語に対応しています。
まとめ:訪日米国人観光客が利用するアプリがスタンダードになる可能性も
訪日米国人観光客をはじめとした訪日外国人観光客の増加に伴い、非常に便利な機能を備えた観光アプリがリリースされています。難しいと言われる日本の地下鉄も、乗り換え案内などを利用して快適に利用できます。
乗り換え案内以外の機能を持ち、旅行をトータルサポートするものも登場しています。しかし、認知度が向上し、定番アプリとなるまでは今しばらく時間がかかると考えられます。
また、米国人が自国で利用している観光アプリや交通アプリが日本に対応することで訪日旅行をより簡単で快適なものへ変化させることも考えられます。
訪日米国人観光客インバウンドデータ集
データでわかる訪日アメリカ人観光客
ニューヨーク人口密度は1,800人/km2(日本でいうと東京の1/3くらい。埼玉と同じくらいの人口密度)。国全体の人口密度は33.7人/km2(日本でいうと東京の1/200くらい。北海道の1/2くらいの人口密度)
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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