訪日外国人観光客の人気観光スポットとして真っ先に上がるのが、浅草寺、富士山、伏見稲荷大社、清水寺、原爆ドームなど日本の観光パンフレットにも頻繁に登場する歴史的建造物です。
しかし、最近では、以前訪日ラボでご紹介した「ロボットレストラン」や「KAWAII MONSTER CAFE」など一風変わった観光スポットも登場。インバウンドに高い人気を誇っています。
つい先日、千葉・舞浜に第二号館がオープンしたばかりの「変なホテル」もその一つとして、インバウンドから注目を集め始めています。
<参照>
ディズニーよりUSJのほうが人気!SNS分析でわかったインバウンドの人気観光スポット
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訪日外国人はこうやって集める!原宿KAWAII MONSTER CAFEに学ぶFacebookを使った企業のインバウンド対策
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新たに舞浜にオープンした「変なホテル」:コンセプトは”先進技術を導入し、ワクワクと心地よさを追求する”
「変なホテル」とは、2015年に長崎県のハウステンボスに初号棟を開業したホテルです。2017年3月15日、千葉県・舞浜に第2号館がオープンしました。
客室総数は、全100室。
- スタンダードツイン・・・大人2名:14,000円~
- スタンダードトリプル・・・大人3名:15,600円~
- コーナーツイン・・・大人2名:19,800円~
の3種類の客室を提供しています。全館にWi-Fiが完備されており、設備・アメニティーも充実しています。(清掃費は別途料金)
今回ご紹介している「変なホテル」の特徴として、特筆すべきポイントは、「先進技術を導入し、ワクワクと心地よさを追求する」というコンセプトをもとに、宿泊客にロボットを活用した一風変わったサービスを提供している点です。具体例を見ていきましょう。
変なホテルではロボットが運営を担当!?
[ロボット活用例①]レセプションは恐竜ロボットが担当!
https://youtu.be/0759q18TUs4
「変なホテル」のレセプションは、恐竜ロボットが担当。モチーフは、白亜紀に生息していた「ヴェロキラプトル」です。
一見、鋭い目と爪で攻撃的に見えますが、対応は紳士的らしく日本語、英語、中国語(簡体)、韓国語の4カ国語でインバウンドに対応可能という有能ぶり。
[ロボット活用例②]客室ではAI搭載ロボットTapiaがインバウンド宿泊客をサポート
「変なホテル」の全客室には、小型ロボット「Tapia」が設置されています。
Tapiaとは、日本のロボットベンチャー「MJI」が開発するロボットで、見守り機能を持つコミュニケーションが得意なロボットです。
「変なホテル」1号棟に設置されているTapiaとは少し違い、今回新たにオープンした「変なホテル」2号棟のTapiaは、AIを搭載しており、宿泊客の顔や名前の認識することができます。多言語にも対応しているため、インバウンド宿泊客ともコミュニケーションを取ることができます。
[ロボット活用例③]水槽では魚ロボットが泳ぐ?ゴミ箱ロボットも歩き回る!
https://youtu.be/c9IacqkhzC8
ロビーに設置してある水槽では、魚ロボットが泳いでいます。この魚ロボットは、韓国発の鯉型ロボット「AIRO」。導入は、関東のホテルとして初の試みとなるとのこと。
また、巨大なティラノサウルスのオブジェが出迎えるロビー付近には、ゴミ箱型のロボットが歩き回っており、、視覚的に楽しめる仕掛けが張り巡らされています。
「変なホテル」は、7人の従業員に加え、9種類、約140体のロボットにより運営されており、運営にあたって圧倒的な効率性に加え、人件費のカットを可能としています。
そのため、宿泊料金は比較的リーズナブルな額となっており、東京ディズニーランドなど関東の人気観光スポットへのアクセスの良さ、他に類を見ない運営コンセプトも理由にインバウンドに注目のスポットになっています。
海外メディアでも取り上げられる「変なホテル」インバウンドからも軒並み好評!
BBCでは「日本のロボットホテル(変なホテル)に関する5つのこと」と題して特集記事を配信
英メディアBBCの2015年7月17日の記事では、「Five things about Japan’s robot hotel(日本のロボットホテルに関する5つのこと)」と題して、「変なホテル」を特集しています。
長崎県のハウステンボスに位置する「変なホテル」1号棟がオープンした際に書かれた記事で、ポーターロボット(荷物持ちロボット)や人型ロボットによるチェックイン作業の様子が写真付きで紹介されています。
Trip Advisorでは79件のレビュー&3.5/5の評価を獲得!
長崎県のハウステンボスに位置する「変なホテル」1号棟は、世界最大規模の観光口コミサイトTripAdvisor上で3.5/5の評価を獲得しています。ロボットという一風変わった最先端の技術をホテル運営に組み込んでいるという点が好評の模様です。
- 「少しチェックインに戸惑ったけど、最先端技術を活かしてるって点でとてもおもしろいね。ロボットも可愛いかった!」
- 「ユニークで忘れられない体験でした。ロケーションも良かったし、施設も綺麗。ロボットだけでもとても快適でした。」
- 「ロボットのような最先端技術をこういう形で活用していくことはとても意味があることだね!」
など世界各国から79件のレビューも獲得しており、インバウンドからも注目されていることが伺えます。
まとめ:インバウンドは最先端技術がお好き?変なホテルはインバウンド業界注目の宿泊施設に
千葉県・舞浜に新たにオープンした「変なホテル」は、「ロボットが運営を行う」という変わったコンセプトをもとに、宿泊客にロボットという最先端技術を活用したサービスを提供しています。
以前の記事でもご紹介したように、ロボットやAIなど日本の技術力の高さを象徴するような最先端技術や、日本人ならではの独創的な発想に、インバウンドは高い関心を示す傾向にあるため、インバウンド誘致の際には頭に入れておくとよいでしょう。
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<参照>
- ITmedia ビジネス:「変なホテル」2号棟、舞浜にオープン 7人で100室運営
- トラベル Watch:「変なホテル 舞浜 東京ベイ」が千葉県浦安市にオープン
- ロボスタ:「変なホテル」2店舗目が本日舞浜にオープン!受付には2体の恐竜ロボット、全客室に「Tapia」
- BBC:Five things about Japan’s robot hotel
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