日本人にとっても観光地、ワーキングホリデーの行き先などとして馴染みの深いオーストラリアですが、日本政府観光局(JNTO)の情報によると、2016年に日本を訪れた訪日豪州人観光客の数は445,200人でした。2014年から2015年にかけて24.3%の伸びを、そして2015年から2016年にかけて18.4%の伸びを見せています。
それでは訪日豪州人観光客をおもてなしする上で、飲食店が気をつけるべきポイントはどのようなものなのでしょうか?
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オーストラリア人の食事に対する考え方
- 家族と時間を過ごすこと、ゆったりと食事を楽しむ事が好き。
- 健康的な生活をすることに価値を感じており、食事に対する意識も高い。
- 日本人と比較した場合、食べる分量が多い。
- 健康上の理由などからベジタリアンが存在する。
オーストラリア人の食事の際のマナー
- ナイフとフォークを使って食事をする。
- 音を立てて食事をすることはマナー違反。
オーストラリア人に好まれる日本食
- 日本食、和食全般は健康的な料理として人気が高い。
- 赤身の肉が一般的に好まれるが、和牛の霜降り肉は高級肉として人気が高い。
- 寿司の人気が高い。
オーストラリア人に嫌われる食事内容
- 日本人の基準で料理を盛り付けると、足りないと感じる人がいる。特に肉類に関してはその傾向が強い。
- 動物の原型が残る料理は嫌われる。
- 臓物類は一般的に好まれない。
訪日豪州人観光客に喜んでもらうには?
- 和風、アメリカンなど朝食の際など選択肢を用意して上げると喜ばれる。
- 食事の際はアルコールを提供すると喜ばれる。
- 甘いものをデザートに食べたいと思っている人が多いため、デザートを提供してあげると喜ばれる。
- 拙い英語であっても、英語でサービスの説明などをしてあげると喜ばれる。
- 汁物はスプーンと一緒に提供する。
- 食べられない食材や、アレルギーなどについて事前に確認を行う。
- 事前に飲み物の確認をされずに緑茶などを出されると戸惑う人も中にはいる。(水、コーヒー、紅茶、緑茶などから選んでもらうようにすると喜ばれる。)
- 屋外で食事をすることを好むので、そうしたロケーションで食事が出来る機会があれば喜ばれる。
訪日豪州人観光客への情報提供の仕方
- 日本料理を提供する場合は、食べ方、素材についてなどの説明をして上げると喜ばれる。
- メニューは英語表記のものがあったほうが良い。
- 日本酒も好まれるので、産地や味の内容などを説明した日本酒メニューを英語で用意すると喜ばれる。
<参照>
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2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
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【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか
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